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(回答先: Re: でも靖国神社には墓も位牌も無いよ。道教と神道の違い、分かってる? 投稿者 Sirent Tears 日時 2006 年 8 月 18 日 23:58:50)
> 俺の伯父さんもフィリピンで戦死しているが、その墓は母の実家で供養している。
http://www.asyura2.com/0601/cult3/msg/315.html
遺骸もないのに墓がある。これは、埋墓(うめばか)・祀墓(まつりばか)といふ列島倭族に独特のものの延長線というか応用編ですね。
今でも西日本に風習が残っている地域もありますが、死者は普段は人が行かない奥まった墓地に埋葬し、死後儀礼は人家に近い場所の祀墓という(遺骸がない)儀礼専用の墓で行うものです。
これの変形というか発展形が、自宅内に設ける神棚や仏壇ですね。
旅先で亡くなった霊も同じことです。決死で旅に出る場合は髪や爪を残していく場合もありますが。
>確かに神社では神さんに向かってお祈りするが、あくまで「祈る場所」であって
>神社に神様がいるのではない。
>
>これは伊勢神宮や出雲大社でも同じ事だ。
http://www.asyura2.com/0601/cult3/msg/315.html
これは、明らかに神道にたいする無知ですね。
神社には、社殿があるのが通常です。(三輪神社は社殿がない。→三輪神道)
社殿に何があるのか?と言えば、御神体があります。鏡や剣が多いですが、理論上(^^ゞは、鰯の頭が御神体つうこともあり得ます。
しかし、神道 の御神体 は、神様 そのものではありません 。あれ は神の寄り代(よりしろ ) です 。
寄り代は、まさに神が寄る場所であり、いわば神の座る場所です。
人(通常は神官)が寄り代の前で呼びかけることにより、神が御出でになる場所が寄り代=御神体なのです。
通称三輪神社は正式には大神神社(おおみわじんじゃ)ですが、ここの場合は御神体は社屋(拝殿)の奥の三輪山という小山であり、拝殿で神主が祝詞をあげると神は三輪山に降り立ちます。
「社殿」と「拝殿」とは違います。
「社殿」は神のいます場所であり、「拝殿」は人間が神に祈る場所です。もちろん、拝殿のない神社(村の祠等)は無数にありますね。
>一方、古代呪術の時代から「魂を封印する方法」というものも存在する。ただし
>その為には遺体、つまり墓が必要なんだ。
>
>ちなみに位牌は儒教が起源で、鎌倉時代に禅僧によって中国から伝わった。
>
>「平将門の首塚」等はその代表例だ。
http://www.asyura2.com/0601/cult3/msg/315.html
こういうところが、土俗道教的発想ですね。
「魂を封印する」のに、なんで遺体が必要なのでしょうかね?京都の八幡宮は菅原道真の死体を切り取って持ってきたのかしら?同じく八坂神社は、スサノオノミコトの死骸を持ってきたのかしら?(苦笑)
>また、墓を破壊する事でその子孫に呪いをかける方法もある。困ったことに、
>某巨大宗教政治団体が傘下にその手の「特殊部隊」を持っていたりする。
http://www.asyura2.com/0601/cult3/msg/315.html
こういう考えも神道には無縁でしょうね。
ちなみに、神道では遺骸を葬った所は「墓」とはいいません。「奥つ城(おくつき」と言います。
(真偽は別にして)天皇家の陵墓のほとんどが「奥つ城(おくつき」で、通常は「陵(みささぎ)」と呼ばれます。
> 要するに、
>「靖国神社に英霊の魂が閉じ込められている」なんて批判するのはとんでもない勘違いなんだ。
>
>実際にやるなら墓を作らないといけない。
http://www.asyura2.com/0601/cult3/msg/315.html
靖国神社は、神道には先例のない「招魂社」であり、神道には例のない<死者の魂を招きよせる施設>です。
墓は不要ですね。