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[芸術の価値][“形象不可能なるものの形象への降臨、受胎告知図”からの反照]への追記
*重要な記述が抜けていたので追記します。
*【〜 〜 〜】の部分が追記です。
=これより前の部分は省略=
# toxandoria 『イオンさま、コメントありがとうございます。
こちらこそ、駄文をお読みいただくことになり申し訳ないと思っております。
「マリアのいる風景を“一瞬だけでも”叡智界=知性世界化する」ということからすると、“形象不可能なるものの形象への降臨”、つまり「受胎告知図」の真理を理解することがなかなか困難であることが分かるような気がします。
それから、renshiさまも触れていますが、ブッシュ大統領のような世界の覇権を握る王的な存在(つまり、謙虚さに欠けたプロテスタントのマッチョな王)が聖母(マリア)の真理を理解(信仰)できないことが現代世界を“現象リアリズム傾斜”の方向へ向かわせているような気がします。
つまり、これが“悪魔の思う壺”(=冷戦後にカルト的なエセ思想である新自由主義の奔流が生まれたことの悲劇的な意味)なのかも知れませんね。
【ただ、大航海時代に入り、新大陸からの銀の大量流入によって急激な物価上昇(インフレ、価格革命)が起こった16世紀において、スペインのサラマンカ大学(創設1218年、世界最古の大学の一つ/http://www.usal.es/web-usal/Ingles/Universidad/Historia/Historia.shtml)のイエズス会派の神学者(サマランカ学派)たちが「公正な価格とは自然な交換(市場での交換)で決まる価格の上でも下でもない」と定義しており、これはその後の新古典派の「限界効用の理論」を想起させるユニークなものとなっていることもわすれるべきではないと思います。】
【このため、ハイエクは“資本主義の基盤をつくったのはイエズス会の教義だ”とさえ述べているようです。なお、このサマランカ学派の経済思想との関連性は定かでありませんが、16〜17世紀の“日が没することなきスペイン帝国”(ハプスブルグ時代)は、エンコミエンダ(encomienda)と呼ばれる収奪的・暴力的で残忍きわまりない過酷な植民地政策の歴史を残しており、その象徴的な出来事がF.ピサロによるインカ帝国の破壊と殺戮(1532)です。このようにマリアの意味を誤解したカソリック圏の歴史があることも忘れるべきではないと思います。】
このような観点から見ると、例えば、EUが市場競争の原理を受け入れつつもアメリカとは異なり社会的連帯、公正、平等など人間の尊厳を守る方向をギリギリの線で模索していることは非常に重要だと思われてきます。
因みに、マリアを意味するヘブライ語のミリアムには「平和の子」という意味があるそうです(http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0359.html)が、これにも宜なるかなの感がしております。
今後とも、よろしくご教示をお願いします。』
=これより後の部分は省略=
(参考URL)http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/
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