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文学や音楽、美術、写真などの著作権の保護期間を現行の著作者の死後50年間から、欧米並みの70年間への延長を求めていくことで関係団体の意見が一致した。
9月中にも共同声明をまとめ、文化庁に著作権法の改正を要望する。
同庁は声明や利用者側の意見も踏まえ、来年度中にも文化審議会の著作権分科会に諮り、法改正を目指すとしている。
国内の著作権の保護期間を巡っては、日本の映画やアニメの人気が海外で高いことから、国際競争力を伸ばすなどの趣旨で2004年、映画のみ欧米並みの公表後70年間に延長された。
一方、その他の個人の著作物については、死後50年間のまま残されており、欧米では著作者の死後70年が標準となってきたことや、政府が唱えている「知的財産立国」の視点からも保護期間の延長が急務、とする声が上がっていた。
このため、日本文芸家協会や日本音楽著作権協会、日本美術家連盟、日本写真著作権協会など関係14団体は今月上旬、東京で懇談会を開催。「最近は日本の文芸作品や音楽も海外で親しまれるようになった。日本だけ保護期間が短いのは問題」「欧米で70年保護される文学作品が、日本では作家に無断で翻訳されてしまうなどの不都合が生じる」といった声が相次ぎ、「70年保護」で意見がまとまった。
日本漫画家協会なども趣旨に賛同している。また発表後50年保護となっている団体名義の著作物についても、今後検討する。
今年、死後50年が経過するのは詩人の高村光太郎や歌人・会津八一など。来年は評論家の徳富蘇峰ら。08年には、日本画家の横山大観、09年には俳人の高浜虚子、作家の永井荷風が没後50年となる。ほかに著名な作家では三島由紀夫が2020年、川端康成は2022年に死後50年を迎える。
(2006年7月23日3時5分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060723i101.htm
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