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遊ばれ、笑われ、4失点の終末 [Nereide Design blog]
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投稿者 white 日時 2006 年 6 月 23 日 18:29:10: QYBiAyr6jr5Ac
 

(回答先: <W杯F組>日本完敗 ブラジルと豪州が決勝Tへ 【毎日新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 23 日 06:21:59)

□遊ばれ、笑われ、4失点の終末 [Nereide Design blog]

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2006.06.23

遊ばれ、笑われ、4失点の終末

「なんとかの奇跡」と言うのは結果的にそう呼ばれるのであって、試合前から何度も言われる奇跡は絶対にそうならない。
4点取った時点で控えキーパー、ロジェリオ・セニ投入はないだろう。思わず苦笑い。
こんな交代はいかにブラジルであろうと、どんな練習試合であろうと、滅多にあるものではない。考えられる限りもっとも相手を小馬鹿にしたブラジルの態度は象徴的であった。
玉田が言うように「ブラジルを本気にさせた」結果ではない。決してそんな試合展開ではない。
序盤は相当ジーコに気を使っていて、6割程度の力で手抜きプレーに終始していた。あわよくば「日本と一緒に1次突破」というシナリオを選手たちはかなり意識していたと思う。「2点必要なら取っておけよ」と。
だが前半ロスタイムにクロアチアがオーストラリアにPKを与えた時点でゲームプランを崩し、本来のブラジルに戻った。日本に3点以上与えないと日本突破の目が無くなったからであり、それはブラジルにとってどうあっても許される結果ではないからである。
それでも本気ではなく半笑いで遊びながら、後半3点を取っていったのである。
グチグチとジーコは緒戦の3失点に不満があるようだが、あれこそが監督の差である。
せめてあの試合を引き分けで切り抜けていれば展開は全く違った。「どんな試合も勝ちを狙う」監督のゲームプランがワールドカップを戦う上で甘かった。
言うなれば「ジーコ監督だから1次リーグで落ちた」のである。
まぁ、4年前に戻ればあの時ジーコは「トルシエだからベスト16だった、俺ならベスト8以上はいける」と豪語したから監督に据えたのであるから、JFAは見事ジーコに騙されたと抗弁することもできるだろうか。
どうも柳澤一人に責任が降りかかりそうな勢いだが、力なりのプレーはしていたし、彼にそこまでの責任は無い。
「点を取る」「90分フルに動ける」と豪語しておいて本当に全く何もできなかった高原の方が罪は重いと言うべきだろう。日本代表は丸々2試合、実質は柳澤1トップで戦っていたようなものだからだ。
得点力に限れば、1次突破したオーストラリアの方がむしろ日本より得点力は無い。キャプテンのFWビドゥカなどいまだ無得点である。そこを一芸に秀でた選手の、まさしく絶妙な起用でその不安を感じさせないだけである。
やはり松井大輔、佐藤寿人こそジョーカーにふさわしかったし、シュートを数打ってリズムを作っていく大黒などは典型的なスタータータイプである。フォワードの人選ミスこそが得点力不足を招いている。このあたりもジーコ監督の限界なのである。
ただ、クロアチア戦後に珍しくジーコが「ビジネスの都合で酷暑の昼間に2試合させられたのは犯罪的だ」とスポーツ以外のファクターに不満を述べたのは注目すべきである。サッカー界の成功者であるジーコがそこまで言うのは、余程「ビジネス方面からの介入」があったからだと想像できる。
精彩を欠き明らかに絶不調な中村俊輔が3試合フル出場、お笑いストライカー高原の3試合連続出場、求心力を失ったリーダー宮本がキャプテン、といったあたりはそこはかとなく電通の介入を意識させてくれる。
グループリーグの戦い方を熟知したプロフェッショナルな監督に指揮を取ってもらわなければ日本はワールドカップで勝ち抜くことはできない。
同様に、スポーツの現場にまで広告代理店が介入してくると、確実にそのスポーツは腐るという事の2点を学ぶべきだろう。
これを放置しておくと、早晩バレーボールのように衰退するのは間違いない。
日本はサッカー大国ではないし、そうならないだろう。ユース育成から結果を出しているスイス、チュニジアや、体格の似通ったメキシコあたりを手本として「伏兵、グッドルーザー」を目指してワールドカップを戦うべきだ。
キャプテン宮本がチームを統率し、中村俊輔のスルーパスから高原がハットトリック、という電通あたりの描いた日本代表のイメージは一体何だったのだろう。
今振り返ればとても恥ずかしく、いかに現実味を欠いていたか、猛反省しなければならない。
結びに玉田よ、ワールドカップという大舞台は「自分を成長させる場所」ではないし、そんなことの為に日本国民がサッカーというものに金を投じているのではない。国を背負って最後の一滴まで力を振り絞る場所がワールドカップではないだろうか。
確かに玉田は1点を取ったが、国を代表する資格を持った選手ではなかった。

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