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週刊日本新聞〜太田龍の時事寸評http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgiより
平成十八年(二〇〇六年)四月一日(土)
(第一千六百三十四回)
○ヴィクター・ソーン著、副島隆彦訳
「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」(上下二巻)
徳間書店刊、二〇〇六年三月三十一日刊。
○この本の英文原題は、
THE NWE WORLD ORDER EXPOSED
By Victor Thorn(二〇〇三年)
全六十九章、五百六十五頁。
○この本の参考文献リストには、九十四冊ほどの関連著作が示されて居る。
○このうち三冊は、筆者の監修による邦訳が出て居り、七冊は色々な
かたちでの邦訳がある。
○更に著者V・ソーンがもっとも重要視して居る著作の中の一冊、
M・C・パイパーの「ケネディ暗殺最終審判」は、四月二十日、筆者の
監訳で、成甲書房から出版される予定である。
○筆者は未邦訳のもののうち、約四十冊は熟読した。
○文献リストに収録されて居ないけれども、本文中で
著者ヴィクター・ソーンが引用して居る著作は、数十冊はあるだろう。
○筆者は、二〇〇三年「アメリカン・フリープレス」紙上で本書の書評を
読んですぐに取り寄せ、
○これを少なくとも、三回は熟読し、色々な場所で論評紹介した。
○本書の日本語版に際して、とりあえず、何点か述べて置きたい。
(1)ヴィクター・ソーンの著作のもっとも重要な部分は、
「第四八章 アメリカのカースト制度」及び
「第五一章 アウトロー階級―アメリカ最後の希望」
について、の叙述であろう。
(2)本書では、V・ソーンは、
アメリカのこのカースト制度(四つのカースト)とアウトロー階級、
合計五つの階級が、アメリカに於て、どのように形成されたか、その
歴史的過程は説明して居ない。
(3)英文原著の「第三部 支配(コントロール)システム」、
「第十八章 ローレンス・ドーソンの現実の死」。
この「現実の死」は、ルートビッヒ・ウィトゲンシュタインの言語学の
危険性を正面から批判した著作(一九九六年)である。
今回の邦訳では、この章は省略されて居る。
しかし、二十世紀後半から、米国及び全世界でウィトゲンシュタイン
言語学の否定的腐敗的影響が猛威を振るって居ることを考えれば、
なんらかのかたちでの紹介は必要であろう。
(4)ヴィクター・ソーンは、アントニー・サットンに高い評価を与えて居る。
これは妥当である。
しかし、筆者がこの十年以上、何十回となく、アントニー・サットンの
すぐれた業績について日本人の読者有志に注意を喚起して来たにも拘わ
らず、今日まで、ただの一篇の論文も日本語に翻訳し得ないで居る。
(5)マイケル・コリンズ・パイパーの「ケネディ暗殺最終審判」は、幸いにも
四月二十日、邦訳本が刊行される予定である。
○ヴィクター・ソーンは、ゴードン・トーマスの「火種」を引用して、
「世界権力」が、中共中国を次の超大国として育成してあることを指摘して居る。
○これは、一応、この通りである。
○しかし、この件については、
世界権力が、どのようにして「中共」に中国の政権を与えたか、そして、
この中共政権をいかに入念に育成してきたか、
○その問題についての記述が必要であろう。
○未邦訳の英文著作(『科学的独裁体制の登場』、P・D・コリンズ著、二〇〇四年 )
を参照することがここで必要である。
(了)
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次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた (上)
ヴィクター・ソーン (著), 副島 隆彦
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次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた (下)
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American Free Press
http://www.americanfreepress.net/
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