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(回答先: Re: 閾値の解釈ってこれでいいんですか? > 間違ってますね 投稿者 佐藤巧 日時 2006 年 4 月 29 日 21:10:50)
>>カエルは、摂氏10度になると冬眠します。が、その瞬間に突如、眠り出す訳ではないのです。
>>徐々に外気温の変化を感じ、体躯が準備していくのです。これを「閾値(いきち)」と呼びます。
>>即ち、デジタル表示される数値のみでは表し得ない、微妙な変化の兆しです。
>
>もし閾値(しきい値)の解釈がある瞬間のことじゃなくて徐々に発生することを言うのなら、
>私は過去から一貫して膨大な誤りを犯してきたことになる。真実を誰か教えて。
(×× さん)
田中康夫氏の解釈でよろしいかと思います。閾値の意味は、下記のとおりです。
■□□□□□□□□□□(引用開始)□□□□□□□□□□□□□■
いき ゐき 1 【▼閾】
(1)敷居。
(2)ある刺激の出現・消失、または二つの同種刺激間の違いが感じられるか感じられないかの境目。また、その境目の刺激の強さ(閾値)。
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%EF%E7&search_history=&kind=&kwassist=0&mode=0&jn.x=50&jn.y=12
■□□□□□□□□□□(引用終了)□□□□□□□□□□□□□■
敷居をまたぐと、隣の部屋に入ります。あるいは、部屋から廊下に出てしまいますね。また、その逆の場面もあります。
そうすると、景色が変わってしまう。あるいは、周囲の状況が全く変わってしまいます。そういう状況に例えて、同じことを継続しているはずが、ある時点で突然に状況が変わること、その時点の境界を「敷居をまたぐ」ことに例えて「閾値」と言います。
毒薬の致死量なんかが、わかりやすい例でしょう。アルコールは毒ですが、アルコールを含む酒を飲んでも、通常は人は死にません。それは、致死量に至らない量を摂取しているからですね。
しかし、一杯の酒でも、だんだん濃度を濃くしていくと、ある濃さ以上になったら、人は死んでしまいます。
その「致死量」も「閾値」です。
田中康夫氏は、その「だんだんに状況が変わるのに、現象的には突然にみえる」というということを、「閾値」の概念で説明していると言えます。
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