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(回答先: 猫談義 投稿者 haru 日時 2006 年 8 月 21 日 20:28:08)
幼い頃、実家の田舎で見た光景です。
雪の降り積もる静かな夜、3匹の子猫が母猫の乳を吸っていました。
立て掛けてある材木の切り口だけを保護する庇の下で、彼らは半分雪に埋まりかけていた。それでも母猫は3匹を守っていましたね。
近づけば逃げるし、悪戯な労力が彼らにかかるので、何も出来ず家に帰り、暖かい布団の中で幸せな自分と彼らを対比しました。初めて悲しみを怒りが凌駕する瞬間でした。
大人になったら、見捨てはしない。
以来、出会った犬猫とは全て関わっています。
半分の子猫は保護中に色んな死に方をします。
もともと風邪などがこじれている身体だから。でもその臨終の間際の私に向ける眼差しはきれいですよ。悲しいくらいに。
殺した事も3度、10匹ほどあります。
飼う事も不可能な状況でも、通り過ぎる事が出来なくて。
誰かに拾われる確立もありますが、無用な生の苦しみをこれから味わう確立の方が圧倒的に高いと判断して。
殺しの罪も悲しみも引き受けて、彼らに確率の高い楽を、と言う事でした。
一度目。一瞬で絶命させようと色々思案。でも遺体の損傷が激しい殺し方は、あまりにも生を冒涜するようで出来ず、3匹並べて首に鉄棒を渡し、一気に押しました。首の骨が折れる音がしました。しかし絶命するまでに30分もかかりました。
激しく後悔しました。
2度目。3度目。違う方法でしたがどれも30分以上苦しませてしまいました。
生とはこれほどに強く、荘厳なものなのかと言う事を、痛いほどに感じました。
今はこんな悲しみを味わいたく無いので、避妊虚勢派です。
>通り過ぎる事も坂東眞砂子さんの様な方がおられて、少し安心いたしました。
どうでしょうね。張った乳を吸ってくれる、愛でる子を奪われた母猫の思いには触れていませんし、私は激しく怒りを感じますね。
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