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(回答先: [民主主義の危機]安倍式のセレブな「先制攻撃・核武装」論で霞む日本の二つの真相(改題記事) 投稿者 鷹眼乃見物 日時 2006 年 7 月 15 日 09:25:46)
[コメント&レス]の続きです。
to → [2006-07-15付、toxandoriaの日記/ 安倍式のセレブな「先制攻撃・核武装」論で霞む日本の二つの真相(改題記事)]
# 減りとロープの小部屋
『少し前に遺伝子組み換えに関するエントリーに書きましたが、都合の悪い結果が出そうな研究には研究費が出ない、などのことがあるようで、他の分野についても同じことが類推できます。
目先はそれでよくとも、長いスパンで見ると、すべてに関して、そのような態度では、とても日本がたちゆかなくなる日が来るのではないかと懸念されます。』
# toxandoria 『“減りとロープの小部屋”さま、コメントありがとうございます。
やはり、遺伝子組み換えの分野でもそうですか・・・。科研費などの予算配分でも、国にとって、あるいは政治力を持つ企業等にとって都合の悪い結果が予想される研究(既得権益を侵す恐れがある)には予算がつかないということを聞いたことがあります。
今や、遺伝子組み換え作物をほぼ独占するモンサント社などの独善的な横暴(特許権を使った自然農法への法的な圧力など)がますます目に余るようになっていますが、日本の国立研究機関でもイネに対する遺伝子操作の研究(抗菌物質ディフェンシエンシンのイネへの組み込み実験など)が行われているようであり、この分野でも重大な国策の根本的誤りが懸念されます。
他方、その生命科学の世界ではノンコーディングRNAやイントロンなど遺伝子上のジャンク部分の役割の大きさが認識されるにつれて、セントラルドグマが塗り替えられる可能性がでてきているようですね。
古川和男氏は著書「『原発』革命」の終章の最後で次のように書いています。
・・・「新しいよりよい道を探し、再出発しよう」という彼(デビッド・E・リリエンソール/米国初代の原子力委員長/水爆製造に反対して辞職したあと、自由人として核エネルギーの平和利用の健全化に取り組んだ)の提言に、科学者のひとりとして返答を試みたのが、この「トリウム熔融塩核エネルギー協働システム」の提案と考えている。再出発の際の警告として彼は言う、「核エネルギーについての最終決定は、科学者が下すのではなく、われわれの社会の、あらゆる主要な社会問題を決定する立場にある人々によってなされなければならない」と。社会全員の命運すべてが関わるからであり、全く同感である。科学者もまた市民である。』
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