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http://www.rondan.co.jp/html/mail/0604/060424-32.html
もし日本にタレーランがいたら！
（平成18年04月24日）
投稿者： 匿名
タレーランはフランス革命当時の外交官である。
普仏戦争でフランスが敗けビスマルク率いるプロシャ軍がパリ郊外まで押し寄せて今にもパリを占領する勢いだった時、フランスの外相だったタレーランは単身ビスマルクの軍営を尋ねて、勝ち誇るビスマルクに 「もしプロシャ軍がパリを占領すればフランス国民は永遠にドイツを敵と考え、欧州に平和は来ない」と声涙共に下る説得を三日続けて、ついにプロシャ軍はパリ郊外のヴェルサイユまで進み、そこでドイツ皇帝の戴冠式を行なう。
そして帰国するとの回答を得た。 外交官の鑑といわれる理由である。
今、日本にタレーランが居たら、恐らく奇策を弄して米国に一矢むくいるだろう。
その奇策とは、日本が現在所有している米国国債９０兆円をイランからの石油代金として支払う。 するとイランは当然米国の大債権国となり、米国はイランを武力攻撃すれば国際的に非難される。
どうだろう？
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0604/060426-6.html
【初歩的な嘘】 「もし日本にタレーランがいたら！」 のデタラメ
（平成18年04月26日）
投稿者： 三河屋
＞ タレーランはフランス革命当時の外交官である。
＞ 普仏戦争でフランスが敗けビスマルク率いるプロシャ軍がパリ郊外まで押し寄せて今にもパリを占領する勢いだった時、フランスの外相だったタレーランは単身ビスマルクの軍営を尋ねて、
嘘である。 １７８９年に発生したフランス革命と１８７０年に勃発した普仏戦争とでは、実に８１年もの開きがある。 この２つの事件で同一人物が生きて活躍できるかどうか常識的に考えてみるがいい。
正しくは、フランス革命期の政治家・外交官であるシャルル＝モーリス・ド・タレーラン＝ペリゴール（Charles Maurice de Talleyrand-Pe'rigord）は1754年2月13日に生まれ、1838年5月17日に死んでいる。
その同一人物がどうしたら普仏戦争（フランスによるプロイセンへの宣戦布告が1870年7月19日〜フランクフルト講和条約締結が1871年5月10日）にてビスマルクと会談できるのか？まさに「怪談」である。
この程度のことは、大学受験レベルの世界史辞典や参考書を参照すればわかるはずであり、かくもデタラメな投稿が平然と掲示されていることに逆に驚かされる。 論談目安箱の投稿のレベル、推して知るべし。
参照
・ タレーラン
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BF%A5%EC%A5%A4%A5%E9%A5%F3?kid=46993
・ 普仏戦争
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AE%E4%BB%8F%E6%88%A6%E4%BA%89
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