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(回答先: Re: 冗談ではなく真面目に 開戦こそが日本を敗戦に追い込んだ最大要因。(本文はほんの少し) 投稿者 gataro 日時 2006 年 8 月 08 日 16:55:35)
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/2773.gif
上記地図のとおり、マリアナ諸島を要塞化して陸兵を詰め込んでも、あるいは「ゼロ戦」や「隼」を大挙投入して<浮沈航空母艦>にしても、マリアナ、パラオ、ヤップに囲まれた内海(地中海)に出来なければ意味はない。
米軍の主攻は、マリアナ〜小笠原方面と、豪州〜ニューギニア〜フィリッピン方面の二方向だった。すなわち、二方向作戦が出来るほど軍備に余裕があった。
マリアナ〜小笠原方面が防衛できたとしても、守備兵は置き捨てにされて飢え死にするのがせいぜいだったろう。第一、そんな線を守っても、石油も鉄もアルミも手に入らない。(苦笑)
対米英戦争は、海戦の時点から勝算はなかった。あったのは、<如何に巧く負けるか?>という命題しかない戦争であったと言える。
あるいは、<勝てないけど、負けない終戦>という言い方かもしれない。
なぜなら、ワシントンやロンドンに攻め入ることは不可能であり、<ドイツが勝ったら、相乗り勝利>という程度しか勝利条件がないからである。
陸軍首脳も、海軍首脳も、そういう条件で昭和天皇の裁可を受けた。このことは、真珠湾攻撃命令を受けた山本五十六将軍が「半年や一年は暴れまくって見せますが、その後の<収め方>はよろしく頼む」と言ったことでも明らかだろう。
もっとも、この将軍も宝の使い方も知らないアホだったから半年後のミッドウェーで惨敗したが・・・
国家にとっても、民族にとっても、勝てぬ戦争をせねばならない時もあるだろう。しかしねぇ、国家的視点を持つべき軍部(軍隊の上部)としては、<勝てない戦争なら、せめて負けない戦争>を考えるべきだろうね。
<負けない戦争>の方法も考えられず、昭和天皇への御約束を反故にした軍人どもは、戦前の史観から見ても<国賊>であり<逆賊>なのである。
国賊や逆賊の罪の軽重分類などやっても仕方あるまいとおもうなりけり。
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