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(回答先: 「陰謀でもなく、日航機は撃墜されたとしか思えない」 日航ジャンボ機墜落事故（１９８５年）特別インタビュ―◎安部譲二 投稿者 黄昏時のパルチザン兵士 日時 2006 年 8 月 14 日 14:16:23)
『日本怪死人列伝』、これはハードカバーで出ていた時、書店で立ち読みしたことがありました。
個人的な感想としてはやはり、想像で話している部分が多いし（証拠が出てこないのだから、致し方ないが）、事実誤認の部分もあって、ちょっとな・・・という所ですかね。
>安部さんが言う通り、ボイスレコ―ダ―の全ては公開されていない。
全ては、ではなく一切公開されていないのです（公式には）。ダビングテープは非公式なルートからリークされたもの。
>酸素マスクを装着していた遺体はひとつもない。
墜落時点での高度では必要ないですからね。ただ、客室では酸素マスクは出ているし、客室乗務員がマスクの使い方を教えている様子を捉えた写真も存在します。
ただこれは、マスクが衝撃で落下した、と考えることも可能ですので。
まあ、急減圧は無かった、という点は間違いの無いところでしょうが。
>「航空機の尾翼は、戦闘と、（衝突の）事故以外で壊れたことは、プロペラ時代も含めて、ライト兄弟以来、一回もないんですよ。（以下略）」
B52が、垂直尾翼を失った状態で帰還した例があるので、これは安部氏の間違いである。
>米軍機だけだよ。やんないのは。
航空ファンから聞いたところによると、民間機にちょっかいを出すのは、米軍機でも「よくあること」と、言っていましたが、ま、これは又聞きに近いものなので、何とも。
>あの場合、海に不時着することを考えるのが普通なんですよ
操縦不能な機体をどうやって不時着させようと言うのだろうか。
>１２３便の操縦士は横田か福生に降りようとしていたと思うんですよ
クルーが羽田に戻るリクエストをしているのは交信記録に残っています。
一方、横田からは着陸可能な旨呼びかけていますが、これには応答していません。
>１２３便は海ではなく、山の方に故意に誘導されたと安部さんは主張する。
操縦不能な機体をどうやって故意に誘導するのだろうか。
ロープでも使って引っ張っていったとでも言うのだろうか。
>「自衛隊の浜松基地から２機の戦闘機（Ｆ１４）が発進してるんですよ。どの時点で撃墜するためのミサイルをぶっ放したか、僕は分かりません」
異常事態からわずかに30分弱。その間にどういうルートで話が伝わり、「撃墜」を決定し、伝えたというのだろうか？日本の官僚機構がそれ程速くこんなリスキーな事を決定できるのだろうか？私にはそうは思えないのだが。
「オレンジ色の物体」の話は聞いたことがあるが、仮にそれが無人標的機だったとして、相模湾上空で衝突したあとずっとJAL123便の機体にくっついて御巣鷹の尾根まで飛んでいくものなのだろうか？
>日航機の事故は必ず書く。これはライフワ―クだと公言しているんです
結構なことだが、今度はもう少しちゃんと調べて、立ち読みで終わらないような本にして欲しいとも思う。
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