★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ45 > 916.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Re: とは限りません。ボーリングのボールはピンを飛ばして止まりますか? 投稿者 avancaran 日時 2006 年 9 月 17 日 21:09:32)
やれやれ、高校物理の解説までせなならんか?
高校程度の物理では、運動量の保存を勉強する際に、極めて非現実的な仮定をします。物体を、質量だけがあった大きさの無い「質点」をみなして、その仮定の元に推論と計算を行います。
この場合、運動方向を示す直線の上に二つの物体の重心があることになります。さらに大きさも部分もありませんので、実際に存在する可視的な物体では当たり前の、様々な硬度や強度や比重を持った部分が混在する、というようなことは考えません。
ただ、運動エネルギーが消耗される非弾性衝突は考えます。完全な弾性衝突は可視的な物体では事実上存在しないと言って良いでしょう。(分子、原子のレベルには存在します。)
さて、もしも質量の等しい二つの質点が完全弾性衝突を行った、とします。これならぶつかった方の物体が止まり、運動量もエネルギーも保存される(つまりぶつかられた質点が先の質点と同じ速度で同じ方向で走り出すことになります。)
現実にはそのようなことはありません。鋼鉄の球をカンカンとぶつけ合う玩具がありますが、あれでも厳密に言えば非弾性衝突です。
実際に存在する物体では質量や材質の違いによって、跳ね返る場合もあり速度を落としながらそのまま前進する場合もあり、あるいは引っ付いて二つで前進する場合もあります。この点は、ただし質点同士と見なしてですが、日本の高校物理でも「運動量保存の法則」で習っているはずです。また異なる方向に向かう場合、ぶつけられたものが二つ以上に分裂する場合も参考書などにはあるはずです。
あとはご自分で勉強してください。
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ45掲示板