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□<元ナチ告白>ノーベル文学賞作家の自伝、売れ行き好調 [毎日新聞]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/writer/story/04mainichiF0904e026/
<元ナチ告白>ノーベル文学賞作家の自伝、売れ行き好調 (毎日新聞)
【ベルリン斎藤義彦】ノーベル文学賞作家のギュンター・グラス氏(78)が先月、自伝の出版を機にヒトラー親衛隊に所属していた過去を告白した問題で、ドイツではグラス氏への厳しい批判が続く一方、自伝は好調な売れ行きを続けている。告白の背景にはメディアによる演出もあったようだが、なぜ告白を決心したのかは謎のままだ。
グラス氏が親衛隊軍事部門に所属した過去を記した自伝「タマネギをむきながら」は、8月下旬の発売直後にベストセラーに躍り出た。出版したシュタイドル社によると20万部を突破し、今後も部数を伸ばす気配だ。
背景には「演出」がある。フランクフルター・アルゲマイネ紙は8月12日、同氏とのインタビューを特集で報道。「告白に驚いた」と記し、出版社も9月の発売を前倒しした。
ところがその後、同紙が今年4月には告白を知っていたことが判明。読書シーズンを狙った販売戦略で、同紙も「過去を隠した」と批判された。同紙は「グラス氏に黙っているよう頼まれた」と釈明している。
グラス氏と同じ部隊に所属していたビルフリート・シュターツさん(80)は、「我々の部隊は犯罪行為はしていない」と話す。それでもグラス氏が批判されるのは、同氏が戦後左派言論人の代表格で、ナチや戦後保守政治を厳しく批判する「道徳の番人」だったからだ。
出身地グダニスク市(現ポーランド領)への手紙では「この年になってようやく(過去を)より包括的に伝える形式を見つけた」と記し、高齢が告白の理由と示唆している。
グラス氏と同じ文芸グループに所属していた批評家のヨアヒム・カイザー氏(77)は「もっと前に告白していたらノーベル賞もなかった。今なら自分で話しても大した話題にならないと思ったのでは」と話している。
[毎日新聞9月4日]
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