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「この世は舞台で人間は全て役者」
有名なシェイクスピアの言葉だが、シェイクスピア作品は、彼自らがキリストの洗礼を受けたというだけあって、聖書に因んだ言葉が巧みに利用されている。
(例)
ヴェニスの商人
『はめたつもりがはめられて
−この世は罠でできている
ヴェニスの商人 シャイロックは多額の借金のカタに商敵アントーニオの心臓の肉1ポンドを要求するが「ただし、血は一滴も流さず」という有名なとんちに屈し全てを失い海に身を投げる。
その夜、平和と繁栄の都ヴェニスには陥れられたあきんどの復讐の嵐が迫っていた。 』
*聖書では肉に生きるのを軽蔑し、霊の導きによって生きるべきだとしている。
ジュリアス・シーザー
『武人として、文人として、政治家として、そのいずれの方面においても、古代第一流
の名声を残した、シーザー。 紀元前46年にローマ帝国を統一した後、独裁に走った
ため、ブルータスらに暗殺された。 「ブルータス、お前もか」
物語は暗殺の前夜に始まり、シーザーの後継争いの戦争、その戦いに敗れたブ
ルータスの最後までを描いた悲劇。
ローマ市民の支持を得るため、シーザー暗殺の理由を演説するブルータスに続い
て、シーザーの支持者であったアントニーが、「シーザー追悼」の名目で演壇に立つ。
中途で演説を妨げるスキを与えないために、「ブルータスは公明正大の士である」と
いう文句を挟みながら、ローマ市民を「反ブルータス」へと導いていく、そのアントニーの演説は巧妙を極める。』
*裏切り者や寝返りを厳しく非難している。宗教特有の説教とも言えなくもない。
演説の巧妙さではイエスがいる。彼の素晴らしかったところは人心掌握だと評価するものも多い。そして、原理主義(古ければいい)という競争なのか、カエサルが紀元前100年、イエスが紀元前4年生まれだ。元祖はパックス・ロマーナなのか。しかしながら、メソポタミア文明という紀元前4000年の強豪が現れた。聖書通りに元の所有者に返せというなら、メソポタミアに返せばいいのだ。しかし、ユダヤに奪われたというのだ。日本人から見てみれば、戦国時代のようなオセロゲームが民族の垣根を越えて行われているという壮大なスケールだが、これも核開発競争のように、宗教の自由で、インナーサークルを危害を与えなければいくらでも膨らましていいという、建国運動の自由にも思える。
似たような人心掌握で、最後の将軍徳川家を書いた司馬遼太郎は作品の中で議会で孤立し、裏切りにあった悲劇の将軍の最後を描いている。結末がシーザーの物語に似ている。シェイクスピアより遥かに後発なのが司馬遼太郎だ。アジア大陸の侵略の歴史である邪馬台国は物語をモチーフにしてると烙印が押されてしまった。シェイクスピアこそ寓話だろう。なぜあれだけの大舞台で役者が大移動を果しているのか、当時の武将たちに纏わるエピソードを繋ぎ合わせたら、こうなったのか、それとも英雄伝の後乗せか。メソポタミアに至っては絶滅した士族の武勇伝だというから、100%寓話とされてもおかしくない。
ヨン様ブームは殆どサクラだと考えているが、天皇の式典行事には、親衛隊が凱旋を固めていることだろう。天皇から扇動員という仕事を貰うものたちはご主人様に忠実だ。ヨン様の親衛隊とどこが違うんだろうか、歴史的スケールだろうか?ヨン様人気は本物だと言うなら、歴史にそう書かれるだろう。気が付いたら、こんなまやかしの世界にいたというなら理解出来よう。
インナーサークルによって歴史が動かされ、人心を掌握した指導者が誕生したというなら真実になるだろう。これ以外の真実を人々は保有してるだろうか。いつだって扇動員たちが紡いできた歴史であり、市場は、どんな史書でもいいから、需要を掘り起こして欲しいと願っているはずだ。いつだって債務超過でその歴史に幕が降りる。悲劇の物語を共有している。
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