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週刊日本新聞〜太田龍の時事寸評http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgiより
平成十八年(二〇〇六年)三月三十一日(金)
(第一千六百三十三回)
○「諸君!」平成十八年五月号、二百十頁以下。
○中西輝政、京都大学教授「マッカーシーは正しかった」
○この論文の要点は、表題の通り、「マッカーシーは正しかった」。
○「マッカーシーは正しかった」ことの証拠として、ヴェノナ(VENONA)が
問題とされて居る。
○筆者は、既に、
何度も週刊日本新聞紙上で、このヴェノナについて紹介論評した。
○{ヴェノナ」とは、第二次世界大戦以降、米国が傍受、解読したソ連の
暗号通信文についてのコードネームだと言う。
○「ヴェノナ」については、「正論」平成十八年五月号、八十八頁以下に、
福井義高、青山学院大学助教授
東京裁判史観を痛切する「ヴェノナ」のインパクト
○と言う論文が掲載されて居る。
○マッカーシー上院議員問題については、
○筆者は、昨平成十七年初頭から、精力的に英文資料を蒐集し、何十回と
なく小紙上で論述したのみならず、
○マッカーシー米上院議員の著作の中では、もっとも古典的なものとされる、
米上院に於けるマーシャル元帥弾劾の大演説(これは、米国の勝利からの
退却、または、ジョージ・マーシャル物語)については、
○昨平成十七年十二月、日本語訳本が「共産中国はアメリカがつくった」
(副島隆彦監訳、成甲書房)として、上梓されるに至った。
○しかし、マッカーシー問題をより全面的に把握するためには、
W・C・スクーセンの「裸の資本家」(一九七〇年)と言う、古典を
読まなければならない。
○なお、このスクーセンの古典的著作は、平成十七年七月、成甲書房から、
○「世界の歴史をカネで動かす男たち」
○として上梓されて居る。
○マッカーシーは正しかったと。
○そうか。
○しかし、マッカーシーが攻撃した主たる標的は誰だったのか。
○それを正しく、明確に認識することが必須である。
○マッカーシー米上院議員の主たる攻撃対象は、
○マーシャル元帥(第二次世界大戦中の米陸軍参謀総長、次にトルーマン大統領
の中国派遣特使、次に米国国務長官、そして最後に、米国国防長官)であり、
○アチソン(国務次官、国務長官)である。
このアチソンは、中共政権の正統性を保証した、あの悪名高き米国国務省の
「中国白書」発行時の国務長官である。
○しかし、このマーシャル元帥、アチソン国務長官は、
F・D・ルーズベルト米大統領、トルーマン米大統領の下僚であり、部下である。
○結局、東ヨーロッパとアジア、そして全世界に驚くべき規模の共産世界帝国を
構築することを演出したのは、
○他ならぬ、F・D・ルーズベルト、そしてトルーマンの二代に亘る米民主党政権
そのものではないのか。
○しかし、これでは未だ、話しは、十分の一にも成って居ない。
○にも拘わらず、今、日本人が、
マッカーシー米上院議員の名誉回復の流れを作ることは、
○日本人の目覚めのための重要な一歩と成り得るであろう。
(了)
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W・C・スクーセン「裸の資本家」(一九七〇年)
『The Naked Capitalist』W. Cleon Skousen (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0899683231/asyuracom-22
「世界の歴史をカネで動かす男たち」W・クレオン・スクーセン (著), 太田 龍 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4880861855/asyuracom-22
「共産中国はアメリカがつくった−G・マーシャルの背信外交」ジョゼフ・マッカーシー (著), 副島 隆彦 (監修), 本原 俊裕 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4880861928/asyuracom-22
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