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(回答先: 不老不死研究所のラインナップ 投稿者 姫 日時 2006 年 6 月 28 日 00:11:06)
てんかん
http://www.child-clinic.jp/disease/iroiro/epilepsy/epi1.htm
●てんかんとは何か?
脳は神経組織の集まったものですが、その伝達は微細な電気信号によって行われています。ところが、脳の一部に異常な電気的活動が生じると、脳に勝手な伝達が伝わって様々な発作を起こします。そのような病気をてんかんとよびます。
もう少し詳しく説明すると、例えばWHOから刊行されているてんかん事典の定義では「種々の病因によってもたらされる慢性の脳疾患であって、大脳ニューロンの過剰な放電から由来する反復性の発作(てんかん発作)を主徴とし、それに変異にとんだ臨床症状および検査所見をしめすもの」とされています。
てんかん発作として代表的なものとしてけいれんがありますが、「けいれん」=「てんかん」ではありません。たとえば脳虚血発作は脳の虚血によっておこるもので「過剰な放電」が原因でないためてんかんではなく、熱性けいれんなどの発熱したときだけという特定の機会にのみに発生するものもてんかんではなく、脳炎や頭部外傷によっておこる急性期のけいれんは「慢性の脳の疾患」でないためてんかんではありません。
ですから、けいれんなどのてんかんを疑わせる症状があったとき、まず最初にすべきことはてんかんかてんかんでないのかという区別をすることが大切です。
てんかんと区別する必要がある非てんかん性の病気として代表的なものをあげると次のようなものがあります。
失神発作、一過性脳虚血発作、片頭痛、多発性硬化症、ナルコレプシー、入眠時・夜間ミオクローヌス、発作性運動起因性ジスキネジア、顔面けいれん、良性発作性めまい、低血糖発作、熱性けいれん、憤怒けいれん、良性乳児けいれん、急性脳炎・髄膜炎、頭部外傷・頭蓋内出血など
●脳波
てんかんと診断するための検査器具として、現在では様々なものが開発・応用されていますが、もっとも一般的な検査が脳波です。それ以外の検査は、脳波だけでは診断や治療に対してはっきりしないような場合に主に行われます。
脳の活動が電気的活動であることは先に述べましたが、脳波はその電位を記録するものです。頭に電極を貼って脳から出ている電位を記録するわけです。しかし、脳から出ている電位というのは非常に微細であるため、動いている状態では筋肉の動きなどが邪魔をしてうまく記録できません。安静時にとることが大切ですが、なかなか子どもはじっとしてくれないので、基本的には眠っている状態で記録します。睡眠時の方が異常波が出やすいということもあります。自然睡眠で記録することが理想ですが、小さい子どもでは睡眠導入薬を使用することもあります。ただし、あまり強い鎮静剤だと脳波に影響してしまうので、使用するのはあまり強くない薬です。
発作時の脳波が記録できれば最も診断が確実になりますが、実際にはなかなか困難です。しかし、てんかんの人は発作がないときにも脳波ではてんかんに特異的な電位が出ていることが多いので、それがないかどうかをみることが脳波の目的です。ただし、てんかんの種類によっては発作のないときには異常波が出にくいものや、異常波の頻度が少ないもの、異常が脳の深いところにあって頭蓋骨を通した頭の上からの電極からでは記録できないものなどがあり、一度の脳波では診断できないこともあります。その場合には何度か定期的に検査したり、症状からてんかんであることが明らかなものでは専門病院で脳波以外の検査が必要になることがあります。
脳の中の“小さな電池”はどこ?
http://www.mathforum.jp/uservisit/29chibakodai.html
脳の中の“小さな電池”はどこ?
その正確な位置を「逆問題」で知る
脳波を詳しく知ることができれば、脳の治療を安全に行えるなどいろいろなメリットがある。鍵を握るのは、脳波の発生源である頭の中の「小さな電池」。それを調べるための方法が「逆問題」だ。
千葉工業大学 電気電子情報工学科 岡本良夫氏
●脳波のデータを解析する「逆問題」とは?
人間や動物の脳の中で生じる電気活動を頭皮上の電位変化として測定したものを「脳波」という。脳波の存在は広く知られているが、それがどのように発生しているのかを詳しく知るのは難しい。これまでさまざまな方法が試みられてきたが、岡本氏は測定された脳波のデータを「逆問題」という手法で解析し、その発生源の位置を簡単に推測できるソフトウエアの研究開発に取り組んでいる。
「脳が活動すると、脳の中に小さな“電池”のようなものが発生して、それが電気をつくります。この電池を『ダイポール』といいますが、大まかには脳波の正体と考えて差し支えありません。ダイポールを調べることで脳の活動を解明できるのですが、脳は骨と皮膚で囲まれているので、その位置を正確に知るのは難しいといわれてきました」と岡本氏。
●簡単に扱えるソフトウェアの開発をめざして
ダイポールの位置や大きさを推定するためにはいくつかの方法がある。機能的核磁共鳴撮影法(fMRI)や陽電子断層撮影法(PET)は、脳の中での血流や糖代謝の空間分布をミリメートル単位で計測できるという長所があるが、血流や糖代謝にはあるていどの時間がかかるので、数秒から数十秒単位の脳活動しか計測できない。一方、脳波(EEG)や脳磁図(MEG)は、頭の表面で計測する電位や磁場の分布から脳の中での電位発生源の分布を推測しなければならないという問題(脳電位逆問題、脳磁場逆問題)はあるが、100分の1秒単位で脳活動を計測することができるという長所がある。EEGでは頭蓋骨の存在が逆問題の解析を難しくしているのに対し、MEGでは頭蓋骨は問題にならない。しかしMEGには脳の深部の起電力を計測しにくいこと、装置が大型で高価であること、被験者の拘束が大きいことなどの短所がある。岡本氏が取り組んでいるのは、頭蓋骨の存在を組み込んでEEGからダイポールを推定する新しい方法だ。
その実現に向け、現在は昭和大学医学部の本間生夫氏と共同研究を行っているという。本間氏が脳波を測定し、岡本氏は脳波を解析するソフトウエアの構築を担当している。完成すれば、MEG計測装置などと比較してかなり安価な「デジタル脳波計」などと組み合わせ、脳に関連した疾患を簡単に診断できるようになるという。このソフトウエアは「Brain Space Navigator」という名前で商品化される予定で、現在、すでにベータテストが開始されている。
Brain Space Navigatorの開発には、Mathematicaも一役買っている。岡本氏は、Mathematicaが「NeXT(ネクスト)」というコンピューターにバンドルされていたころ、つまり20年近く前からのベテランユーザーだ。「小規模なシュミレーションを行ったり、それを可視化する際には、他の言語と比べて非常に短い記述ですむので、作業の効率化に役立っています」。
●脳機能の基礎研究にも使える
てんかん治療の場合、発火の位置を正確に知ることができれば、たとえば「ガンマナイフ(ガンマメス)」という機器でそれを焼き切ることによって、まったく頭蓋骨を開くことなく重篤な患者を治療できるようになるかもしれない。また、そうした臨床への応用以外にも、たとえば人が文字を読むときには脳のどの部分か働いているか調べるなど、脳機能の基礎研究にも使えると岡本氏は説明する。
Brain Space Navigatorは大規模な設備が必要ないため、これまで同様の装置を置くことができなかった小規模な医院や研究室でも導入し、医療や研究の質を高めることができるようになるだろう。Brain Space Navigatorが脳の疾患や機能を解き明かす日は、もう間もなくやってきそうだ。
ダイボールって電磁場??魂??
MKウルトラ、マインド・コントロール・原研の集大成だよな。沈黙の兵器がいよいよ全貌解明されるか??