★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ43 > 423.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
週刊日本新聞〜太田龍の時事寸評http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgiより
平成十八年(二〇〇六年)四月五日(水)
(第一千六百三十八回)
○「EIR」二〇〇六年三月三十一日号、十二頁。
○ここに、ジェフリー・スタインバーグの小さな記事がある。
「ロハティン(Rohatyn)が持ち上げる、東インド会社モデル」
○「ロハティン」とは現代米国の有力な政治家である。
○この記事で、ピーター・W・シンガーの著作「株式会社の戦士」
(Corporate Warriors, by Peter W.Singer)が紹介される。
○「東インド会社」とは、英国東インド会社と、オランダ東インド会社。
○一七八二年までに、英国東インド会社の私的軍隊(私兵集団)は、
十万人を超えた。
○そしてそれは、その当時のブリテンの陸軍の兵力よりも多かった、
と。
○英国東インド会社の私的軍隊は、
ブリテン、ドイツ、スイスの傭兵たち、そして、セポイ人の軍隊
(これはインド人の傭兵である)から成る。
○日本人は、英国、オランダ東インド会社のこの私兵軍隊的要素について
は、完全に、なんにも知らない。
○フランスも、東インド会社を作ったが、英国などに圧迫されて結局、
消えた。
○今、米国のネオコン一派は、
この英国東インド会社の私兵軍隊をモデルとした、世界軍の中核として
の現代的私兵軍隊を作りつつある。
○これは、軍事に限定されない。
○これは、全般的全体的本質的なものとしての Privatization(プリヴァ
タイゼーション)作戦の一環である。
○この問題をもっとも体系的に、本質的に展開した著作は、
○英国マスコミ界の大立物、ウィリアム・リース・モッグ卿の
「主権的個人」、であろう。
○ウィリアム・リース・モッグ卿は、
英国BBCテレビ、及びロンドンタイムスの最高幹部であった。
○既にかなり高齢であるが、英国女王によって、貴族の称号を与えられて居る。
○前出の著作の重要性については、
筆者は、この数年何十回となく論評して来た。
○三百人委員会が推進する、プリヴァタイゼーション、
○これを、日本の権力エリート階級は、「民営化」
○と誤訳して居る。
○「プリヴァタイゼーション」は、私営化、でもない。
○この場合の「プリヴァタイゼーション」の本質にもっとも近い例、と言えば、
それは、英国(オランダ)東インド会社、と成るであろう。
○その要点は、伝統的国家、民族、人種、伝統的宗教などの秩序の徹底的
根底的な破壊、である。
○そしてそのプリヴァタイゼーションの目的は何なのか。
○それは、NWO=世界人間牧場の実現なのである。
(了)
---------------------------------------------------
Corporate Warriors: The Rise of the Privatized Military Industry (Cornell Studies in Security Affairs)
P. W. Singer (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0801489156/asyuracom-22
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ43掲示板