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この春NYに旅行した時セントラルパークで立ち聞きした話やで。時差ぼけで眠くてたまらんかったもんで、茂みの中で昼寝しとったんや(そやから厳密には立ち聞きいうより寝聞きやったのやが)。うとうとしてる所で耳に飛び込んで来たんが妙な会話や。まあ聞いとくれやっしゃ。どうもベンチでサンドイッチ食べながら即席の会議やっとったようなのや。(ローストビーフとホースラディッシュの臭いで分かったのや)
声A:「ところでプロジェクトHはうまくいってるか?」
声B:「は、各種のウェブサイトで同時多発的に流させてます。」
声A:「タビーの戦略はいつもポイントついてるなあ。」
声B:「全くですね、ボス。」
声A:「例の頑固もんの学者連中が911の話を蒸し返して以来、うっとおしい疑惑説が広まりかけていたからなあ。奴らをDISCREDITするには大衆がいっぺんで不信感を持つような、うさんくさいELEMENTを植え込んで謀略説全体を葬ってしまう、という戦略は確かに古典的ではあるが正鵠を射ておるよ。」
声B:「いやあ、タビーの連中はBRITS(英国人の俗称)ながら、侮れない戦略志向の持ち主ばかりですからねー。あいつらの徹底した悪の論理には脱帽ですよ。」
声A:「いや悪だという認識はないんだよ。分割統治(DIVIDE AND RULE)は大英帝国以来BRITSの基本的な経営哲学なのさ。」
声B:「全くですね、ボス。水爆説が出てくると、謀略説を信じようという気になっていた信念のない大衆はいっぺんでトンデモ(CRAZY)じゃねえか。これならアホなブッシュの方がまだましだ、ってえ話になりますからねえ。」
声A:「だって水爆なんか使う意味全くないもんな。オレが911の謀略を追求する側だったら、まず意図的にWTCをデモリッシュした事実だけに集中するだろうね。だって水爆使ったかどうかはネオコンの言いがかり侵略・略奪戦略の実行には、本質には何の関係もないからね。サーマイトだろうが核爆弾だろうがどっちでもいいことなんだよ。911を悪用して利権を奪取したことだけが本来問題となるべきだわな。」
声B:「いやですよ。ボス。連中みたいな口調になってますよ。」
声A:「いやすまんすまん。やっぱり敵を知るには、敵の立場になって考えてみんとな。まあいずれにしろ水爆説が結構面白いもんだから、オカルト好きな連中まで911真相追求運動に入り込んで焦点がおおボケになるところが狙い目なんだねえ、これが。それに連中の内部で意見と対立を巻き起こすことになるしな。」
声B:「それこそ分割統治ですね。」
声A:「それにしてもサーマイトで何の問題もなく仕事は片づくのに、たとえ出来たとしたって、何万倍もコストのかかるマイクロ水爆とやらを使うほどネオコンは金に甘くはないんだよ。911でも何でも本質的にはビジネスなんだから。」
声B:「ホントですね。奴らの無知ぶりにはどうも笑っちゃいますね。グハハ。」
まあこんなもんやった。どうもタビーっていうのはタビストックのようにも聞こえるんやがな。
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