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“東京ドリフト”の影響で路上レース? 無謀運転で王族巻き添え [ベリタ通信]
http://www.asyura2.com/0601/bd45/msg/139.html
投稿者 white 日時 2006 年 7 月 10 日 00:25:05: QYBiAyr6jr5Ac
 

□“東京ドリフト”の影響で路上レース? 無謀運転で王族巻き添え [ベリタ通信]

 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2181244/detail

“東京ドリフト”の影響で路上レース? 無謀運転で王族巻き添え

 米カリフォルニア州のロサンゼルスや東京で撮影され、激しい路上レースが売り物になっている米映画「The Fast and the Furious: Tokyo Drift」(ユニバーサル映画)に魅せられた18歳の少女が、路上レース中に南太平洋のトンガ王国の王室関係者ら3人を事故に巻き込んで死亡させる事故を起こした。少女は警察に逮捕され、涙を流して改悛の情をみせたが、後の祭り。裁判所は保釈金を300万ドル(約3億4000万円)と決め、交通事故絡みの額としては異例の高さとなった。(ベリタ通信=有馬洋行)

 各種報道によると、事故が起きたのは、7月5日午後9時ごろ。同州サンフランシスコ郊外の高速道路で、時速160キロ近くを出して黒のキャデラックと路上レースをしていた、エディス・デルガド容疑者(18)運転の1988年製の黒のムスタングが、追い抜こうとした。

 この際、ムスタングの右側を走行していたフォードのSUV(エクスプローラー)の左側面に接触。この衝撃でSUVはバランスが崩れ、数回回転しながら、天井を下にした逆さまの状態で道路右肩の側面に止まった。

 この事故で、SUVに乗っていたトンガ王国のトゥイペレハケ王子(56)とカイマナ妃(45)夫妻、それに運転手(36)が死亡した。3人はいずれもシートベルトを着用していたが、事故の衝撃は大きく、助けにはならなかった。デルガド容疑者は奇跡的に無傷だった。

 同容疑者は、6月から米国で公開されている「The Fast and the Furious: Tokyo Drift」のファンだという。坂道のカーブをタイヤをきしませながら走行する姿に魅了されていた。路上レースをしていたのは、映画の雰囲気を再現しようとしていたためとの見方もある。

 警察は、殺人、スピード違反の容疑で逮捕し、留置場に収容した。保釈金は一時30万ドルに設定されたが、デルガド容疑者は7日に開かれた審問で、罪状を否認。このためか、裁判所は保釈金を30万ドルから、一気に10倍の300万ドルに引き上げた。容疑者の母親は、涙ながらに法廷を後にした。

 通常、保釈金を高くするのは、留置場などから釈放された容疑者が「高飛び」などをすることを防ぐためという。今回異例の高額になったことについて、司法関係者は、無関係の人間を巻き込み、3人も死亡させた罪状の重さが影響しているとみている。裁判で有罪になれば、最高で禁固8年の刑になる。

 デルガド容疑者は地元の高校を卒業し、銀行の窓口で働いていた。犯罪歴はなく、事故当時、飲酒はしておらず、麻薬の使用もなかった。しかし、運転免許証は2月に取ったばかりだった。

 トゥイペレハケ王子夫妻は、米国在住のトンガ出身者との会合に出席するため米国を訪問していた。トンガでは、民主化改革が政治の焦点になっているが、死亡したトゥイペレハケ王子は、改革の中心的な役割を果たしていたという。

 今回の会合は、トンガの将来について、海外在住の出身者の意見を集約するのが目的だった。それだけに王子夫妻の突然の死に、関係者たちは一様に衝撃を受けている。ある関係者は「二人とも素晴らしい人だった。大変悲しい」と話している。


2006年07月10日00時07分


▽関連記事

□トンガ国王のおい夫妻、訪米中に高速道路で事故死 [読売新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060708-00000512-yom-int

トンガ国王のおい夫妻、訪米中に高速道路で事故死
 【ロサンゼルス=古沢由紀子】AP通信などが6日伝えたところによると、南太平洋の王国トンガの王族夫妻が5日夜、訪問先の米カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の高速道路で交通事故に巻き込まれ、死亡した。

 死亡したのは現国王のおいにあたるトゥイペレハケ王子(56)とカイマナ妃(46)。5日午後9時ごろ、地元在住の少女(18)が運転する車が夫妻の乗ったスポーツ用多目的車(SUV)を追い抜こうとして激突。SUVは横転し、夫妻と運転手が死亡した。

 王子は王室の改革派として知られ、同州在住のトンガ出身者と政治改革について意見交換するため訪米していた。
(読売新聞) - 7月8日19時52分更新


□ジャパニーズ・チューニング今昔物語 in USA

 http://www.webcg.net/WEBCG/essays/000018297.html

第122回:ジャパニーズ・チューニング今昔物語 in USA(前編)(桃田健史)

■意外と上手な演技と演出
2006年6月16日(金)、ダラス郊外の大型シネマコンプレックスのNo.5シアター。午後9時25分開演の上映にもかかわらず、客席はビッチリ埋まってしまった。『The Fast and the Furious』(邦題『ワイルドスピード』)の第三作、『TOKYO DRIFT』を観た。本日は同作品、全米一斉ロードショーの初日である。
私は以前、『DRIVEN(ドリヴン)』(主演:S・スタローン)の日本語版字幕監修を担当したこともある。自動車評論の一環としても、自動車走行シーンをウリとする映画は日米欧作品を問わず、必ず目を通すようにしている。
さて『TOKYO DRIFT』、日本での公開は2006年秋。ストーリー展開の詳細について綴るのは野暮なので控えておく。ただ、走行シーンについてのザックリとした感想は以下の通りだ。
CG(コンピューター・グラフィックス)のデキが、同シリーズ第一作、第二作に比べ、機材の進化で当然ながら数段レベルアップしている。そして、派手な走行シーンでも、あくまでも現実の物理現象に沿って表現されており、いわゆる“漫画チックなウソッぽさ”がなくて良い。また、ドリフト走行中の車内のシーンで、敵役、脇役、マドンナ役それぞれの“仮想の横G”に対する身のこなしが意外と上手いのに感心した。
実車での走行シーンでも、CGシーンとの差をあまり大きく感じないのがいい。昨年日本公開となった香港映画『頭文字(イニシャル)D』では、カースタントの名門・高橋レーシングによる見事な実写走行が話題となった。が、スピード感を出すために、いわゆる“早まわし”処理に違和感が出るシーンがある。対する『TOKYO DRIFT』のそれは自然体に見えた。

■舞台が東京なのはなぜ?
それにしても、「どうして今回、舞台が東京なのか?」
その回答文を、本作品の映画製作者/配給サイドは“紋切り型”で用意しているだろう。だが、私個人はこう考えている。
同シリーズ第一作が企画された90年代後半、アメリカ西海岸では日系チューニングのブームが始まっていた。正確に言えば、中古のホンダ車の改造ブーム。そのトレンドはまるでウィルスのように全米へと伝染していった。それは明らかに、社会現象化していった。
慌てたのは、米国の社会学者やマーケティング業界。「ジェネレーションX/Yによる購買行動はベビーブーマー世代とは異質な指向性を持って……」などと、新種の自動車ファン層の出現に解析を急いだ。
その当時、日本ではFF車チューニング&ドレスアップはマイナーな存在だった。だからこそ、『ワイルドスピード』による日本への逆輸入効果によって、スポコン(スポーツコンパクト)分野を日本で掘り起こそうとする流れが生まれた。日本人にとってアメリカでの日系チューニングブームは、寝耳に水だった。
(後編に続く)


 http://www.webcg.net/WEBCG/essays/000018306.html

第123回:ジャパニーズ・チューニング今昔物語 in USA(後編)(桃田健史)

■日本車カスタマイズはアメリカのオリジナルカルチャー
(前編からの続き)『The Fast and the Furious』(邦題:『ワイルドスピード』)第二作が公開された2003年頃になると、日系チューニングブームはすでに落ち着いていた。
「ランエボ」「インプレッサWRX/STI」などが続々と北米市場に正規上陸。“吊るし”のそれらは熱狂的ファンに大いに売れたが、わざわざ改造するほどの好き者はアメリカには少なかったのだ。
また、ブームの主要メンバーである、シャコタン&ドレスアップ&オーディオ・ドッカンドッカン系の、中古「シビック」「インテグラ」ユーザーたちの前に、「サイオン」なるクールな“吊るしのコンパクトカー”が登場した。
さらに、ドリフトについては、日本からの遠征組の単発イベントやら、アメリカ独自の興行主の登場やらで、一般TV/一般雑誌/新聞に「新種のショーがある」程度に扱われるようになっていた。がその後、全米各地の街角に“ドリ車”が急増することはなかった。
そして、2006年。LAでも、ここダラスでも、マイアミでも、NYでも、シカゴでも、中古ホンダ系改造車は壊滅的に減少した。たまにフリーウェイなどで見かけても、かなり程度が悪く、『90年代ブームのお下がり』を買い取ったような物が多い。かといって、ホンダが05年ラスベガスSEMAショーで大々的に演出した、新型「シビックSiクーペ」をベースとした改造車たちが街に自然発生するような“気配”もまだない。
対して、ちょいと大きめのホイールを履いた程度の「サイオンtC」(「カルディナ」ベースのFF2ドアハッチ)あたりが若年層の購買意欲をくすぐっている。
以上のように、90年代に火がついたアメリカでの一連の日系チューニングブームは終焉した。現在のアメリカの若者が日本車を買う/カスタマイズするという行為は、もはやブームの領域ではない。日本のカルチャーをアメリカナイズした“アメリカン・ジャパニーズ”という、オリジナルカルチャーとして定着している。

■ホンダからサイオンへ
こうした過去10年間弱の日系チューニングの変遷を総括するとこうなる。
「ホンダユーザーが作り上げた新種のアメリカン・ジャパニーズカルチャーを、トヨタが上手く本業ビジネスに結びつけた」
TMS(トヨタ・モーター・セールス:米国トヨタの販売本部)にはこういう言葉がある。「WAIT & SEE」。読んで字のごとく、じっくり待って見定める、という意味だ。
90年代に湧き上がったブームを、当初ホンダは迷惑がった。反社会的な改造、暴走行為はユーザー個人の趣味であって、それを後押しする筋合いはない、との態度だった。これはメーカーとしては当然の立場であると、当時私は解釈していた。だが、徐々にブームが社会現象化するなかで、ホンダは半ば、なし崩し的にチューニングを認めるようなってしまう。その状況を、トヨタは「WAIT & SEE」。そして絶妙のタイミングで、サイオンの仕掛けにGOをかけたのだ。
さて、こうした時代の流れを受けて、『The Fast and the Furious』第三作は、『TOKYO DRIFT』にたどり着いた。
第一作、第二作は、アメリカで芽生えようとしていた新しきカルチャーを描いていた。いわば、映画『アメリカン・グラフィティ』である。第三作は、本家日本でのジャパニーズカルチャーのデフォルメである。外国人が不慣れな異国で正義のために立ち回り、大活躍する物語。いわば、映画『クロコダイル・ダンディ』(オーストラリアの異端児が大都会ニューヨークに出没する話)と同じだ。
では、この第三作がアメリカでのドリフトブームを巻き起こすのか? 夏休み中であることもあり、同作品の上映中、館内の80%は10代中盤〜20代中盤が占めていた。きっと彼らの多くはこう言うのだろう。「グランツーリスモ(PS2のゲーム)より、迫力あるジャン」
“シャイ”で“こざとい”この世代が、両手をオイルまみれにしてドリ車をいじる姿を、私はどうしても想像できない。
(文と写真=桃田健史(IPN)/2006年6月)


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