★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ45 > 410.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□亀田騒動に日本の文化 19歳の新チャンプ [日刊スポーツ]
※この投稿はあくまで情報提供が目的であり,投稿者の立場や意見,思想などとは関係ありません
http://topics.sports.livedoor.com/article/detail-3645404.html
亀田騒動に日本の文化 19歳の新チャンプ
亀田ブームと亀田バッシングは、日本文化の象徴である。放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏が、鋭く指摘した。WBA世界ライトフライ級王者の亀田興毅(19=協栄)の世界戦は、なぜあれほど世間の注目を集めるのか。デーブ氏は、テレビを通じて日本に定着した独特の文化に要因があると分析する。
デーブ氏「日本人は苦労する姿を見るのが大好きだよね。すし職人が一人前になるには10年かかるといわれるし、『あしたのジョー』や『巨人の星』といったスポ根アニメも人気があった。『苦は楽のため』と言う。米国人は最初から楽な方がいいという考え。同時にプライベートをのぞき見るのも大好きなんですよ。お宅拝見なんてほかの国ではないでしょう」
もともと日本人が好きな「スポ根」を再現しているのが亀田一家。それが人気につながっているという。なぜスポ根が好きなのか。ルーツは意外なところにあるとデーブ氏は指摘する。
デーブ氏「すべて仏教から由来している。気が緩んだ状態で座禅を組んでいると後ろからたたかれる。日本では師匠や上下関係が重視され、スパルタ教育の中で生き抜くことがいいとされる。米映画『ロッキー』もスポ根ではあるけれど、練習は孤独。他人が入ってくることはない」
一方で世界戦の微妙な判定で噴き出したバッシングについては、テレビ局の過剰演出による反発だと外国人の目から分析する。
デーブ氏「瞬間最高視聴率が50%以上。格闘技をこれだけ見るのは日本人だけ。米国ではボクシングのアリやタイソン全盛時代も興味のない人にまで興味を持たせようとはしていない。でも、日本は試合を放送するだけというわけにはいかなくなっている。深入りして演出にまで凝って、視聴者の感動を呼ぼう、感情を操ろうとした。その分だけ反発が大きくなった」
さらに日本社会全体が病んでいた時期だったことが、亀田批判に拍車を掛けたと力説する。
デーブ氏「サッカーW杯の敗退や、結果的には優勝したけれど野球のWBCでの基準が見えない判定…。この1年間、日本中にフラストレーションがたまっていた。同じように注目を集めた亀田まであのような結果になり、不満が爆発した。勝っても負けても、スッキリとした形で終わればよかった。ジャッジが3人しかいないのも日本には合わない。ものまね番組でも十数人が採点するでしょう。大勢で判断されると納得するのが、日本の文化になっている」
爆発させたい感情の矛先が、たまたま亀田だった。それでも選んだ道を突き進む亀田には、ニートなど日本が抱える新たな問題を吹き飛ばす力があるとも主張する。昔懐しい本来の日本人を体現する姿が、共感と反発を呼び起こしている。【高田文太】
2006年08月10日 09時32分
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ45掲示板