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週刊日本新聞−太田龍の時事寸評http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgiより
平成十八年(二〇〇六年)五月二十一日(日)
(第一千六百八十四回)
○H・G・ウエルズの「オープン・コンスピラシー」(一九二八年)を、
○「グーグル―既存のビジネスを破壊する」(文春新書、佐々木俊尚著)
「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」(ちくま新書、梅田望夫著)
○これらの著作と比較することは意味があるだろう。
○「グーグル」と言う米国発の企業は、
○「世界政府」が作るべきシステムを作る、
○ことを使命とすると称する。
○この「世界政府」は、
H・G・ウエルズが「オープン・コンスピラシー」で実現目標としたものである。
○毎日新聞、平成十八年五月十六日、発信箱、冠樹雅夫
○このひとの解説によれば、グーグル Google とは、
10の100乗を表すゴーゴル googole と言う数学用語から来ているのだそうだ。
○この10の100乗は、「全世界に存在する粒子の総数より大きい」
と言われると。
○この言い方が、いかなる数学者のものなのかは知らない。
○しかしそれは、いかにも西洋唯物主義科学の発想であろう。
○胡蘭成先生は、西洋は無を知らない、
と批判された(『自然学』『日本及び日本人に寄せる』その他)。
○グーグルはつまり「世界権力」に化けようとしている。
○「権力」であるから、
○必然的に、彼らにとって不都合な存在=情報は、検閲によって排除される。
○グーグルは、
過去現在全世界のすべての情報を集積してそれを全人類に公開する、と言う。
○もちろん、そんなきれいごとを鵜呑みにすることは出来ない。
○米国人なら、一九六三年十一月二十二日、テキサス州ダラスに於ける
ケネディ米大統領の暗殺を、忘れることは出来ない。
○それでは、このケネディ暗殺についても、グーグルは、「すべての情報」を、
公開出来るのか。
○もちろん、そんなことは出来ない。
○いわゆるウォーレン委員会は、
一九六四年九月ケネディ暗殺事件を、ダラス警察と米国政府の言う通り、
オズワルド単独犯行説、とする報告書を公表した。
○しかし、それと同時に、ウォーレン委員会は、彼らの公式説にとって都合
の悪い重要情報の大部分をもしくはすべてを、七十五年間、封印すること
を発表した。
○一九六四年から七十五年後とは二〇三九年である。
○グーグルは「米国国家記録保管所の特別金庫室」に封印された情報をどう
するつもりなのか。
○もちろん、彼らにとってそんな問題はハナから存在しない。
○とすれば世界の過去現在すべての情報云々、
○とは、真っ赤な嘘、ペテン以外の何ものか。
(了)
【参考文献】
○THE OPEN CONSPIRACY; Blue prints for a world revolution
by Herbert George Wells
○H・G・ウエルズ著「革命草案―世界革命のための青写真」
(昭和五年、加藤朝鳥訳。英文原著は、一九二八年刊)
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