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□「全力尽くす」オシム氏事実上の合意 [スポーツニッポン]
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/06/28/01.html
「全力尽くす」オシム氏事実上の合意
次期日本代表監督への就任が決定的な千葉のイビチャ・オシム監督(65)は27日、オーストリアのグラーツにある自宅で日本サッカー協会の田嶋幸三技術委員長(48)と最終的な交渉を行った。1時間20分の交渉は事実上“合意”に達し、同監督も全力で日本代表を指揮する意気込みをみせた。同監督は29日に再来日し、千葉のクラブ首脳から了承を得られ次第、正式に日本代表監督への就任を表明することになる。
まるで就任会見だった。オシム監督は会談後に瓦屋根の自宅から階段を下りて、田嶋技術委員長と並んでしゃべり始めた。報道陣50人が自宅前に集結した中で異例の“公開”交渉だったが、指揮官からは合意したかのような言葉が飛び出した。
「それなりに話をしているので前向きになった。あんまり批判されないように全力を尽くす」
約10分間、身ぶり手ぶりで日本代表への思いを口にした。「決断は難しいが、大事なことを話した。代表では周りもいろいろ働いてくれるし、監督業に専念できる」。ひとしきり話した後で田嶋委員長を愛車に乗せ、ご機嫌な様子で30分ほど時間を要するグラーツ空港まで、自らの運転で送っていった。
交渉は午前10時35分にスタートし、わずか1時間20分で終了。田嶋委員長からは契約年数、金銭面などの条件をドイツ語で書き込んだ書類を手渡された。条件面には全く触れず、日本代表の今後について言及。「FWや選手の話をした。監督で何ができるのかという話もした。チームカラーはどうしていけばいいかという内容もあった」と具体的な強化ビジョンも話し合った。A代表、五輪代表より下の世代でも指導を委ねる“全世代監督”の打診も受けた。「選手の育成、発掘も監督の陰の部分だから」と前向きだった。
田嶋委員長も交渉で手応えを得た様子。「オシムが言うことは無条件に聞く」との川淵キャプテンの意向も伝えた。クロアチア語の通訳をあえて用意せず、お互いに会話できるドイツ語で直接、熱意をぶつけた。「オシムさんの情熱を感じた。ジェフのサポーターのことを考えれば合意したとは言えない。もし、ダメならもう断られているはず」と事実上、合意に達した状態であることをにおわせた。
川淵キャプテンの失言がオシム監督の機嫌を損ねたのでは、という懸念を抱いていた田嶋委員長だったが「代表監督の話になれば、こういうこともあると言ってくれた」と感激。「2年契約に2年のオプションを付ける形がいい」「日本人のアシスタントコーチをつけてほしい」とのオシム監督の要望も了承した。コーチ人事に関しても、指揮官の意向を最大限に反映させることも約束。順調な交渉を証明するように、予定より5時間も繰り上げた便でフランクフルトへ戻った。
オシム監督は再来日する29日に千葉と話し合いを持つが、千葉側が折れる形で代表監督就任を了承する可能性が高い。早ければ今月中にオシムジャパンが誕生する。
<オシム監督に聞く>
――契約書にはサインした?
「契約にはサインしていない」
――話し合いの内容は?
「きょうは契約前なので、いつでも(契約を)やめることができる中での話し合いではあるが(笑い)」
――以前に川淵キャプテンとも話をしたか?
「サッカーのことしか質問しないでくれよ(笑い)」
――日本のサッカーをどう思うか?
「日本人は正確にフェアプレーする、そういった引き下がったメンタルを改良するのは難しいこと。日本の今のサッカーは負けたけど、問題点を出してきているのでいい」
――千葉との話し合いも待っているが?
「ジェフで3年半やってよくしてくれた。目標は高く持っている。戻って話をする」
――家族は?
「(監督になれば)妻も連れて行く。プレスの対応を任せなければならないし、買い物もある」
――これだけの報道陣が集まって驚いたのでは?
「これだけ来ればビールを売っておけばよかった」
[ 2006年06月28日付 紙面記事 ]
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