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□パンフ盗用 デザイナー、新潟県観光協会に仮処分申請 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060617-00000022-maip-soci
パンフ盗用 デザイナー、新潟県観光協会に仮処分申請
自分の作品と酷似したイラストを使用した観光パンフレットなどで著作権を侵害されたとして、ワープロソフト「一太郎」のロゴで知られるグラフィックデザイナー、進藤洋子さんが、新潟県観光協会にイラストの使用差し止めなどを求め、東京地裁に仮処分申請していたことが分かった。カリグラフィー(西洋習字)の第一人者とされる進藤さんは4月以降、再三盗用を指摘してきた。進藤さん側の弁護士によると、公的機関が指摘を無視し、使用を継続するのは異例という。【棚部秀行】
問題になっているのは、協会が6月末までの予定で展開している春の観光キャンペーン「にいがた花物語」のイラスト。漢字の「花」を題材にしたデザインで、3月以降、イラスト入りの観光パンフレット計30万部を作成し、JR東日本の駅構内で配布したほか、ポスターや協会のホームページなどでも使用している。16日午後、同地裁で開かれた第1回審尋で、協会側は全面的に争う姿勢を示した。
申立書などによると、進藤さん側は筆文字で描かれた「花」の文字の形や筆の運び、「花」の部首を赤、部首の下の左半分を青紫、右半分を緑や赤などとする配色が、02年に創作した自分の作品に酷似していると主張。損害賠償訴訟も準備中だが「判決確定まで待てば被害が拡大し、回復不能になる」として、先に仮処分を申し立てた。
進藤さん側は何度も使用中止を求めたが、協会は「制作を広告代理店に委託しており経緯が分からない」、代理店は「制作したデザイナーが偶然の一致と説明しており著作権侵害はない」と回答したという。
進藤さんは「偶然の一致とは到底言えないほど酷似している。協会や代理店のチェックミス。直ちに使用を止めるべきだ」と話している。
進藤さんは80年代「花」をモチーフにした墨や水彩絵の具によるグラデーションを生かした作風を確立。その後も、多くのバリエーションの「花」を創作している。
◇広告代理店に一任
▽新潟県観光協会の話 この問題に関する対応は、すべて広告代理店に一任している。従って協会の考えについては(公表を)控えさせて頂く。
(毎日新聞) - 6月17日17時31分更新
▽関連リンク
ソックリ広告博物館
http://www.artparadise.com/museum/1/haku_hanamono.html#an
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