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911事件>スティーブン・ジョーンズ教授の``Why Indeed Did the WTC Buildings Coll
http://www.asyura2.com/0601/bd43/msg/308.html
投稿者 Kotetu 日時 2006 年 3 月 24 日 10:26:14: yWKbgBUfNLcrc
 

http://www17.plala.or.jp/d_spectator/ に掲載されたジョーンズ教授の論文を転載します。

 先に、AMLに掲載された「911事件>WTC崩壊編>[AML 6228] 911「本当はなぜ ... ?」Draft5.2 訳のLaTeXソース2
http://www.asyura2.com/0601/bd43/msg/153.html」より、読みやすくなっていますが、写真や図面が欠落しております。

 どなたか、映像付で転載していただけないでしょうか?


■□□□□□□□□□□転載開始□□□□□□□□□□□□□■
〈訳注:デブ・スペクテータ暫定訳 ver. 0.132, 2006年3月23日
以下は、ブリガム・ヤング大学 物理学・天文学部 スティーブン・ジョーンズ教授の
``Why Indeed Did the WTC Buildings Collapse?'', Draft 5.5
(原文:http://www.physics.byu.edu/research/energy/htm7.html)
を著者の了解を得て翻訳・公開しているものです。
この翻訳に関する責任はすべて訳者にあります。
対応する日本語が怪しい・一般的でないなどの語句の原文や、訳注を〈 〉で囲んで示しましたが、あくまでも暫定的な訳なので、怪しいとか意味不明の箇所については必ず原文に当たるようお願いします。
また、原文の更新の有無に関わらず、予告なく変更されるか、あるいは変更されない可能性があります。〉


本当はなぜWTCビルが崩壊したのか?

注記:David Ray Griffin教授がこのトピックに関して相補的な論文を書いており、次で入手できる:
http://911review.com/articles/griffin/nyc1.html

Griffin教授の論文は、2006年春に次で近刊予定
The Hidden History of 9-11-2001, Research in Political Econnomy, Volume23, P. Zarembka, editer, Amsterdam: Elsevier,

James Fetzer教授もこのトピックで相補的な論文を書いており、次で入手可能:
http://www.st911.org/

Steven Jones教授は、 次の話題に関する来る会議で招待講演を行う:

``9/11:真実を明らかにし、我々の未来を取り戻す --国際的教育と戦略の会議〈国際会議?〉
〈An International Education and Strategy Conference〉''

2006年6月2-4日、Embassy Suites Hotel Chicago-O'Hare Rosemontで開催予定。


DRAFT 5.5
この論文に示された見解に対する責任は (Brigham Young大学ではなく) 著者個人のみに帰する。
(下記の) 論文は修正と2度目の査読を受け、David Ray Griffin & Peter Dale Scott編の一巻での出版を受諾された。


本当はなぜWTCビルが崩壊したのか?

By Steven E. Jones

Department of Physics and Astronomy

Brigham Young University

Provo, UT 84604

概要
この論文を通して、WTC 7とツインタワーが破壊された要因が、衝突による損傷と火災のみによるのではなく、事前に仕掛けられたカッターチャージ〈cutter-charges〉 の使用にもよるという仮説について、本格的な調査を要求する。火災に加えて衝突による損傷だけが 3つのビルすべての完全な崩壊を引き起こしたという、FEMA, NIST, および9-11委員会による公式報告を考察する。次いで、制御解体説〈the controlled-demolition hypothesis〉の根拠を提示する。この説は、入手可能なデータによって示唆され、検証および反証が可能でありながら、米国政府の援助を受けたいかなる報告においても検討されていない。

〈訳注:cutter-chargesは、直訳すると、切削用装薬とでもなるのだろうが、通用する日本語がわからなかったのでカタカナ表記と原語を併記した。cutting chargesも含めて、以降も同様。
FEMA: Federal Emergency Managemanet Agency
NIST: the National Institutes of Standards and Technology〉
はじめに
我々はまず、3つのすべてのビル:ツインタワーと WTC 7の瓦礫の山の下の基礎部分の区域〈地階?〉〈basement areas〉で大量の融けた金属が観察されたという事実から始める。このグラウンドゼロでの金属についての目撃証拠を示すビデオクリップがある:
http://plaguepuppy.net/public_html/video%20archive/red_hot_ground_zero_low_quality.wmv
〈訳注:映像の中にはオレンジ色に光った物体が持ち上げられるようすはなく、作業員の談話のみ〉
Frank Silecchiaによる下の写真は、9-11の8週間後に北タワーの瓦礫から取り除かれている熱い融けた金属の大きな塊を示している。取り出された金属の下部の色に注目すると、これから見ていくように、金属の温度についてかなりのことが分かり、その成分について重要な手がかりが得られる。

次に、議論の土台として、47階建てのWTC 7の崩壊の考察に読者を案内する。このビルはジェット機の衝突を全く受けなかった。これは、2001年9月11日以前、および当日のビルである:

WTC 7: 47階建て鉄骨ビル..

01年9月11日午後のWTC 7。背景の右手の超高層ビルがWTC 7である。 WTC 広場の地区から見たもの。


敷地面積内に完全に崩落したWTC 7

スチル写真を見ていただいたところで、続く議論のために、このビルの崩壊のビデオクリップを観察することが重要なので、次に進まれたい:
http://911research.wtc7.net/talks/wtc/videos.html
WTC 7の崩壊のビデオを見るために、このウェブサイト・ページの最初の3つの写真をクリックされたい。音声付きがよい。


次に、同ビルの南西の角が、地面に向けて一様に落ち始める場面の拡大映像を検討されたい:
http://st12.startlogic.com/~xenonpup/Flashes/squibs_along_southwest_corner.htm


読者は何を見ただろうか?

対称性:ビルは真下に(ほぼ対称的に)崩落したか、それとも転倒したのか?

速さ:屋上の南西の角がいかに速く落下したか?(著者は学生達と測って、[6.5±0.2]秒だった;測ってみよう!)

煙/破片の噴出:ビルから煙/破片が噴き出るのが見えただろうか? 噴出あるいは ``花火〈?〉〈squibs〉''の順序と速いタイミングに注意されたい。
この論文でウェブページを参照して用いているのは、動画クリップを見て、一般に運動と物理の法則にいっそうの注意を払うことが重要であるという理由によることに留意されたい。 WTC 7やWTCタワーのの崩壊の詳細を示す高品質の写真は、書籍 (Hufschmid, 2002; Paul and Hoffman, 2004)、雑誌 (Hoffman, 2005; Baker, 2005)
http://911research.wtc7.net/wtc/evidence/photos/collapses.html で見ることができる。

ここで描くような``公式の''火災原因の崩壊説に異議を唱え、制御解体説を提出する17の理由を述べる。 (当然のことながら、これらの論点のすべてを扱わない限り、いかなる反論も完全ではあり得ない。)


1. 流動的でプールを形成した溶融金属

WTC 1, 2 (``ツインタワー''), 7の3つのビルすべての基礎部分〈地階?〉〈basements〉で 融けた金属が観察されたという発表がいくつかある。例えば、グラウンドゼロを視察した Keith Eaton博士は、 Structural Engineer誌で述べた。


[Eatonは]続けた。 `彼らは、我々に、事件から何週間後も 依然として赤く熱い融けた金属から、災害の中で切り取られ曲げられた4インチの厚さの鋼鉄板に 至るまで、多くの興味深いスライドを見せてくれた' (Structural Engineer, September 3, 2002, p. 6、強調を追加)
グラウンドゼロで融けた金属が観察されたことは、建築技術者で、 WTCタワーの設計責任者であるLeslie Rovertsonによって、公に強調されており、曰く、``攻撃21日後の時点で、火災は依然として続き、 融けた鋼鉄は依然として流れている。(Williams, 2001, p.3; 強調を追加)


Sarah Atlasはニュージャージー州の都市捜索救助部隊 One〈Task Force One Urban Search and Rescue〉の一員で、犬のパートナー Annaと一緒に、グラウンドゼロの現場に最初にいた一人だった。彼女は、Penn Arts and Sciience誌2002夏号で報告して、


`誰も生存していそうにはなかった。' 彼女の足下では火が燃え、 廃虚の山の中で融けた鋼鉄が流れて未だに 固まりつつあった。
(Penn, 2002; 強調を追加)
この融けた金属が当初から瓦礫の山の下で流れていたことに注意されたい。従ってこれは、融けた金属のプールが、ビル崩壊後の地下の火災によってできたというケースではない。 Allison Geyh博士は、9-11の後にWTCの現場を訪れた、Johns Hopkins〈大学?〉の公衆衛生調査チームの一員だった。彼女は、Johns Hopkins Public Health誌2001年の晩秋号で報告し、 ``今あらわになりつつあるいくつかの窪みの中で、彼らは融けた鋼鉄を見つけている。''


一つのビデオクリップが、グラウンドゼロでの融けた金属についての目撃証言を示す:
http://plaguepuppy.net/public_html/video%20archive/red_hot_ground_zero_low_quality.wmv
〈訳注:同一のファイルが上で示されている。〉
発見者は、観察された金属の表面が、9-11のおよそ6週間後も、依然として赤みを帯びたオレンジ色をしていることに言及している。これは、地下の位置でも、熱伝導率がかなり低く熱容量が比較的大きい金属が大量に存在することを意味する (例えば、鉄の方がアルミニウムよりも可能性が高い) 火口丘の中のマグマのように、このような金属は長期間、熱く融けたままでいたかも知れない。つまり、いったん金属が大量に、十分熱くなって融けると、地下でかなり良く断熱されて保たれることになる。さらに、下で仮説として取り上げるように、テルミット反応が初期には 2000℃ (3632°F) を越える非常な高温で、(プール状に見えた) 大量の融けた鉄を生んだかも知れない。このような高温では、ビルからのアルミニウム物質は、金属酸化物を含む融けた金属のプールに共に運ばれた物質と、発熱する酸化反応をし続けるはずである。そして、放射や熱伝導によるロスにもかかわらず、プールを何週間も融けたままに保ち、成長させ続けさえするだろう。

以上のように、両WTCタワーとWTC 7の瓦礫の山の中の融けた金属に関しては、繰り返し観察され、正式に報告されてきた。その金属は、融けた鋼鉄か、おそらくは鉄のように見えていた。融けた金属の成分を最終的に詳細に確定するためには、科学的な分析が必要であろう。


著者の主張は、これらの観察事実は、鋼材の融解/切断/解体に日常的に用いられるテルミットやHDX, RDX、あるいはそれらの組み合わせのような、高温のカッターチャージ〈cutter-charges〉の使用と辻褄が合うというものである。テルミットは酸化鉄とアルミニウム粉末の混合物である。テルミット反応の最終生成物は酸化アルミニウムと融解した鉄である。従ってテルミット反応では融けた鉄が直接生成され、十分に熱く、鋼鉄を融かすだけでなく、反応中に接している鋼鉄を蒸発させることさえある。アルミニウム粉末と酸化鉄の典型的な混合物に対するテルミット反式は次の通りである:

2Al + Fe2O3 = Al2O3 + 2Fe (融解した鉄), DH = - 853.5 kJ/mole.


テルミットは自身で必要な酸素を含んでおり、反応は外部からの供給を断っても止められず、水でも止められない。サーメート〈thermate〉のように、テルミットに硫黄を連係させると、鋼鉄への破壊的効果を加速するが、FEMA報告のAppendix Cにあるように、WTCの瓦礫の中からわずかに回収された部材のいくつかで、実際に構造用鋼材の硫化反応が観察された。 (Appendix C of FEMA, 2002; 次も見よ
http://www.911research.wtc7.net/wtc/evidence/metallurgy/index.html
それに対して、崩落するビル (テルミットのような焼夷性物質なし) では、大量の融けた金属をもたらすには振り向けられるエネルギーが不十分である。
〈訳注:HDXは、ウェブ上では爆発物の一種として RDXやTNTなどとともに載っていたが、正式の物質名などはわからなかった。
RDXは、Wikipedia (和)によると、正式名:シクロトリメチレントリニトロアミン
示性式:(CH2)3 (NNO2)3 で、非常に強力な軍用炸薬として多用されるとある。〉


政府報告は、ビル火災では鋼鉄の梁を溶かすには不十分であることを認めている。では、この融けた金属はどこから来たのか? (NISTで働く) 金属の専門家 Frank Gayle博士は述べる:


直観的にはジェット燃料で火災が非常に激しくなったと思うだろうし、 多くの人が、それで鋼材が融けたと思った。 実際には違った、鋼材は溶けなかった。 (Field, 2005; 強調を追加)
公式の報告はどれ一つこの謎に取り組んでいない。これは明らかに、両タワーとWTC 7を崩壊させた原因への重大な手掛かりとなるのだが。従って、権限を与えられた〈適格の?〉〈qualified〉科学者委員会による、このいったん融けた金属の組成分析が必要である。これは 決定的実験〈an experiment crucis〉になるかも知れない。
〈訳注:Wikipedia (英) で``experimentum crucis''と``critical experiment''とは同義で、決定(的)実験と訳されている例がある(1)〉


Thomas Eagar教授は、2001年に、WTCの火災が鋼鉄を融かすことは ないだろうと説明した:


``火災は、WTCの崩壊で最も誤解されている部分である。 現在でも、鋼材が融けたとメディアは報道している (し、多くの科学者が信 じている)。 ジェット燃料が、特に大量に存在したので、非常に高温で燃焼したと主張さ れている。 これは真実ではない ... WTCでの火災の温度は異常ではなかったし、全く間違いなく鋼鉄を融かす ことは出来なかった。

燃焼の科学では、火炎には、jet burner, pre-mixed flame, および diffuse flameの3種類がある .... diffuse flameでは、発火前に燃料と酸化剤は混合されていないが、制御さ れずに流れて、混合比が可燃領域に達したときに燃焼する。 燃焼炉〈fireplace〉では、WTC火災のように、空気中でdiffuse flameが 燃える。 diffuse flameは3種類の火炎の中で最も発熱の強度が低い ... 従って、炭化水素 (ジェット燃料)が空気中で燃焼する場合、火炎の最高温 度上昇は約 1000℃であり、1500℃で鋼鉄を融かすにはほど遠い。''
〈訳注:火炎の3つの種類の名称は、対応する日本語がわから なかったので原文のまま〉

``しかし、diffuse flameではこの最高温度[でさえ]到達すること は非常に困難である。 diffuse flameの中で、燃料と空気が最適な比で混合されるという保証はな い ... これが、住居の火災での温度が通常 500~650℃の範囲になる 理由である [Cote, 1992]。 WTC火災は、夥しい黒煙で示されているように、燃料豊富な diffuse flameであったことが知られている。.... 構造用鋼材は約425℃で軟化し始め、 650℃で約半分の強度を失うこと が知られている [Cote, 1992]。 これが、この温度範囲で鋼材が応力除去される理由である。 しかし、たとえ強度が50%落ちてもなお、それ自体ではWTCの崩壊を説明する には不十分である ... あの弱風の日には、WTCに設計許容値の1/3を越える応力が働くことはなさそう である ... たとえ強度が半分になったとしても、鋼材は依然として650℃の火災 によって課せられる応力の2~3倍を支えることができる。'' (Eagar and Musso, 2001; 強調を追加)


〈訳注:弱風の日にかかる応力と、火災状況下で軟化したり膨張したりしたときの応力との関係がわからないので、最後の``2~3倍'' という数字の根拠はわからない。〉
我々は後に、この火災によって生じる応力とWTCの崩壊についての問題に立ち戻ることにする。


たとえ直接的な元素分析を用いなくても、入手可能なデータに基づいていくつかの金属の可能性を排除することができる。導入部の写真は、グラウンドゼロで引き上げられている熱いスラグの塊を示している。塊の最も熱い部分は下の部分で、スラグの最も深くにあって、金属は熱い黄色、確実にチェリーから赤より上に見えている。下記の表 (http://www.processassociates.com/process/heat/metcolor.htm を見よ) で、鉛およびアルミニウム、構造用鋼材、鉄の融点のデータを、色から判る金属のおおよその温度と共に示している。熱い金属のおよその温度は、その組成とは全く独立に、色で示されることに注意されたい。


°F ℃ K
鉛 (Pb) 融点 621 327 601
淡い赤      930 500 770
濃い赤 1075 580 855
*アルミニウム融点 1221 660 933
中間のチェリー 1275 690 965
チェリー 1375 745 1020
明るいチェリー 1450 790 1060
サーモン 1550 845 1115
暗いオレンジ 1630 890 1160
オレンジ 1725 940 1215
レモン 1830 1000 1270
明るい黄 1975 1080 1355
白 2200 1205 1480
*構造用鋼材融点 ~2750 ~1510 ~1783
*鉄融点 2800 1538 1811
*サーメート (typ.) >4500 >2500 >2770


上の写真から、WTCの瓦礫からの固体の金属はサーモン色から黄色の熱さに対応する温度(約1550 - 1900°F, 845 - 1040℃) に位置していたことがわかる。この温度は鉛とアルミニウムの融点より十分高く、これらの金属は、はるかに低い温度 (チェリー-赤かそれ以下)で流動的となるので明らかに除外される。しかし、この観察された熱いサンプルは、(ビルからの)構造用鋼材または (テルミット反応からの) 鉄、または両者の混合物である可能性がある。熱い金属の写真をさらに加えれば、よりいっそう情報を得られ、調査を進められるだろう。


次の写真が手に入り、現在凝固している金属が、まとわり付いた物質を伴って (2005年11月の時点で) ニューヨークの倉庫に保管されている様子がはっきり示されている:


この物質中の (アルミニウムではなく) 鉄の存在は、赤みを帯びた錆が見られることで示されている。サンプルが得られたときは、特性分析の技術を一通り用いて、速やかに求める情報が得られるだろう。エネルギー分散型X線分光分析〈X-ray energy dispersive spectrometry〉 (XEDS) を用いて元素組成が、電子エネルギー損失分光〈electron energy-loss spectroscopy〉を用いて、XEDSでは検出できない微量な元素が分かる。走査型電子顕微鏡で後方散乱電子回折〈electron-backscattered diffraction〉を用いて、相に関する情報が得られる;何らかの沈澱物の形成から融解生成物が達したはずの最低温度を知り得る。我々はこれらのデータを取得し、何が明らかになろうとも、発表するよう努力するつもりである。


New York Post紙のフォトジャーナリスト Rob Millerによって撮られた一枚の興味をそそる写真 (下右〈訳注:2つ下〉) (Swanson, 2003) は、テルミット、あるいはサーメートのような硫黄を含有した誘導体が使用されたことを示すさらなる証拠写真となる。 WTC 7を前景にして、WTC 1からの通りの向う側に WTC 1が崩壊するときの残骸や粉塵が見える。比較のために、左〈訳注:直下〉の写真はテルミット反応を示しており、灰白色の酸化アルミニウムの塵の噴出流が、白色の熱い融けた鉄の``滴〈blob〉''から上方に伸びている。 (http://www.cchem.berkeley.edu/demolab/images/ironred.jpg)

Miller氏は、2つの梯子状の構造を写真に収めており (上の右〈訳注:すぐ上〉の写真で中左側部分;より鮮明な写真を求めている)、 WTC 1の中心部で見られた鋼材の構造に合致する。上部構造の左端の末端部で、白色の``滴〈blob〉''から上方にたなびく灰白色の噴出流をよく見られたい。 (下部の構造は粉塵によってほとんど見えなくなっている。) テルミットが構造用鋼材を切断し、なおも灰白色の酸化アルミニウムが反応箇所から噴き出しながら、鋼材の切断された端に付着している反応からの白熱した鉄が見えている可能性がある。この観察は、テルミットまたはその一変形物〈one of its variants〉 の使用と辻褄が合う。しかし、この方向での証拠について何らかの確固とした結論を引き出し得る前に、この写真に加えて、その一連からの写真のさらなる分析が必要である。


劇的な映像で、黄色から白色にに熱せられて融けた金属が、南WTCタワーから崩壊直前に滴っているところが暴かれている:
http://video.google.com/videoplay?docid=-2991254740145858863&q=cameraplanet+9%2F11
黄色は融けた金属の温度が約1000℃であることを意味し、明らかに、黒煙を上げるタワーの炭化水素の火災で生じ得る温度を越えている。もし、(例えば航空機からの) アルミニウムが融けたとすると、その約650℃の融点で融けて熱源から流れ出てしまい、この融けた金属に見られる黄色にまで達することはないであろう。従って、融けたアルミニウムの可能性は、高い確度で事実上除外される。しかし、テルミットは黄色から白色の高温で融けた鉄を生成するので、このビデオに見られるような特徴を持つ融けた鉄は、タワーの鋼鉄支柱を侵してビルを崩壊の直前に弱体化させるテルミット反応と合致する。 (上のビデオクリップで、溶融金属の一部がビルの側面に当たるとき、金属の ``飛び散り''として白熱した内側が明らかに露出する。) 読者は、南タワーの崩壊直前に角に見られる、滴る融けた金属を、次の知られたテルミット反応から融けた滴る金属と比べてみたいかも知れない: http://www.checktheevidence.com/911/Thermite2.htm


もし、この写真と上のビデオで強く示唆されるように、本当にテルミット反応が鋼鉄の支柱を切断するために用いられたとすると、融けた鉄と共に酸化アルミニウムが、両タワーとWTC 7の崩壊による有毒な粉塵の中に、異常な量と微粒子サイズで見付からなければならない。我々はこれらの残留する最終生成物、特に鉄とそれに伴う酸化アルミニウムを、 WTCの溶融金属プールの一つから取り出した凝固したスラグの中に探す予定である。


もちろん、観察に対する他の説明も模索される。例えば、F. Greeningは、両タワーに衝突した航空機のアルミニウムが融解し得て、これが``錆びた鋼鉄の表面に''落ちて``激しいテルミットの爆発''を引き起こしたかも知れないと唱えた。[Greening, 2006] そこで、著者は数人の学生と、アルミニウムを融かして、錆びた鋼鉄の表面に垂らして直接実験してみた。実際には 何も``激しいテルミット''反応は見られ なかった。我々は、錆びた鉄に接触した融けたアルミニウムの温度が、固まるまで (赤外線プローブを使って) 単に毎分約25℃ずつ冷えるのを観察した。故に、アルミニウムと酸化鉄の間のいかなるテルミット反応も最小限でなければならず、放射や熱伝導による冷却に匹敵することはなく、従って Greening による予測を支持 しない。鋼鉄には何の損傷も、歪みさえも見られなかった。(下の写真を見よ。) 融けたアルミニウムを砕いた石膏とコンクリート (湿ったものと乾いたもの) の上に垂らしたときにも、激しい反応は見られなかった。[Jones, 2006] たとえ、ビル中心部の巨大な鋼鉄支柱が錆びていて、何らかの形で融けたアルミニウムに直接接触して曝されていたとしても、これらの実験は、両WTCタワー内の融けたアルミニウムがこれらの鋼鉄支柱を破壊し得たという見方 [Greening, 2006 を見よ] にはいかなる支持も与えない。


我々はまた、アルミニウムを入れた鋼鉄鍋が熱せられて赤から黄色に光を放つ間、中の融けたアルミニウムが銀-グレーの色を保っており、南タワーが崩壊する直前に滴っていた黄-白色の融けた金属が、融けたアルミニウムでは ないという根拠を著しく増したことにも注意した。 ((上のビデオクリップでの) 融けた金属の黄色は、温度がおよそ1000℃であることを意味し、ビルで黒煙を上げる炭化水素の火災としては高過ぎることを思い起こそう。) 以下は強調するに値する点である:融けた鉄が (特有の高い放射率によって)、南タワーが崩壊する直前に滴っていた融けた金属で観察されたように、(~1000℃ で) 黄-白色に見えるのに対して、アルミニウムは放射率が低く反射率が高いので、自然光の条件では融けたアルミニウムは銀-グレーに見える。
( http://www.checktheevidence.com/911/Thermite2.htm を見よ)


錆びた鋼鉄の上に注がれる融けたアルミニウム:全く何の激しい反応も見られない。


こうして、我々は、爆発物がWTCタワーの取り壊し作業を完了する多少前に、巨大な鋼鉄の支持材〈supports〉 を弱らせるために、テルミットのある変形物〈some variation〉(例えば、固体アルミニウム粉末と Fe2O3の混合物、硫黄添加の可能性がある) が鋼鉄支柱上で使用されたという今の推測を支持する重要な証拠を見出した。そこで、重力でビルが真下に崩落するように急所の支持材〈supports〉を切断するためには、それぞれのタワーとWTC 7に対して、(ほんの数人で設置できた可能性がある) およそ3000ポンド〈訳注:約1400kg〉 のRDX級の直線形状の装薬〈charges〉で十分であろう。この見積りは、過去の制御解体で使用された爆発物の量とビルの大きさに基づいている。ここで無線開始の装薬点火が関わる。コンピュータ制御の無線信号を用いれば、航空機がタワーに突入した地点の付近で、爆破解体〈the explosive demolition〉 を開始することはたやすいことだろう。


``スーパーテルミット〈Superthermites〉'' では、反応性を増すために、``ナノアルミニウム''(< 120ナノメートル) で知られる極小粒子を使う。ミクロン・スケールの酸化鉄の粉塵のような金属酸化物の細かい粒子と混合され、スーパーテルミット中のナノアルミニウムは爆発性を帯びる:


ナノエナジェティック〈Nanoenergetics〉とは、 ナノスケールでしか存在しないメカニズムや特性を利用する、広い範囲のエネ ルギー発生物質〈energetic materials〉や方式〈formulations〉のことを指す。 金属粉末はナノエナジェティックの重要な一部分を成す。 今日では、ナノエナジェティックが、爆薬、推進燃料、発火装置〈pyrotechnic devices〉の性能を向上させ得ることはよく知られている。 ナノエナジェティック方式の利点や魅力は、従来の有機物爆薬と比べてより高い エネルギー密度で、制御可能な方法で、エネルギーを放出する能力にある ... 粒子合成技術の最近の進歩で、ナノアルミニウムの商業規模での生産が可能に なった。
( http://www.nanoscale.com/markets_nanoenergetics.asp および、爆弾〈bombs〉については、 http://www.technologyreview.com/articles/05/01/wo/wo_gartner012105.asp?p=1 を見よ。)

9/11にナノアルミニウムやスーパーテルミットが使用された可能性については、さらなる調査が行われるべきである。


火災によるのであれ、故意の解体以外のいかなる理由であれ、ビルの倒壊で、瓦礫の中に融けた金属の大きなプールが現れた例があるだろうか?著者は、この質問を大勢の技術者や科学者に持ちかけてきたが、今までのところ一例も現れていない。そこで奇妙なことに、マンハッタンの3つのビルが、火災によって最終的に破壊された言われており、すべてが、2001年9月11日の崩壊後の基礎部分〈地階?〉〈basement〉にこの融けた金属の大きなプールを見せている。もし、例えば、地下で起きた火災〈underground fires〉が何らかの形で融けた金属を生じさせ得たとすると興味深いだろうが、これまで数多くのビルで多くの大火災が起きてきたので、このような結果を示す歴史的な事例が存在するはずである。火災が、もしかすると、これら3つすべての融けた金属のプールを生じさせ得たのだという仮定で主張するだけでは十分ではない。


さらに、``足の下では、融けた鋼鉄 [または他の金属]が廃虚の山の中で流れて未だに固まりつつあった''という公表された報告がある。いかにしてビル火災がこのような結果をもたらし得るのか?今だかつてそんな事があっただろうか?我々はそのような事例を知らない。しかし、推測されるようなテルミット誘導体の反応なら、観察されたように、融けて流れる鉄が生成されるだろう。


ビデオや写真から観察される融けた金属の (サーモン-黄色に対応する)非常な高温は、火災が最終的に両WTCタワーとWTC 7 の崩壊をもたらしたという公式説の文脈では説明することが難しい。白熱して融けた鉄を最終生成物として生じるテルミット反応のような、炭化水素の火災以外の高発熱反応が、データによって明確に示唆される。その上で、HDXやRDXのような爆発物の使用も検討されるべきである。 NIST, FEMA, 9-11委員会による公式報告は、WTC 7と両タワーの基底部区域で観察された大量の融けた金属についての言及を除いていることで、際立っている。公式報告が、現場で見付かった融けた金属の問題を適切に取り扱っていないという事実は、否応なしにWTC崩壊に関する調査を継続する動機を与える。

2. WTC 7の鋼材の高温度と硫化反応
これまでの、WTCの崩壊に関する比較的数少ない査読済み論文の一つが、 ``An Initial Microstructural Analysis of A36 Steel from WTC Building 7''である。この短いが重要なレターは述べる:

この鋼鉄梁は元の正確な位置を確定できなかったが、 予期されぬ腐食が見つ かり、この鋼材の微細構造に変化が起こったという 調査結果に根拠を 与えた。 この梁の別の部位の検査は進行中である。
分析結果
急速な鋼材の劣化は、硫黄の存在による粒界の融解を伴う、酸化による 発熱の結果である。 酸化鉄と硫化鉄の共晶混合物の形成で、この鋼材中で液相の生じ得る温度が 低くなった。 このことは、手鍛造の工場での``鍛接〈blacksmith's weld〉''処理に似た 過程によって、この 鋼鉄梁の部分の温度が約1000℃に近付いたことを、 強く示唆する。
(Barnett, 2001)
いかにして、鋼鉄梁の中でこの約1000℃という温度に達するのか?上に Eagarからの引用で示したように、650℃を越える温度に達することは、 WTCビル内で歴然としていた、炭化水素のdiffuse firesでは困難である。ましてや鋼鉄支柱では、鋼鉄構造の巨大なヒートシンク〈放熱板〉〈heat sink〉によって熱が逃げてしまうのである。従って、Barnett, Biederman, & Sissonによって推測されたような高温度は異常である。
次に、この論文に、かなり不可解な鋼鉄の硫化反応の報告がある。この硫黄の起源は何なのか?どの公式報告書にも確かな解答はない。

もちろん、硫黄の存在下で1000℃(やそれを優に越える)温度を達成する直接的な方法はあり、それはサーメート〈thermate〉 (あるいはテルミットと同種の変形物〈a similar variation of thermite〉) を使うことである。サーメートは、軍用に開発された、硫黄を含む高度のテルミット類似体〈analog〉である。
( http://www.dodtechmatch.com/DOD/Patent/PatentDetail.aspx?type=description&id=6766744&HL=ON を見よ)。サーメートはアルミニウム/鉄酸化物 (テルミット)を、硝酸バリウム (29%) および硫黄 (典型的には2%で、それ以上も可能)と組み合わせたものである。サーメートの反応は急速に進行し、テルミットよりはるかに速く鋼鉄を侵し、構造を破壊に至らせる。こうして、もし、サーメートの使用が議論上で許容されれば、非常な高温と、鋼鉄の硫化物という異常な観察 (Barnett, 2001) は説明が可能である。


最後に、硫化反応は、FEMA報告のAppendix C にあるように、WTC 7とWTCタワーの一つで見付かった構造用鋼材の試料で観察された。一種類以上のカッターチャージ〈cutter-charge〉、例えば HDX, RDXや、サーメートのある組み合わせが、9/11に関わっていた可能性は大いにある。硫黄を含有したサーメートのようなテルミットのある変形物〈some variant〉が、両WTCタワーとWTC 7の破壊に使われたという形跡は、十分に否応なく、本格的な調査を行う正当な理由になる。


3. WTC 7 のほぼ対称的な崩壊

火災はビルの中で不規則に散らばって発生していたにもかかわらず、(上記リンクで)読者が観察したように、WTC 7は速やかかつほぼ真下に対称的に崩落した。  WTC 7は、持続する大きな火災が見えなかったにもかかわらず、両タワーの崩壊後、約7時間で崩壊した。 WTC 7内では、下図に示すように、24本の巨大な鋼鉄支柱〈steel support column〉と巨大なトラス〈桁構え〉〈trusses〉が、57本の周辺支柱〈perimeter columns〉と共に、非対称に配置されていた。 (FEMA, 2002, chapter 5; NIST, 2005)

屋上側から見た、WTC 7の鋼鉄支柱の配置図。 丸印は、WTC 1の崩壊からの破片による損傷を受けた可能性がある支柱で、 WTC 1から350フィートは離れている (NIST, 2005)。 従って損傷は明らかに非対称で、かつ明らかにどの中心支柱も降り注ぐ破片 によって切断されなかった。 WTC 7は航空機の衝突を受けていない。


ほぼ対称的な崩落は、見られるように、多くの支柱を同時に``引き込む〈pulling〉''ことを必要とする (下記を見よ、特に、 Bazant & Zhou 論文の議論) 。非対称な崩壊の方がはるかに起こりやすいので、``公式''説にあるような、不規則な火災によって完全かつほぼ対称的な崩壊が起こる可能性は小さい。もし、1本あるいは数本の支柱が破損したら、ビルの大部分は建ったまま、一部が砕けると予想されるだろう。例えば、WTC 5の主要部分は、9/11に衝撃による非常に深刻な損傷と激しい火災に見舞われたにも関わらず建っていた。

高いビルの非対称的な崩壊、ランダムな要因で起こる場合 (約9階以上で、 ここでは地震による場合)、エントロピー増大の法則に合致する。
-->


それに対して、カッターチャージ〈cutter-charge〉/爆発物を用いた制御解体〈controlled demolition〉の主な目的は、仕掛けた爆発物で、ビルを完全にかつ真下に対称的に崩落させることである。読者は、事前に入念に設置された爆発物によって、対称的に完全に崩壊させた例として、
http://www.implosionworld.com/cinema.htm にある例をよく見られたい。
(Philipsビル、Southwarkタワー、Schuylkill Fallsタワー崩壊のビデオは、特に有益である)


WTC 7の崩壊について、FEMA報告は結論で、このような議論に支持を与えている:

WTC 7の火災の詳細や、それがいかにしてビルを崩壊[``公式説'']させたのか は、現時点で不明である。 施設内のディーゼル燃料の総量には潜在的に膨大なエネルギーがあったが、 最良の説[火災/破片による損傷が原因の崩壊]でも、低い発生確率で しかない。 この問題を解決するためには、さらなる研究・調査・分析が必要である。 (FEMA, 2002, chapter 5; 強調を追加)
これが正に重要な点である:すべての政府報告 (FEMA, NIST, 9-11委員会の報告)では無視されている制御解体説の真面目な検討も含めて、さらなる調査・分析が必要である。 9-11委員会報告では、2001-9-11のWTC 7の崩壊については言及さえしていない。 (Commission, 2004) これは、本当は9-11に何が起こったのかという疑問に極めて関連性のあるデータを除外するということで、特筆すべきである。
4. かつて鉄骨の超高層ビルが火災によって崩壊したことは全くない
New York Times紙の、``技術者がWTC 7 の崩壊に困惑;鋼材が部分的に蒸発''と題した記事が、関連するデータを与える。

専門家たちは、この[WTC 7]ような近代的で鋼鉄で補強 された高層ビルが、抑えられない火災のせいで崩壊した例はないと言う。 (Glanz, 2001; 強調を追加)
消防技術専門家 Norman Gloverは同意して:
ほとんどすべての大きなビルが、その耐用年数内に大火災 の起こる地区になる〈will be the location for a major fire〉。 主な高層ビルが、かつて火災によって崩壊したことはない...
WTC [自身]も1975年に火災地区になったが、ビルは軽微な損傷を受けながら 残り、修理されて業務に復帰した。'' (Glover, 2002)
その通り、鋼鉄梁の高層ビルが火災によって完全に崩壊したことは、以前に (後にも) ないのだ!しかし、鉄骨の高いビルが完全かつほぼ対称的に崩壊したことは、以前から多数ある。すべては、``内部爆破取壊し〈implosion〉''あるいは制御解体と呼ばれる手法で、事前に仕掛けられた爆発物によってなされたものである。そうすると、マンハッタン中心街で、3つの魔天楼が、2001年9月11日という同じ日に完全に崩壊するという出来事が、推定されるように爆発物を使用せずに起こったとは驚きである。


技術者達は、正確には何が起こり、全国の他の同様のビルについても 心配すべきかどうかを解明しようと努めてきた ... 現場の他のビルの大部分は、火災を含むあらゆる損傷を受けたにも関わらず、 立っていた ... [Jonathan] Barnett博士は、 火災や構造上の損傷は ... 残骸の山の 中の鋼材が部分的に蒸発したように見えることを説明できないと述べた。 (Glanz, 2001; 強調を追加)
``部分的に蒸発した''鋼材が観察されたことは、とりわけ公式説を動揺させる。なぜなら、紙やオフィス物品やディーゼル燃料の燃焼でさえも、鋼鉄を蒸発させるのに必要な温度 ~5180°F (~2860℃) にはるかに及ばないからである。 (WTC 7はジェット機の衝突を受けておらず、ジェット燃料はビルの火災に関与していないことを思い起こそう。) しかし、テルミット変形物〈-variants〉、RDXや他の通常用いられる焼夷性物質や爆発物 (すなわちカッターチャージ〈cutter-charges〉なら、直ちに鋼材を薄切りにして、制御解体で支柱を切断することが可能で、必要な温度に達することもできる。この謎は追究される必要があるが、``公式の''9-11委員会やNISTの報告では言及されていない。


5. WTC 7崩壊時の花火〈?〉の〈Squib-〉タイミング

WTC 7の上層階で、ちょうどビルが崩壊し始めるときに、規則的な順番で水平に吹き出す煙と破片が見られる。 (読者は、拡大映像のビデオクリップを再び見たいだろう。) ビデオから観察されるように、上層階同士は、見たところ互いに相対的には動いていない。その上、吹き出しの時間間隔は0.2秒未満なので、床の崩落による空気の排出 (Chertoff, 2005を見よ) ではあり得ない。自由落下で床が次の階の床に到達する時間は0.2秒よりかなり長い:自由落下の方程式 y = (1/2)gt2によると、崩壊し始めの落下時間に近い 0.6秒少々となる。

しかし、このように``花火〈?〉〈squibs〉'' がビルの側面を上に進行していくことは、事前に仕掛けられた爆発物が用いられる場合には、次のサイトで見られるように一般的である
http://www.implosionworld.com/cinema.htm
このサイトで、爆発的花火〈?〉〈explosive squibs〉の速い時間間隔もまた一般的であることが分かる。 (このサイトの、内部爆破取壊し〈implosion〉のビデオをいくつか見ることは有益である。) このようにWTC 7崩壊の最中に、花火〈?〉〈squibs〉がビルの側面を速く連続して上がって行くのが観察されたということは、仕掛けられた爆発物が使用された、別の重要な証拠を与える。この高度に安全なビルに関しては、``ニューヨークの秘密CIAサイトが9月11 日に破壊された''と題した NY Timesの記事が、興味深いパズルピースを与える:


C.I.A.の秘密ニューヨーク局は47階建てのWTC 7の中にあった ... 現場の機関職員は全員、安全に避難した ... 諜報機関職員はビルから退去する直前、オフィスの窓からツインタワーが燃 えるのを眺めることができた。 (Risen, 2001)


〈訳注:ここは、CIA職員がWTC 7から退去したのは、 崩壊するはるか以前の、まだWTCツインタワーが立って燃えていて、普通の 人なら誰もこれらが崩壊するなど夢想だにしていなかった時点だということ を指摘したいのだろうが、WTC 7ビル内の他の関係者はどうだったのだろうか?〉

6. 北タワーアンテナの早い落下

公式のFEMA 9-11報告は、北タワーの崩壊について著しい異常があったことを認めている:


様々な角度から崩壊を捉えたビデオテープ録画を調べると、外壁で動きが 顕著になる少し前に、屋上の通信タワーが下方と横に動き始めたことが わかる。 これは 崩壊が、中心コア区域での1箇所かそれ以上の破壊から始まった ことを示唆する。 (FEMA, 2002, chapter 2; 強調を追加)

崩壊開始時にアンテナ (最上部)を見せる北タワー。

アンテナが最初に落ち始めたことは、北タワーの崩壊ビデオで確認できる。
(http://911research.wtc7.net/wtc/evidence/videos/wtc1_close_frames.html;
およびhttp://home.comcast.net/~skydrifter/collapse.htmも見よ。) NY Timesの記事もこの振舞に注目している:


ビルは1時間半以上も立っていた。 北タワー崩壊の映像は、TVアンテナがビルの他の部分より、1秒の何分の1か前に 落ち始めたことを示している。 これは どういうわけかビルの鋼鉄支柱が最初に崩れたことを示唆する ... (Glanz and Lipton, 2002; 強調を追加)
だが、どうやって?もしカッター・チャージ〈cutter charges〉でなければ、何がアンテナを支えていた47本の巨大な鋼鉄の中心支柱を、ほぼ同時に明らかに崩壊させたのか?


この異常な早いアンテナの落下は、FEMAの報告 (FEMA, 2002) と New York Times紙 (Glanz and Lipton, 2002)によって提起され、未だに公式報告で解決されていない。(FEMA, 2002; 委員会, 2004; NIST, 2005) この謎は、FEMA報告 (FEMA, 2002)とNY Times (Glanz and Lipton, 2002)によっ NIST報告は言及している:


... WTC 1の崩壊を真北から撮った写真と映像の記録によると、アンテナは 屋根に沈み込んでいるように見える {McAllister 2002}。 東側と西側の地点からの記録を見ると、ビルが崩壊するとき、衝突箇所より 上の部分が南側へ傾いたことは明らかである。 (NIST, 2005)
しかし、このNIST報告には、北から見えたアンテナの沈み込みを、ビル上部の傾きで十分説明できること、あるいは、ビル上部の傾きがアンテナの見かけの沈み込みの前に起きたことを示す 定量的な分析は見当たらない。しかも、FEMAの調査員達は、``様々な角度から崩壊を捉えたビデオテープ録画'' を調べてもなお、``崩壊が、中心コア区域での1箇所かそれ以上の破壊とともに始まった'' (FEMA, 2002) という理解に至ったというのである。定量的な分析がなされ、この問題が解決されることを示す必要がある。


7. 閃光と大爆発音の証言

複数の 速く連続した大きな爆発音が、 WTCタワー内と付近で多数によって聞かれて報告され、これは爆発物による解体と矛盾しない。消防士ほかの人々が、上の航空機が突入した場所近くの階のみならず、WTC 2 が崩壊する直前の、航空機がタワーに衝突した場所のはるか下の階で、閃光と爆発音があったと話す (Dwyer, 2005)。例えば、南タワーが崩壊し始めたとき、Foxニュースのアンカーは伝えて:


ビルの基礎部分〈the base〉で爆発がありました ... 下の方から白い煙が... ビルの基礎部分で何か起こりました! そして別の爆発です。'' (De Grand Pre, 2002; 強調を追加)
消防士のEdward Cachiaが、独立に伝えて:


[我々は]内部の爆発〈爆ごう〉〈detonation〉、爆発物 〈explosives〉のようなものがあったと思いました。 なぜなら、連続して、ドカーン〈boom〉、ドカーン、ドカーン、 ドカーンと来て、それからタワーが崩落したからです ... それは、飛行機が衝突した階でなく、下の階で実際に起こりました。 (Dwyer, 2005; 強調を追加)

〈訳注:explosion (爆発) の代わりに、detonation (爆ごう:火炎の伝搬速度が超音速) や、他の語句が使われているところでは和英併記した。以降も同様。
そして、消防委員補佐〈Assistant Fire Commissoner〉のStephen Gregoryが、洞察を加えて:


私が、貿易センタービルが崩壊する前、第2ビルが崩壊する前に、 その方向を見たとき、... 下の部分で閃光を見ました。 Evangelista警部補と話していて、このことを決して口にしませんでしたが、 彼の方から私に、ビルの前の下の部分の閃光を見たかを尋ねてきました。 私は、その時、それが何か分からないと思ったので、彼に同意しました。 つまり、ビルが崩壊して何かが爆発した結果、起こったことかも知れなかっ たということですが、閃光〈a flash〉、閃光、閃光と見えてから、ビルが崩壊 したように見えました。

Q.それはビルの下の方でしたか、それとも火災のあった上 の方でしたか?
A.いいえ、ビルの下の方でした。 ご存じのように、ビルを解体する〈demolish〉ときのようでした、ビルを爆破 する〈blow up〉ときのように、崩落するとき、でしょうか? それが、私が見たと思ったことです。 そして、私はその話題を口にしませんでしたが、彼の方から尋ねてきました。 彼は、自分がクレージーかどうか分からないが、私がすぐ隣に立っていたから、 ただ訊きたかったのだ、と言いました ... 彼は私に、何か閃光を見たか訊きました。 私は、見たけれども自分だけだと思った、と答えました。 彼は、違う、自分も見た、と言いました。 (Dwyer, 2005, Assistant Commissioner Stephen Gregory FDNY WCT2 File No. 91 10008; 強調を追加)

このような爆発を生じさせるようなジェット燃料が、特に下側の階で、しかも航空機がビルに衝突したずっと後に存在していたということは、とてもありそうもない。 NISTの主要調査員 Shyam Sunder博士は、``ジェット燃料はおそらく10分以内に燃え尽きた''と述べている。(Field, 2005) それに対して、あらかじめ仕掛けられた爆発物は、観察された爆発〈detonation〉について、もっともらしく、単純な説明を与える。従って、爆発物が使用されたいう``証拠は何も''見つけられないとは言えない。この重大事項は、もっともな科学的仮説として扱われ、徹底的に調査される必要がある。


8. 両タワーの鋼鉄部材の飛び出しや破片の噴出

両WTCタワーの崩壊ではっきりと観測されたように、鋼鉄部材が水平方向に何百フィートも飛び出したことや、コンクリートが小麦粉状粉末にまで粉砕されたことは、爆発物が使用されたことのさらなる証拠となる。次のサイトでよく説明されている。
http://911research.wtc7.net/talks/towers/index.html (Griffin, 2004, chapter 2 も見よ) 観察された柱状噴出あるいは``花火〈?〉〈squibs〉''は、粉砕場所のはるかに下にあり、特に注目に値する。これらは、かなり、 http://www.implosionworld.com/cinema.htm で観察される柱状噴出のように見える (例えば、Southwark Towersの制御解体〈the controlled demolition〉)。


上から下へ崩壊する北タワー。粉砕場所のはるか下の、不可解な水平方向の柱状噴出に注目されたい。 -->

WTC 7とは違って、ツインタワーは、下側から進行するというより、 ``上から下へ''爆破されているように見える。これは制御解体として異例ではあるが、爆発物を爆発させる〈detonated〉順番によって可能であることは明らかである。つまり、航空機が突入した部分の近くで初期の爆発が起こるように、爆発物がタワーの上層階に仕掛けられ、無線信号を通して爆発したのかも知れない。この説は、すべての入手可能なデータを用いた独立した調査において、必ず真剣に検討されるべきである。


9. ``解答を要する差し迫った疑問''

Fire Engineering誌で、大胆にも論説で取り上げられた、防火技術〈fire-protection〉 の専門家達の緊急ではあるが論理的な評価に同意する:


消防技術〈fire engineering〉業界の尊敬す べきメンバーたちが危険信号を発し始め、共鳴する見解が現れてきた:


航空機による構造上の損傷とジェット燃料の 爆発的な発火自体では、両タワーを破壊するには十分でない。


消防技術からは、 FEMAによって授けられ、 米国土木技師協会〈土木工学会?〉〈the American Society of Civil Engineers〉 によって実施された``公式調査''が、 控え目に表現しても、全面的な情報 公開からはかけ離れたところに主要な利害を持った 政治勢力にすでに乗っ 取られてしまったかも知れない、いい加減な茶番であると確信するに足る 理由がある。 ある近い関係者〈one close source〉が``観光旅行''と表現したような、ASCE 調査委員による3日間の通り抜けるような証拠現場の視察から得られるわずかな 利益を除いては、誰も何の証拠も調査していない。


市民の中には通りに出て、調査が終了してし まうことに抗議する人々もいる。 Sally Regenhardもその一人で、なぜ、いかにしてビルが崩落するというこ とが、FDNYの見習い消防士だった不運な息子 Christianの身の上に起きたの かを知りたいと思っている。 我々もそうだ。


明らかに、 解答を要する差し迫った疑問 がある。 事件の規模自体に基づいても、全力を挙げて、全面的に資源を配分した犯罪学 的調査が必須である。 道義的な観点からさらに重要なことは、現在と将来の世代の安全[への配慮]で ある。 (Manning, 2002; 強調を追加)

この論説はまた、正当にも、重大な証拠もたらすであろう構造用鋼材が、事件現場から素早く撤去されてしまうことに異議を唱えている:


3か月以上に渡って、構造用鋼材は世界貿易センターから、切り刻まれて屑鉄として売られており、なおも続いている。 火災の条件下での、高層ビルの設計実例と性能に関する多くの疑問に答えられた であろう決定的な証拠は、中国行きのゆっくりとした船の上にあり、 人々が次の車に買い替えるまでは、おそらく米国内で再び見ることは決して ないだろう。


このように証拠を消滅させてしまうことは、 世界史上で火災による最大の崩壊を 徹底的・科学的に調査することの重要 性に関して、仰天させれられるほど政府当局者が無知であることを示している 。 筆者は火災調査の我が国家規格〈national standard〉 NFPA 921を綿密にチェック したが、 10階建て以上のビルについて証拠を隠滅することを許す免除 規定〈exemption〉はどこにも見当たらなかった。 (Manning, 2002; 強調を追加)


10. 制御解体 ``内部爆破取壊し〈Implosions〉''は技術を要する

WTC 7と両タワーに、ほぼ 対称的で真下への完全な崩壊が起こったことは、無秩序な火災に損傷が加わって、すべての崩壊を引き起こしたとする``公式の''説に対して、とりわけ動揺を与えるものである。高度のカッティング・チャージ〈cutting charges〉を使うとしても、このような結果を得るためには、相当な事前計画と専門技術が必要である。この分野の権威であるTom Harrisが説明したように:


ビルを破壊する上での主な難関は、その崩落の仕方を制御 することである。 理想的には、爆破作業チームは、ビルを片側に、駐車場ほかの空き地 内に 転倒させることができるだろう。 このタイプの爆破作業は最も実行が容易である [エントロピー増大の法則に 適っている]。 ビルをひっくり返すことは、いくぶん木を切り倒すことに似ている。 北にビルを倒すためには、爆破要員たちは、最初にビルの北側で火薬を爆発 させる〈detonate explosives〉 ...

しかし、しばしばビルは保存しなければならない建造物に囲まれている。 この場合には、爆破要員は、 真の内部爆破取壊し〈implosion〉、つまり ビルがその土地占有面積(ビルの基底部分の占める総面積) 内に真っ直ぐ 崩落するように解体すること〈demolishing〉に進む。 この離れ技は、世界で一握りの解体業者〈demolition companies〉 にしか企てられないような技術を要する。 爆破要員はそれぞれの計画によって若干異なる方法をとる ... [一つのよい] 選択肢は、 ビルの側面が内側に落下するように、ビル中心部の支柱を その他の支柱の前に爆破する〈detonate〉ことである ... 一般的に言って、爆破要員は 主要な支柱を、初めに下側の複数階で、 次いで数階上まで、という具合に爆破する〈explode〉... [注意: そのとき上側の階は突き押し具〈a tampter〉 のように落下し、結果 として``進行性の崩壊''に至る。これは制御解体〈controlled demolition〉 で一般的である。] (Harris, 2000; 強調を追加)
WTC 7の崩壊 (上のビデオクリップ)を注意深く見ると、先ずビルの中央付近に下向きに``よじれ〈kink〉''が現れており、支柱による``引っ張り〈pulling〉'' を示している。次いで、ビルが``真下の占有面積内に崩落する'' (harris, 2000)ように、側面が内側に引き込まれる。 WTC 7の崩壊が始まるときに上層階に見える破片の噴出は、上で概要を述べたように``数階上まで''の支柱を爆破で切断したとして、辻褄が合う。 FEMAは、WTC 7の崩壊がその占有面積内によく収まっていると認めている:


WTC 7の崩壊では、前面が引き落とされたとき、小さい破片 の領域が生じ、これは内部の破壊と内部爆発〈implosion〉を示唆している ... 破片の平均的な広がりの範囲はおよそ70フィートである。 (FEMA, 2002, chapter 5)

〈訳注:このFEMA報告書は、意図的ではない崩壊が 前提なので、ここと次の``implosion'' を「内部爆発」とした。〉
これが、見事に遂行されたWTC 7の内部爆発〈implosion〉であることには確かに同意する。だが:


この離れ技は、世界で一握りの解体業者にしか企てられない ような技術を要する。 (Harris, 2000; 強調を追加)
よく考えてみよ:なぜテロリスト達は、``転倒''崩壊ならはるかに少ない労力で、はるかに大きい損害をマンハッタン中心街に与えたはずなのに、WTC 7や両タワーの真下への崩落を企てたのか?どこで、彼らは必要な技術を身に付け、ともかくも対称的な内部爆破取壊し〈implosion〉のためにビルに出入りしたのか?これらの疑問はいっそうの調査の必要性を提起する。


爆破解体専門家で Controlled Demolition社社長の Mark Loizeauxは、徹底的な調査をする場合に、問う〈疑う?〉〈question〉べき人物の一人であろう。インタビューで、WTCビルの倒壊させる方法について述べた:


``もし私がWTCビルを崩落させるなら、ビルの重量が崩壊の 助けになるように、基礎部分〈地階?〉〈basement〉に爆発物を仕掛ける。'' (Bolliyn, 2002; 強調を追加)

全くその通り。``基礎部分の爆発物''は、ビルの下部での崩落前の爆発 (上記の論点 7)という目撃報告と合致する。同時に、これは支柱を効果的に切断する方法で、通信塔 (WTC タワー1)の明らかな初めの落下や、WTC 7の崩壊が始まったときの中程の``よじれ〈kink〉''とも合致する。そして、Controlled Demolition社社長として、Loizeaux氏は、``世界で一握りの ''対称的な制御解体を ``企てられる解体業者'' (Harris, 2000) を知っているだろう。彼の会社は確かにその中の一つであり、ビルの崩壊を受けて、速やかな清掃業務を委託されたのだ。


もし読者が、WTC 7の速やかで対称的な崩壊を、まだ自分で見ていないなら、今見てはどうか?初めの中程の``よじれ〈kink〉''または落ち込み、ビル側面を上に向かって順番に吹き出して行く``花火〈?〉〈squibs〉''に注意し、対称的で真下への崩落に注目されたい。これらの特徴はすべて、制御解体では普通のことである。次のサイトを、自身の目で確かめられたい: http://911research.wtc7.net/talks/wtc/videos.html
次のサイトが、本格的な科学的観点から、多くのより詳細な情報を提示している:http://wtc7.net/


11. WTC再検討に立ち会った教官らが調査を支持

著者は 2005年9月22日のBrigham Young大学でのセミナーで約60人に対して、``公式''説への異論を発表した。そこで、制御爆破解体説の証拠と科学的議論も示した。出席者の中には、物理学、機械工学、土木工学、電子技術、心理学、地質学、数学から、そして、出席者全員は見分けられなかったので、おそらく他の学科からの教官ら〈faculty〉もいただろう。当大学とカレッジからの出席者がいた。(BYUとUtah Valley State College)


議論は活発で、ほぼ2時間にわたって続いた。終わったのは、ただその部屋が大学の授業に必要になったからだ。 WTC 7と両タワーの崩壊を実際に観察して議論することを含めて、ここでまとめた題材を発表したあと、一人の出席者だけがWTC崩壊のさらなる調査が要求されることに (挙手によって) 同意しなかった。翌日、この反対した教授は、さらに考えたと言って、今ではもっと調査が必要であることに同意した。彼は、NISTが保持している6899点の写真と6977点のビデオ映像に加えて、FBI が保持しているもの;写真には個人的に撮影されたものが多く含む (NIST 2005, p.81)、を独立で綿密な調査のために放出されるようを望んで、他の人々と一緒になったのだ。 それ故に、著者は人々と共に、これらの資料を、学際的で望むらくは国際的な科学者と技術者から成るチームに開放することを要求する。


12. BazantとZhouの論文へのコメント

9-11の異常に関するBYUでのセミナーで、出席者の一人が著者に、BazantとZhouの論文をレビューするよう提案した。引用すると:


110階建てのWTCタワーは、 大型旅客機の 水平方向の衝突による力に、全体として耐えるように設計されていた。 では、なぜ完全な崩壊が起きたのか? (Bazant and Zhou, 2002, p.2)

正解である、ジェット機の衝突は崩壊をもたらさなかったということであり、我々はそのことで同意できる。 MITのThomas Eagarも同調して、``最初の衝突で失われた柱の数は大きくなく、荷重は、この冗長な強度を持つ構造で残りの支柱に移った'' (Eagar and Musso, 2001)

BazantとZhouに従って続けると:


ビル内に流れた航空燃料による大火災は、柱の鋼材を、 明らかに800℃を越える温度に曝し続けた ... (Bazant and Zhou, 2002, p.2)
しかしここで、``初めのジェット燃料の火災自体はせいぜい数分間しか持たず''、事務用品の火災はその場所で約20分以内に燃え尽きる (NIST, 2005; p.179; 強調を追加)、という最近の報告に注目する。確かに、ジェット燃料の燃焼では、鋼材を800℃を越える温度に保つのに十分ではない。だが、続けよう:


危機にある階の半分以上の支柱が一たび ... 座屈を起こす と(ステージ 3)、その階の上側の構造の重量がもはや支えられなくなって、 上側部分は下側部分の上に落下し始める ... (Bazant and Zhou, 2002, p.2)
BazantとZhouは、観察されたような完全かつほぼ対称的な崩壊を突如引き起こすように、いかにして、同時に``危機にある階の半分以上の柱が座屈を起こす[し得る]''のかということを説明しない。それぞれのタワーには47本の巨大な鋼鉄製の中心支柱があり、WTC 7には24本の同様の支柱があったのだ。(NIST 2005; NISTb, 2005)


両WTCタワーは、47本の中心鋼鉄支柱と240本の周辺鋼鉄支柱との、 合計287本の鋼鉄支柱で堅固に建設された。 多くの人が、不規則に起こった火災/損傷で真下に崩落したこと (公式説) に疑いを抱き、爆発物を疑っている。

鋼鉄製骨組み:巨大なコア (左側)は莫大なヒートシンクとなる。作業員が連結された中心支柱に堅固に接続された床板〈floor pan〉の上に立っていることに注意。 -->

彼らは、いかにして鋼鉄支柱が、オフィス物品の燃焼によって、ほぼ同時に800℃を越える温度に達したのか説明して いない。 NISTは、一つの区域のオフィス物品はおよそ15-20分間燃えて、燃え尽きる (NIST, 2005, pp.117, 179) と記している。構造が巨大なヒートシンクになることを考慮すると、鋼鉄支柱を、Bazant & Zhouのモデルで要求されるような800℃を越える温度に上げるために、この時間は明らかに十分ではない。そして、このありそうもないメカニズムによって、同じ日に3つのビルを完全に崩壊させるとは信じ難い。さらに、両タワーに関するNISTの最終報告は認めて:


16の周辺支柱のパネル〈壁?〉〈panels〉上で調査された170箇所 以上の領域のうち、3つの支柱のみに、鋼材が250℃を越える温度に達した形跡 があった ... 2つの中心支柱の試料だけが、このような分析を行うのに十分な塗装を残して おり、250℃に達していなかった ... 金属組織学的分析を用いて、 NISTは、どの試料も600℃を越える温度 に達したという証拠はないと判断した。 (NIST, 2005, pp.176-177; 強調を追加)

〈訳注:2006年1月29日に入手可能だったpdfファイル では、この部分は p.88 (6.4 LEARNING FROM THE RECOVERED STEEL 6.4.3 Damage Analysis) にあった。〉

WTC 7について、Bazant & Zhouはほとんど言及せず、分離された``補遺〈addendum〉''で、``天然ガスの燃焼が必要とされる熱源だったかも知れない (Bazant & Zhou, March 2002, p.370) と述べるに留まっている。 FEMA報告 (FEMA, 2002)はこの問題に取り組んで:


初期のニュースリポートは、高圧の24インチ・ガス主管が、[WTC 7] ビルの付近に位置していたと指摘していた;しかし これは真実でない ことがわかった。'' (FEMA, 2002, chapter 5; 強調を追加)

13. WTCタワーに関するNIST最終報告へのコメント

著者は、両WTCタワーの崩落に関する、数百ページのNISTの最終報告に目を通した。(NIST, 2005) NISTが、WTC 7に関する最終報告を``分離して''遅らせ、この文章を書いている時点 (NIST, 2005; NISTb, 2005)にも遅れていることに注目すると興味深い。著者はNIST報告のある部分には同意する;たとえば:


WTC 1と2は共に、航空機の衝突後も安定しており、それぞれ 102分間と56分間は立っていた。 衝突による構造上の損傷を考慮した全体解析では、 両タワーはかなり の余裕を残していたことを示した。 これは、WTC 2の衝突後の振動解析によっても確認された ... 無傷の構造 について計算された一次モードの周期にほぼ等しい周期で振動した。 (NIST, 2005, p.144; 強調を追加)

任意の場所において、 1000°近くの[鋼材 でなく空気の]温度が持続する時間はおよそ15分から20分だった。 残りの時間、計算された温度は500°近くかそれ以下だった。 (NIST, 2005, p.127; 強調を追加)


NISTは、Underwriters Laboratories社と、両WTCタワーの ようなトラスの耐火性能に関する情報を得るための試験を実施する契約を結んだ ... 4つのすべての試験体は、最大の設計荷重で、崩壊せずに約2時間持ち堪えた。 (NIST, 2005, p.140; 強調を追加)

しかし、著者も人々と同様、NISTの崩壊説に異義を唱えよう。上記のような観察事実、特に、実モデルによる耐火試験の結果は崩壊しなかったという事実があるにも関わらず、NISTは、3つのビルすべての崩壊が火災から引き起こされたと主張する。我々が見つけた、英国の消防技術専門家による論文では:
〈訳注:ここの訳は、2006.1.31に得られた download353.pdf を参考にした。〉


NISTの崩壊説の根拠は ... 火災の中での支柱の振舞である ... しかし、公式説が正しいためには、[47本の]中心支柱と[240本の]周辺 支柱との間で下方への移動量の違いが、提示されている300mmより遥かに大きい 必要があると、我々は確信する ...〈訳注:p.9〉

[我々〈訳注:の、火災時にフレーム全体が負荷を支えるメカニズム を予測する計算モデル〉]は、NISTの研究とは対照的に、受動的な防火策〈訳注: 断熱剤の吹き付け〉 にあまり依存しない。 NISTの研究では、トラス構成要素への防火策の量が崩壊時間を決定する重大 な要因であるとされている ...〈訳注:p.6〉

[提起された〈訳注:中心支柱が床を通して周辺支柱を引き込む〉効果]は、 熱膨張によって無効になってしまう ... 熱膨張と 全体フレームの応答でその効果がどうなるかについては、[NIST によって]今だに説明されていない。 (Lane and Lamont, 2005)
〈訳注:この部分は、そのままの形では残っていないが、趣旨から解釈した。 現在は p.7に次の記述がある:

我々の主な懸念は、熱膨張が他のすべての振舞を圧倒し得るのに、 NIST報告では議論されていないことである。... 〉
著者は指摘されたこれらの異論に同意する。特に、それぞれのビルの``全体フレームの応答''、とりわけ局所的な火災から全体フレームへの熱移動、が考慮されるべきであるということと、``中心支柱が床を通して周辺支柱を引き込むことは出来ない'' (Lane and Lamont, 2005) ということである。


NISTの研究における両タワーの計算モデルは、 2001-9-11のビルや火災について多くの特徴を組み込んではいるが、説得力のあるものではない。最終報告は述べる:


次に調査チームは、影響を与える変数について、 中間〈middle〉、厳しくない〈less severe〉、および、より厳しい〈more severe〉値の組み合わせによって、それぞれのビルに対して3つのケースを定義 した。 厳しくないケースについての予備的な試験の結果、 両タワーは立った まま持ち堪えそうであるということは明らかだった。 航空機衝突の結果が観察された事象と比較され、 厳しくないケースは 棄却された。 中間ケース (WTC 1について ケースA、WTC 2について ケースC) は、主要 なサブシステム構造の応答解析が観察された事象と比較され、棄却された。 (NIST, 2005, p.142; 強調を追加)


このNIST報告は興味深い読み物である。経験データに基く、厳しくないケースは、ビルが崩壊に至らなかったという理由で破棄された。しかし、NIST報告にあるように、`仮説を救わなければない'ので、より厳しいケースが試され、シミュレーションが微調整された。:


より厳しいケース(WTC 1について ケースB、WTC 2について ケースD) がそれぞれのタワーの全体解析に用いられた。 ケースBとDについて全シミュレーションが実施された。 写真による証拠と目撃報告 [例えば、完全な崩壊が起こったこと]から シミュレーションが逸脱するまで、だが、ただ物理的現実性の範囲内で、 調査員らは入力を調節した。 こうして、例えば、... たわむ床が周辺支柱を引っ張る力が調節された ... (NIST, 2005, p.142; 強調を追加)

両タワーの崩壊において、床の主な役割は、周辺支柱の内側 への曲がりを引き起こすことである。 (NIST, 2005, p.180; 強調を追加)
そんな風に、ビルが崩壊するまで、つまり望みの結果を得るまで、モデルを微調整することは(多分)何と楽しいことだろう。だが、そんな調整をされた計算仮説の最終結果など説得力はない、残念だが諸君。周辺支柱を十分に曲げるために``たわむ床が周辺支柱を引っ張る力が調節された''(NIST, 2005, p.142; 強調を追加) というところに注目されたい。かなり手で``調節された''のではないかと疑われる。英国の専門家が、``中心支柱が床を通して周辺支柱を引っ張ることは できない'' (Lane and Lamont, 2005; 強調を追加) と批判したにも関わらずである。


著者は、また、NISTの研究についてのKevin Ryanの異論に同意する。当時Underwriters Laboratories (UL)社スタッフ〈manager〉だったKevin Ryan は、NISTのFrank Gayle宛の手紙で、実際のWTCをもとにした試験体が崩壊しないことを指摘した:


あなたもご存じだと確信しておりますが、私の勤務する会社は、WTC ビルの建設で使われた鋼鉄部材の認証をしておりました。 昨年、私どものCEOと防火事業部長〈manager〉から情報を要請しており ... 彼らは、私たちがみな気長に待つよう提案し、UL社があなたのチームと働いて きたことを理解している ... 床組立品の模型の試験を実施することを含めて、UL社が助けになろう と試みたと、私は承知しております。 しかし、これらの試験の結果は ... ビルが ... [ジェット燃料、書類、 その他]の燃焼 ... による熱応力に容易に耐えたであろうということを示唆 します。 (Ryan, 2004)
UL社で火炎に曝されたWTCのトラスの模型が破損 しないことは、 NISTの最終報告も認めている:


NISTはUnderwriters Laboratories社に依頼し、WTCタワー におけるようなトラスの耐久性に関する情報を得るための試験を行った ... 4つの試験体はすべて、最大の設計負荷に、約2時間 崩壊すること なく耐えた... 調査チームは、これらの結果を、崩壊説を構成する上で直接用いることには 慎重であった。 試験結果によって持ち上がったスケーリングの問題に加えて、9月11日の両 タワーでの火災と、その結果として床システムが曝されたことは、実質的に 試験用燃焼加熱炉内の条件とは異なる。 それでもなお、 [実験]の結果は、この種の組立品は、9月11日のどの 場所の火災の持続時間に比べても相当な時間、大きな重量荷重に崩壊すること なく持ち堪えることを立証した。 (NIST, 2005, p.141; 強調を追加)
そうすると、実際の模型が崩壊せず、火災が原因で高層ビルが崩壊した例が存在しないのに、NISTチームはどうやってWTCの崩壊を正当化するのか?それは簡単で、ケースBとCと呼ばれる (NIST, 2005, pp.124-138) 非常に ``severe''なケースに関する仮定を、計算機上で作り上げたのだ。当然、我々には詳細がかなり隠されている。しかも彼らは、完全で速やかで対称的という崩壊の性質を検討することを怠っている。

実は、NISTは最終報告80ページの脚注で驚くべきことを認めている:


この調査の焦点は、航空機衝突の瞬間から、それぞれのタワーの崩壊が始ま るまでのシーケンス〈筋道〉〈sequence〉にある。 実際には、このシーケンスには、崩壊が始まる条件に達した後の両タワー の構造的な振舞を含んでいないが、簡潔さのため、このシーケンスを、``起こり そうな崩壊シーケンス''と呼ぶ ... (NIST, 2005, p.80, fn.12; 強調を追加)
また、142ページでNISTは、その計算機シミュレーションが、ビルが ``崩壊する方に向かう〈poised for callapse〉''まで続行されるに過ぎず、従ってそれ以後のデータは一切無視していることを認めている。


結果的に、それぞれのタワーの構造的損傷について、航空機が衝突 した時点から ビルが不安定になる、すなわち崩壊する方に向かう 〈poised for collapse〉時点までのシミュレーションとなった。 (NIST, 2005, p.142; 強調を追加)
引き続き起こる、完全で速やかかつ対称的なビル崩壊はどうしたのか?観察された花火〈?〉〈squibs〉はどうか?北タワーで最初に落ちたアンテナはどうか?両タワーとWTC 7の基礎部分で、ともに大きなプールで観察された融けた金属はどうか?ビルが``崩壊する方に向かう''以降のいかなるデータについてもNISTが議論していないこと:すべてはもちろんのことである。それでは、おそらく望みの結果に合うように``調整された''``ブラックボックス'' の計算機シミュレーションを除いた、 すべてのデータを見たいものである。論駁可能でない仮説は非科学的である。それに対して、オッカムの剃刀が示唆するところによれば、 すべての 証拠に対処し満足する最も単純な説明が、最も正しい見込みがある。


14. New Civil Engineering 誌の論説からの支持

New Civil Engineering (NCE) 誌の論説が、 NISTによるWTC崩壊の解析に対する懸念を後押しして、述べる:


NCEの知るところでは、 [NISTの]WTC災害 調査員らは、建築や消防の一線の技術者らの要求にも関わらず、ツインタワー 崩壊のコンピュータによる可視化結果の公開を拒んでいる。 崩壊メカニズムの可視化は、[NISTの]調査員らが用いる有限要素解析モデル の要素タイプ〈the type〉の 検証のために日常的に用いられている。 崩壊メカニズムと、タワー最上部のハットトラス〈the hat truss〉 の果たした役割が、米国National Institute of Standards & Technology (NIST) がその成果を発表して以来の 論争の焦点だった...


Manchester大学 [英国]の建築工学教授 Colin Baileyは、構造の応答を可視化することによって多くのことが得られる、と述べた。 ``NISTは実際に可視化結果を示すべきである;さもなければ、映像の証拠 に立ち戻って突き合わせ、モデリングにおけるいかなる誤りをも発見する機会 を失うことになる''


ある米国の一線の建築技術者は、NISTは明らか に膨大な人的資源を、衝突と火災のモデル開発に注ぎ込んで来た、と述べた。 ``比較すると、全体構造モデルは、それほど洗練されていない、'' ``[NISTによって]使われているソフトウェアは新たな限界まで無理 に使われ〈pushed to new limits〉、多くの単純化、外挿や、個人的判断が あった。'' (Parker, 2005; 強調を追加)

このように、NISTのWTC崩壊レポートに対しては、建築と消防の技術者によって提起された深刻な懸念があり、一物理学者がここで提起している主張を補強する。


15. 内部告発者Ryanによる分析

Underwriters Laboratories社の内部告発者 Kelvin Ryanは、NIST報告に関する最近のレター〈letter〉で簡潔な統計的分析を行い、崩壊が始まる確率が計算される必要がある (Ryan, 2005)と主張している。 NISTは、彼らの爆発物無しの崩壊モデルについて、このような尤度分析をどこにも示していない。 Ryanの評価では、火災と損傷 (``公式説'')が両タワーの完全な崩壊をもたらし得る確率は、1兆分の1未満であり、WTC 7の完全な崩壊を含めると、確率はさらにはるかに小さくなる。(Ryan, 2005) NIST (あるいはFEMAあるいは9-11委員会も)は、3つのビル (WTC 1, 2, 7) の基礎部分〈basements〉で見つかった融けた金属に関しては言及さえしていない。

その結果、我々はどんな状況に置かれるのか?著者は、Kevin Ryanが次のように述べるとき強く同意する、


この[``公式の'']物語は全く辻褄が合わない ... その事実はすべての米国人にとっての重大な関心事のはずだ ... 9/11の出来事が、テロとの戦いの背景にある感情的な原動力であることは 疑いようがない。 そして、WTCの崩壊の問題は 9/11物語の最重要点である。 (Ryan, 2004; 強調を追加)

16. 速い崩壊と運動量の保存

NISTチームは、公正にも自らの報告が、`` 崩壊開始の条件に達した後のタワーの構造上の振舞を、実は含んでいない'' (NIST, 2005, p.80, fn.1)ことを認めている。大した〈Quite a〉 告白である。なぜなら、爆破解体を示す多くの外部の証拠は、定評のある制御解体の場合に見られるように、崩壊が始まった あとに典型的に現れるからである。 (Harris, 2000)


両タワーとWTC 7の速やかな崩落は何人かの技術者/科学者によって解析されてきた。 (http://911research.wtc7.net/wtc/analysis/proofs/speed.html; Griffin, 2004, chapter 2)
Clemson大学のWood教授が、次のような、特に教育的な解析をしている: http://janedoe0911.tripod.com/BilliardBalls.html


〈やや長い訳注:この文はDraft 5.5になって加えられたが、すぐ下に同じサイトへの参照があるので、まだ推敲が十分でないのかも知れない。
また、このサイトの``パンケーキ崩壊''の所要時間の見積もりでは、いったん落下し始めたビルの部分が止まってしまうほどの抵抗を途中で何度も受けて、静止状態からの自由落下を何度も繰り返して地面に達するとして計算されているので、ただ1回の自由落下より大幅に遅れが生じるのは当然である。 ここで、衝突を受ける下側の何階か分が完全に潰れるまでに、落下をいったん静止させるまで、上向きの力を与えることができるという根拠は分からない。ただし、静止に至らなくても、衝突前後の運動量が保存されるので、衝突後の落下部分の (重心系の) 速度は減少する (ただし、落下部分の質量が大きくなるにつれてこの減速の効果は減っていく) ほか、落下部分に上向きの力が働く限り、落下の加速度が重力加速度より減るので、ただの自由落下より必ず遅れが生じる。
また、実際に地震などでのビルの崩壊・倒壊で、ごく一部の階だけでなく、すべて、または大部分の階が潰れてしまうような例を (欠陥建築と判明した以外で) 見聞きしたことはないので、初めにある階が潰れても、落下がすぐに止まってしまうとしても不自然ではない。
建築工学方面に詳しい人なら定量的な議論ができるだろう。〉


WTC 7の屋上は、(学生達と著者が一様な落下を始める南西の角を観察していて) (6.5 ± 0.2) 秒で地面に落下する。一方、屋上から (真空中を) 落下した物体は 6.0秒で地面にぶつかるだろう。これは t = (2H/g)1/2 から導かれる。同様に、両タワーは極めて速やかに地面に崩落しており、自由落下の目安となる飛び出た破片とほぼ同じ速さで、上部が落ちている。 (http://911research.wtc7.net/wtc/analysis/proofs/speed.html; Griffin, 2004, chapter 2) 基本的な物理法則の一つである運動量保存則から予期されなければならない遅れはどこへ行ったのか?つまり、落下する上の階が下の階と無傷の支柱にぶつかるとき、衝突を受ける質量によって落下が著しく妨げられなければならない。中心の支柱が立ったままの場合は実質的に抵抗となる質量は小さくなるが、どういうわけか巨大な支柱が、落下する床板〈floor pans〉とともに破損/分解したので、これは当てはまらない。ある機械工学教授による、両タワーの速やかな崩壊に関する最近 (2006) の解析が``公式の''床-パンケーキ説に更なる疑いを投げかけており、こちらにある: http://janedoe0911.tripod.com/BilliardBalls.html


崩落するビルの中で、いかにして、上側の階が速く落下し、なおかつ運動量を保存するのか?この矛盾は、運動量の保存も落下時間も分析されていない FEMA, NIST, 9-11 委員会の報告では無視されている。この逆説は爆破解体説〈the explosive demolition hypothesis〉によって容易に解決される。それによって、爆発物は、鋼鉄の支柱を含む下側の階の物質を速やかに取り除き、ほぼ自由落下速度での崩落を可能にする (Harris, 2000)。


さらに、これらの爆発物は、崩壊が進むにつれて崩落する両タワーが細かい塵に変化することも直ちに説明する。爆破以外の原因で進行する崩落(``公式説'')から予期されるような、コンクリートを粉砕しながら積み重なるというより、タワーの大部分の物質 (コンクリート、カーペット、鋼材など)が小麦粉状の粉末に、ビルが崩落している 最中に変化することがわかる。両タワーの崩壊は典型的な内部爆破取壊し〈implosions〉ではなく、サーメイト〈thermate〉-焼夷性物質の使用を伴った、一連の``衝撃と恐怖〈shock-and-awe〉'' という爆発の可能性がある。少なくとも証拠は強くこの方向を指し示している。この説はさらに深く検討されるべきである。


物理学の基本法則が犯されないよう維持したいと望む人なら、より詳しく調べてみたいだろう。 9-11のWTC南タワーの崩壊を考察しよう:
http://www.911research.com/wtc/evidence/videos/docs/south_tower_collapse.mpeg


南タワーの上部 ~30階分の転倒。このブロックとその角運動量に何が起こるのか?

上部のおよそ30階分が一つのブロックとして、南側と東側に回転し始めるのが観察される。エントロピー増大の法則に従うように転倒し始める。このブロックに働く重力によるトルクは、角運動量と同様に莫大である。しかしそこで、今だに頭を悩ませているのだが、このブロックの大部分が 空中で粉末状になってしまったのである!いかにして、爆発物なしで、この奇妙な振舞を理解できるのだろうか?注目すべき、驚くべきことであり、米国政府支援の報告ではこの現象が分析されていないので、綿密な調査を要する。しかし、もちろん、NISTの9-11最終報告では、``タワーが崩壊開始の条件に達したあとの構造上の振舞については、実は触れられていない。'' (NIST, 2005, p.80, fn.1; 強調を追加)


本当に、もし物事の真実を追究するなら、両タワーの実際の崩壊の最中に観察された情報を、NISTのチームが認めたような無視をしては ならない。しかし、なぜ彼らは、高度に関連性のある情報を無視するという、こんな非科学的な手続きに従ったのだろうか。この事件〈business〉には、``オープンかつ徹底的な''調査だと思われていたことに対して、政治的な制約が加わったという臭いがする。(Mooney, 2005 を見よ)


そこで人々とともに、著者はオープンでかつ徹底的な調査を要求する。国際社会がこの難問に立ち上がることを望む。米国政府支援の研究では無視されているので、ここで概要を示した代替説を検討するために、領域〈The field〉は広く開かれている。


17. ``公式''モデルの不整合

最後に、復習のためにも、火災/損傷による崩壊モデルの変遷と不整合について考察する。当初のモデルは、様々なメディア筋によって吹聴されており、両タワーの火災は十分に熱く、実際にビルの鋼材を融かして崩壊をもたらしたというものだった。例えば、BBCの番組で Chris Wiseは、威勢よく誤った考えをまくしたてた


``ビルを殺したのは火災でした。あんな量の燃料が燃えているような温度 では、地球上で生き残れる物などないでしょう ... 柱が融け、床が融けて、ついには次々に下へ崩れて行ったのでしょう 〈they would have collapsed one on top of the other〉。'' (Paul and Hoffman, 2004, p.25 での引用)
だが、その後の本格的な調査から判ったように、大部分のジェット燃料は衝突後の数分間以内に燃え尽きた。専門家の Gayle博士が、WTCビルの火災は十分に熱く、鋼鉄支柱を融かしたという考えに、異義を唱えたことを思い起こそう。〈訳注:先の論点 1〉


直観的にはジェット燃料で火災が非常に激しくなったと思うだろうし、 多くの人が、それで鋼材が融けたと思った。 実際には違った、鋼材は溶けなかった。 (Field, 2005; 強調を追加)

次にBazantとZhouのモデルがあり、それぞれのタワーのある階にある47本の巨大な鋼鉄支柱の過半数が、同時に、持続的に 800°Cに達して (溶融でなく) 座屈を起こすことが要求される。だが、すでに見たように、熱輸送で熱が逃げてしまうような連結された鋼鉄の構造で、オフィス物品が燃える間に、このような温度に達することは極めて困難である。 (Paul and Hoffman, 2004, p.26) さらにその時、真下に崩壊するように同時に破壊を受けることなど、まあ、ない、この筋書はあまりにも起こりそうになさ過ぎる。


この取り組みは、当然、FEMAによる次の試みでは放棄された (FEMA, 2002)。 FEMAのチームは、Thomas Eagar博士の説 (Eagar and Musso, 2001)を全面的に採用した。その説は、``なぜ両タワーは崩落したのか'' (NOVA, 2002) と題してNOVAでも発表された。その説では、支柱が一斉に破損する代わりに、両タワーの床板〈floor pan〉が、火災のために歪んで繋がっていた鉛直の梁を破壊し、下の床平面の上に落下して、 ``進行性の崩壊''あるいは、一つの階が一つ下の階の上に潰れていくというパンケーキ崩壊が始まる。とてもシンプルだ。だが、そうは速くない。床が強固に結合していた大量の中心支柱に何が起きるのか?これらの結合が破壊されたと仮定されるなら、何故こうした支柱が、周りを落ちて行く床板〈floor pans〉に囲まれた軸のように立ったままでいないのか?この相互に連結された中心鋼材は岩盤 (マンハッタン片岩) の上に築かれている。 FEMAはこの中心部のことを完全には無視していない:


床が崩壊したとき、高く自立している外側の壁の部分と、おそらくは 中心支柱も残った。 これらの支えなく自立している外側の壁の部分の高さが増すと [もはや巨大 な中心支柱についての言及はない!]、ボルトで留められた支柱の接続部分で 座屈を起こして崩壊もする。 (FEMA, 2002; 強調を追加)
このやり方では、結局のところ、重厚でビルの重量に耐えるよう設計された47本の互いに連結された中心支柱の崩壊を説明できない。床平面の鉛直の支柱への結合部分が、中心部でも周辺部でも、おおよそでも同時に、明確に破壊されなければならないという目立った弱点がある。


うまく行かなかったので、NISTは基本に立ち帰った。 (FEMAのモデルとは対照的に) 鉛直の支柱への床板の結合部分は破壊され ないが、床板が、(上で述べた、ARUPの消防専門家の異論〈訳注: (Lane and Lamont, 2005)〉 とは反対に) 十分に莫大な力で``引っ張って''周辺支柱を甚だしく引き込んで、最終的な破損に至ることを要求した。 NISTはまた、計算機モデルを構築するが、現実的な場合では、実際にビルの崩壊にまで至らない。そこで彼らは、最も厳しい場合に対して、モデルが最終的に崩壊の始まりを示すまで、入力を``調節する''。これらの``調節''の詳細は、彼らの計算機内の仮説の中にあって、我々には隠されているが、``仮説''は救われる。 NISTはまた、Underwriters Laboratories社に、WTCのトラスの模型を造らせたが、試験中のあらゆる火災に耐え、崩壊は しなかった。 (詳細は上記を見よ。)

〈訳注:Arupというのは、 http://www.arup.com/aboutus.cfm によると、デザイナー、エンジニア、プランナー、ビジネスコンサルタントを擁し、主に建築、インフラ、コンサルタント分野で国際的業務を行う企業とある。〉


著者はそうする気はないが、模型による火災試験の結果を無視して、NISTの計算機シミュレーションを盲目的に受け入れなければ、我々には説得力のある火災/衝突損傷のモデルがないままである。 NISTは、その有限要素解析モデルを検証するために日常的に用いられる可視化さえも行っていない。(上記の論点 14) さらに、上に概説したいかなる``公式''モデルも、ビルが``崩壊に傾きかけた〈poised for collapse〉'' (NIST, 2005, p.142)後に、ビルに起こることを説明しない。つまり、速く対称的で完全な (高く立ったままの中心支柱がない) 崩壊のことである。爆発が聞こえたり目撃されたりしたという報告は議論されていない。さらに、ジェット機が衝突した場所から離れた階、および (ジェット機の衝突のなかった) WTC 7の階から吹き出すのを目撃された花火〈?〉〈squibs〉は無視されている。最後に、3つすべてのWTC超高層ビルの瓦礫の山の下のあの融けた金属や、南タワーが崩壊する直前に流れるのが見えた黄-白色に熱せられた融けた金属についてはどうか?


制御解体説は、際立って、あらゆる入手可能なデータをかなり容易に説明する。下側の階の中心支柱は、爆発物/焼夷性物質を使ってほぼ同時に切断され、並行して、カッティング・チャージ〈cutting charges〉を上側で爆発〈爆ごう〉〈detonated up higher〉 させ、もはや支えを失った床への重力がビルの速やかな崩落を助けるようにする。こうして崩壊は、花火〈?〉〈squibs〉を伴いながら、ほぼ対称的で、速やかかつ完全となる。解体専門家にとっては、実に極めて標準的な事柄である。サーメート (最終生成物が融けた鉄)がいくつかの鋼鉄支柱で用いられたとすれば、直ちに、瓦礫の山の下に溜っていた融けた金属を、WTC 7と両タワーの瓦礫の山からの鋼材で観察された硫化反応とともに説明する。 (上記の論点1と2)


著者はこれが素直な説であり、実際のところ公式の説よりはるかにもっともらしいと確信する。この節は、この論文で概要を述べ得たことを越えて、科学的で綿密な調査を行うに値する。


結論

著者は、米国政府の支援による``最終''報告の明白な不備に注意を喚起した。また、一つの代替説の複数の証拠も示した。特に、公式説は、(2001-9-11の前にも後にも) 実物の模型またはビルが、提起されているような火災に基づくメカニズムによって完全に崩壊するところを観測されたことがないという点で、再現可能性に欠ける。他方において、何十ものビルが、事前に仕掛けられた爆発物によって、完全かつ対称的に解体されてきた。そして、高温の化学反応は、両タワーとWTC 7の下で観察された融けた金属の大プールと、建築用鋼材の硫化反応を説明し得る。制御解体説〈The controlled-demolition hypothesis〉は、再現可能性と〈思考〉節減〈parsimony〉というテストをより良く満たしており、``ジャンク・サイエンス〈junk science〉''として退けることは出来ない。真剣に (科学的に) 調査され議論されるべきである。


真に独立した、学際的、国際的な委員会が組織されなければならない。このような委員会なら、科学的な結論に達するために、政治的意向や制約によってではなく観察と計算によって導かれて、事前に仕掛けられた爆発物の説を含めて、可能なあらゆる説を検討するだろう。もし可能なら、WTCの鋼鉄梁や支柱が適切に分析され得る前に、速やかに撤去・消滅させることを承認した当局者を、宣誓の下で尋問するだろう。


政府支援のどの研究も、全く、爆発的解体説に真剣な検討を加えていない。上記の手続きが取られるのでなければ、2001-9-11のすべての破壊をもたらしたとかどで邪悪な訓練を受けたイスラム教徒らを告発する訴訟は、説得力を持つにはほど遠い。それでは全く辻褄が合わない。


そして、その事実はすべての米国民にとって重大な関心事のはずである (Ryan, 2004)。明らかに我々は、何が 本当にWTCの超高層ビルを、実際の崩壊に至らせたのかを見出さなければならない。 2001年9月11日に起きた事が意味するものは、明らかに、党利党略の政治に優先する。 9/11の悲劇とその``公式の''解釈に基づいて正当化されて来た戦争や、またいずれ正当化されるであろう戦争について考えるとき、我々が危機に至るまで無視する問題に〈the issue which we ignore to our peril as we contemplate the wars〉物理学は解決の光を与える。


この目的のために、NISTは、6899枚の写真と、 300時間以上の録画記録を公開すべきである。これらは、主に民間関係者によって撮影され、NISTが保有していることを認めるものである (NIST, 2005, p.81)。 WTC 7とその不可解な崩壊に関係する証拠は出し惜しみされてはならない。特に、両タワーとWTC 7の基礎部分で観察された、融けた金属の写真や分析結果は、科学者と技術者の国際的なコミュニティーに対して直ちに提出される必要がある。 それ故に著者は、人々と共に、あらゆる関連するデータを、学際的で国際的な研究者チームによる綿密な調査のために放出することを要求する。爆破解体説〈The explosive-demolition hypothesis〉も検討されるだろう:あらゆる選択肢が俎上に上るのだ。


あとがき

この論文を通して、著者は、WTC 7とツインタワーが、衝突による損傷と火災のみによってでなく、入念に計画された爆発物/焼夷物質の使用によって崩落させられたという説について本格的な調査を要求する。著者は、制御解体説について豊富な証拠を提供した。これは検証と反証が可能でありながら、米国政府援助下のいかなる研究においても真剣に検討されていない。


同時に、この非常にもっともらしい説に関して、公式の考察が空白に近いということから、別の見解が生じて来ていることを、著者は認識している。このような見解は慎重な調査に委ねられなければならない。著者は決して、いかなるこのような見解についても裏書を与えるものではない。 Popular Mechanics誌 2005年3月のある記事が、根拠に乏しい主張に焦点を当てて、``9-11の真実運動''を嘲るに及んでいる (Chertoff, 2005)。この記事に対する本格的な応答はすでに書かれている (Hoffman, 2005; Baker, 2005; Meyer, 2005)。


William Rodriguezは重要な情報を寄せてくれた (私信, 2005.11)。終わりにあたって添付する:


``9/11の``公式物語''に疑問を呈している レポートをお持ちいただき、とても感謝しています。 私は、あなたの論文を真剣に読んで、あの日のすべての被災者と生存者に広く 配布しました (私は家族たちのリーダーで、北タワーの瓦礫から最後に脱出 した人間です)。 あなたは私の体験をまさに見逃しています。 私は、9/11委員会に、あの日の地下での爆発と出来事を話しました。 彼らはそれを最終報告に載せませんでした。 インターネットで``William Rodriguez 9/11''を調べてみて下さい。 私は同じ疑問をぶつけるよう努めています。 私は国際的に尊敬を受けている身なので、いかに自分の証言が世界中で編集 されないまま紹介されているかには気付いています。 しかし米国内では、編集されて、メディアから多大な敬意を受けているにも 関わらず、他の話題や問題についてはいつも尋ねられるのですが、あの日の 爆発については何も尋ねられないのです。 あの日に本当に心を揺るがされた側の人間〈the side of the really affected on that day〉から、お祝いを申し上げます。 調査をお続けになって下さい。


William Rodriguez Hispanic Victims Group, 9/11 United Services Group, Lower Manhattan Family Advisory Counsel
著者はRodriguez氏に感謝し、彼が (航空機が衝突した)はるか上でなく、下の地下から来た爆発について、タイミングについても、どうして話せるのかを尋ねた。彼は答えた:


私の体験について。 私の根拠は、委員会でも述べたように、足元の下から爆発〈a explosion〉 が伝わって来て、そのせいで私たちは少しばかり押し上げられました。 私は地下1階にいて、音はB2階かB3階から来たように聞こえました。 その後すぐに、上方の遥か遠くに衝撃が聞こえました。 私が断言できるのは、そこで20年を過ごして、他に多くの騒音を経験してきた ことから、その音がどこから来ていたかを疑いなく判断することができると いうことです。 第二に、私が救った人々の中に、事件後に私と実際に再会する前に、インタ ビューで同じ体験を証言した人たちがいたことです!!! 私が述べたように、このような生存者の物語のいくつかは、数え切れないほ どの[インタビュー]報道で語られていましたが、スペイン語です!! 私は、我々の話を特集したいくつかのテレビ特番から入手可能な実録音を 持っています。
Rodriguez氏はビル内で何年も働いており、その音の知覚を見過ごすことはできない。彼は信頼できる証言者である。上記 (および他)で彼は、地下の爆発は、``すぐ後に''遥か上の衝突音を伴っていた、と記録している。この主張は、衝突する航空機またはその燃料が (初期の) 地下の爆発を起こし得なかったことを強く示唆するので、注目に値する。 William Rodriguezと他の証人たちは、2001-9-11の両タワーでの爆発のさらなる解明に役立つかも知れない。


謝辞
Jim Hoffman, Alex Floum, Feffrey Farrer, Carl Weis, Victoria Ashley, William Rodriguez, Jeff Strahl、および http://www.911truth.org/http://www.st911.org/の学術チーム、および以下の教授たち Jack Weyland, David Ray Griffin, James Fetzer, Bryan Peterson, Paul Zarembka, Derrick Grimmer からのコメント、助力に感謝する。


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訳注の註


(1)ご指摘をいただいたmsq氏に感謝します。

この文書について...
本当はなぜWTCビルが崩壊したのか?

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Copyright © 1993, 1994, 1995, 1996, Nikos Drakos, Computer Based Learning Unit, University of Leeds,
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を日本語化したもの( 2002-2-1 (1.71) JA patch-1.9 版)

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を用いて生成されました。

コマンド行は以下の通りでした。:
latex2html -split 0 jones2006_541_html.tex.

翻訳は spectator によって 平成18年3月15日 に実行されたあと、かなり手を加えられました。


--------------------------------------------------------------------------------

平成18年3月15日

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