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ジーコ流「ゆとり教育」が誤りだと気づくのに要した期間は4年間。果たして、日本のサッカーはこれからうまく立ち直るのか?
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投稿者 TORA 日時 2006 年 6 月 25 日 13:23:02: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
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http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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ジーコ流「ゆとり教育」が誤りだと気づくのに要した期間は4年間。
果たして、日本のサッカーはこれからうまく立ち直るのか?

2006年6月25日 日曜日

◆ブッフバルト「ジーコは間違っている! 6月17日 グロッグのROAD TO GERMANY 2006
http://blog.goo.ne.jp/glock_the_blademaster/d/20060617

90年のイタリアW杯優勝当時のドイツ代表DFで、現在Jリーグの浦和レッズを指揮するギド・ブッフバルト監督が、
16日のドイツ紙「ビルト」で、
「間違った戦術。ブッフバルトがジーコを攻撃した」
という記事で、オーストラリア戦でのジーコ監督の采配が間違いだったとの見解を述べたようです。

追加点を奪えなかったことに対しては、
「ジーコは先制点を取った後、それを守ることだけに専念した」と批判。
さらに、23選手以外のバックアップメンバーを確保していなかった点についても、
「ジーコは23人以外を準備させていなかった。
田中(誠)がけがをしてハワイ旅行から茂庭を呼び寄せたが、
彼は明らかにオーストラリア戦に集中できていなかった」
と指摘。

ブッフバルト監督は日本の初戦敗退にかなり落胆しているようで、
「日本はオーストラリアと10試合戦ったとしたら、7試合は勝つだろう。あの負けはいらなかった」
とコメント。
日本―オーストラリア戦は会場で観戦し、日本代表に声援を送っていたとのこと。
今後の2戦も応援予定だというブッフバルト監督ですが、
ジーコジャパンにはなかなか厳しい評価が下されています。

さらにクロアチア戦では一応先発予定のようですが、
中村俊輔選手は豪州戦で何度もヒザ蹴りを喰らい、太もも打撲のため右足が曲げにくいという状態。
さらには、効き足の左足の親指の爪を踏まれて割られ、なおかつ、身体的な疲労と敗戦からの心労が重なったのか、風邪を再発し、体調も最悪。
……もうボロボロですね^^;
間違いなく、日本のエースにベストパフォーマンスなど望めない状況です。

ここはベンチでくすぶってる小野選手などを起用してもいいんじゃないかと思うんですが、……ジーコ監督は「本当に土壇場になるまで」選手を替えないですからね……。

さて、4年間待ちに待ったW杯なのですが、
明日が日本にとっての最終日とならないことを祈っています。

◆ゆとり教育が日本サッカーをダメにした? 

「これじゃダメだ! オレたちは今、W杯を戦ってるんだ! 今回負けたら終わりなんだぞ!!」

クロアチア戦で先発を予定する主力組のうち、DF宮本(G大阪)と中沢(横浜M)を除いた8人が、敵陣でボールを奪って攻撃に転じるパターンを繰り返す…はずだった。しかし、パスは途切れ、控え組のMF小野(浦和)らにボールを奪い返されて逆に何度もセンターラインを割られてしまう。約15分が経過したところで、ジーコ監督は練習を中断。センターサークルに8人を集めると、大声でまくしたてた。

「もっとメリハリをもってやれ! 根性をみせろ! 彼らは後発なんだ。先発するお前たちが引っ張っていかなくてどうするんだ!!」

練習で気持ちのゆるんだプレーをする主力組に、ついに堪忍袋の緒が切れた。

……時すでに遅し。
日本のサポーターからも、
「本当に勝ちたいという気持ちはあるのか!?」
と不満が噴出していた我らが日本代表ですが、
「選手は精一杯やってるはずなんだから、そういうことを言うのはやめてあげようよ?」
と必死に擁護していた人たちの気持ちまで裏切るこの事実。

ようやくにして監督の怒号が飛ぶ事態になりました。
やはり思うのですが、
ジーコの自由放任主義といい、一部か半分かわかりませんが、生暖かいサポーターの姿勢といい、
ゆとり教育なんですよ。すでに日本では失敗が認められた。

「戦術で選手を縛り付けず、のびのびと、自由に、サッカーを楽しんでプレーすることが、最大限の力を発揮することに繋がる」
このような理念がジーコ監督の中にあったはずです。

>12日の豪州戦では先制しながら試合終了6分前から相次いで3失点し、痛恨の逆転負け。
>それでも怒りを抑えて「がっかりしても仕方がない」と選手たちを励ました。

今までジーコが取ってきたこういった姿勢は、全く、ゆとり教育そのものじゃないですか。
結局は選手を甘やかし、いざというとき、綺麗事が一切通じない、切羽詰った状況に陥ったときに打ち勝つための力を養うことは出来なかったんです。

お題目だけは聞いてみるとすばらしいんです。ゆとり教育もジーコサッカー論も。
でも、実際にそれで人間を育てていくとグズグズになってしまう。

日本のゆとり教育も失敗と気づくのにかなり長い年月を要しました。
確か、僕が小中学生くらいのころから、当時の文部省はゆとり教育を推し進める方向に傾いてましたからね。教科書は年々薄くなってましたし。
ジーコ流ゆとり教育が誤りだと気づくのに要した期間は4年間。
果たして、日本のサッカーはこれからうまく立ち直っていくことが出来るのでしょうか。


◆やはりオシムだった 6月24日 グロッグのROAD TO GERMANY  2006
http://blog.goo.ne.jp/glock_the_blademaster/d/20060624

ついに後任はオシム監督という方向で動いていることが明らかになりましたねー^^
デシャンとかオジェックというのはなんだったんでしょうか^^;
記者会見上での発言のようですから、まぁ、覆ることはないでしょう^^;
それにしても、

「弱かった千葉を」

千葉サポーターの怒りを買いそうな発言もしっかりしていく辺りはさすが川渕Cです。

僕としては待ちに待ったオシムジャパンの誕生ですが、
こうなると日本代表も走れない選手は脱落して行き、だいぶメンバーが変わるかもしれません。
見るのは好きですが、一番怪しいのが中村俊輔……。
小笠原選手もあまり走らないですねぇ……。
それと気持ちの入ってないFWも大量に首を切られそうです。
……これは仕方がない^^;

あえて千葉に残ったほうが日本サッカーを変えられるんじゃないかという声もありましたが、僕はその逆で、
日本代表という、国内プロ選手が目標にして頑張る対象のチームで、90分走り回れる選手が求められるとなれば、各クラブに所属する選手も求められる最低限の体力をつけるようにトレーニングが変わってくると思いますし、各クラブの育成方針などにも影響を与えることができると思います。
それで国際大会で勝てればなおさらですね。
日本人のスタイルとして定着すれば、おのずと全体に影響します。

やっぱり、サッカーは白い手袋をはめて行うスポーツではないんですよ。
技術だ戦術だ、と屁理屈をこねても90分の試合のうち、半分くらいしか走ることができないなら、残りの半分はプレーできないということになります。

今大会でも足が止まって全然プレーできなくなっていた選手が何人もいたのではないですか?

なにも180分とか、270分を走れといっているのではありません。
90分走るのは必要最低限のことです。

技術を上げていくことももちろん必要ですが、それは当たり前のことで、時間をかけながら少しずつあげていくしかないんです。
でも、体力やフィジカルを鍛えることはすぐにできるじゃないですか。
ここ数年、日本のサッカーはボールテクニックを重視した割には、
1対1で勝負もできないし、パスも繋がらない、おまけに90分走る最低限の体力すらない。
いつの間にか軟弱なサッカーになってしまったので、ここは一つ、オシムに喝を入れてもらうしかないと思います^^;

もちろん、ただ走るだけではありません。
オシム監督がよく言うのは、
「賢く、走りなさい」
巻選手なんかはただ走り回っているだけではなくて、
相手の嫌なところ、嫌なところ、とスペースを見つけては、そこに何度も走りこむことができる選手です。
それも1〜2回やって疲れてしまうのでは話になりませんから、90分それができる走力が必要になってくるのです。

クレバー(賢く)に、ひたむきに。

日本人に合っている戦い方だとは思いませんか?


◆日本の選手が個の力で何人も抜いていける? 

ドイツへ旅立つ前、中田は三浦知良(横浜FC)に「(ジーコ監督は)世界相手でも日本選手が個の力で何人も抜いて行けると信じている」と誤った認識を抱いていることを打ち明けた。だからこそ「1対1で負けている。個人個人のところを見直した方がいい」とチームメートの姿勢を正すことで、その“誤差”を埋めようとした。しかし、その真意は最後まで伝わらずじまいだった。


……………………。
いやぁ、なんというか……。
この監督は今まで4年間、選手のどこを見ていたんでしょう?^^;
「何人も」ということは、日本の選手がドリブルで3〜4人ぶっちぎるのは当たり前だと思っていたんですかね?^^;
1対1じゃ負けるから、もっと相手の裏を取る戦い方をしてほしいと我々サポーターまでもが思っていた中で、道理で何も考えずに、無策で、王者ブラジルにも突っ込んでいったわけです……。
ドイツへ旅立つ前に中田英と三浦カズが会談したという話は聞いていましたが、そんなことを言っていたんですね……。
ドイツ出発直前まで監督の認識がその程度だったのだとしたら、
ジーコはそれを前提にした戦い方をイメージしていたということですね。

道理で惨敗するわけです……。
そこで監督のイメージに合わせようと、
「1対1で負けている。個人個人のところを見直した方がいい」
と言ったところで、1〜2週間で劇的に1対1に強くなるわけは無いですからね。
今まで、ジーコ監督に対しては、
「ジーコが監督になってから、日本はスペクタクル溢れる試合ができるようになった」
なんて、中田選手はイタリアのメディアにも言っていたそうで、ジーコ監督自体には、あまりネガティブなことは発言しませんでした。
それは確かに、戦う前に選手のほうから、
「この監督ダメだ……」
とはなかなか言えませんからね。
外国のチームではたまに「この監督イヤだ。替えてほしい」という選手もいますが……^^;
しかし、その中田選手も心の中では、
「この監督じゃ厳しいなぁ……」
という思いもあったのではないでしょうか。
中田選手だけでなく、ほかの選手もそう思っていたのだとしたら、
道理で、いくらジーコが選手に発破をかけても、
チームが一つにまとまらない
わけです。
中田選手が以前、自身のホームページ上で発言していた、
「今は言えないけど、日本代表にはいくつかの問題がある」
という言葉の中に出てくる「問題」のうちの一つなのかもしれません。

監督の、「選手に対する誤った認識」と「過大過ぎた評価と過剰過ぎた信頼」

これは、……やはり負けるべくして負けた戦いだったということなんですかね……^^;


(私のコメント)
日本チームのワールドカップは終わりましたが、今日から本格的な本物のワールドカップが始まります。ブラジルのようなチームは予選リーグは慣らし運転に過ぎず日本対ブラジル戦なども日本チームは練習相手でしかなかった。こうなる事はオーストラリア戦で負けた事から予選リーグを突破できない事はほぼ確定的でしたが、日本のマスコミは期待を煽りに煽って、結果はなるようになった。

試合を見ていて誰もが感ずるのは日本選手のスタミナの無さで、後半に入るとがっくりと運動量が減って、ロスタイムに点を入れられる事が続いた。日本チームは要するにブラジルの悪いところを真似てしまって、その割にはテクニックは足元にも及ばないのでは負けるに決まっている。

その事が浮き彫りになったのが今回のワールドカップですが、アジアラウンドではその欠点が出てこなかった。弱いチームとやっても勝ってしまうと欠点が浮かび上がらずにこれでいいのだと思い込んでしまう。たとえ強いチームとやっても親善試合では手を抜くからワールドカップでも通用するように錯覚してしまう。

ハイビジョンのテレビで見ていると画面が広いからボールのないところの選手もよく見えるのですが、みんな歩いている。まるで日本チームの全員がロナウド選手みたいなもので、これではボールが通らないしバックパスするしかなくなる。守りを固めたチームを突破するには全員が動かないと敵の陣の中に入っていけないのですが、動かなければスペースが出来ずにバックパスしか出来なくなる。

ジーコサッカーは日本チームに向かないと言う事は分かってはいても監督の交代論は出ては消えていった。やはりワールドカップでボロ負けしないと出来ない事なのでしょう。どちらかと言うとトルシエ流サッカーの方が向いていたのですが、主力選手に拒否反応が出た。自由で創造的なサッカーを目指したのでしょうがそれは天才クラスの選手しか真似はできない。

ワールドカップになると190センチもあるような大型選手が揃ってテクニックも体力もあるチームが出てくるから、体格に劣るアジアのチームは全滅してしまった。アルゼンチンやメキシコなどは体格は日本人選手よりも小柄ですが、技術とスピードと体力は日本人は真似が出来ない。ならばどうしたら強いチームが出来るのだろうか?

環境的にブラジルやアルゼンチン選手のようなテクニックを持つのは無理だろう。体格的に欧州選手のようなパワーを付けるのは無理だ。オーストラリアはかなりラフな攻撃を仕掛けてきて中村や中田選手は足を蹴られまくって怪我だらけになった。それで日本人選手は戦意喪失してしまって精神的なもろさも問題として浮かび上がってきました。

このように勝てる要素が少ないチームが強くなるためには名監督の采配がものを言いますが、ジーコ監督では無理な事は以前から分かっていた事だ。日本が勝つためにはチームワークを生かした名監督の采配が必要なのですが、川渕チェアマンは情に流されてしまったようだ。いまさら監督や選手を責めても意味がないのですが、このままだとバスケットやバレーボールのようにオリンピックにすら出られないようになるだろう。

このように体力やテクニックの劣る日本チームが強くなるためには、名監督が必要なのですが、日本人の名監督を育てるシステムも体制もない。必ずしもサッカー経験者でなくともいいと思うのですが、テレビの解説者の質も低くて、木村和志の解説も松木安太郎の解説もひどいものだ。ブラジル相手の試合でバックラインを上げろと言ったところで相手がブラジル選手では1対1で簡単に抜かれてしまうから上げるわけにはいかないのは素人でも分かるが、木村和志にはそれが分からない。

ジーコサッカーは自由にのびのびとやらせるサッカーであり、学校教育における「ゆとり教育」によく似ている。一部の天才的なプレーヤーには向いているかもしれませんが、日本の風土からは天才は生まれてこない。むしろ徹底した組織サッカーで型にはまった攻撃や守備を徹底的に守っていくスタイルが向いているのかもしれない。トルシエ時代にはフラットスリーのシステムが機能しましたが、ジーコサッカーにはそのような型が無く自由なサッカーが日本人選手には理解できなかった。

これからどうするのか分かりませんが日本人にしか出来ない組織的なサッカーがあるはずだ。その為には90分間フルに動ける体力が必要ですが、1対1でも負けない技術も必要だ。それが出来て初めて組織的なサッカーも出来ますが、今の日本代表レベルでは最低条件もクリアできていない。

今回のワールドカップでも中学生並みのシュート練習をしているほど基礎ができていない。Jリーガーは1日2時間しか練習していないそうですが、これでは実際の試合では1時間でスタミナが切れてしまうだろう。今日もドイツとスウェーデンの試合を見ましたが、32度の炎天下で全員が動き回っていた。日本のサッカーとは別次元のものであり、ジーコサッカーで日本は失われた4年を取り戻さなければならない。


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