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週間日本新聞〜太田龍の時事寸評http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgiより
平成十八年(二〇〇六年)三月九日(木)
(第一千六百十一回)
○「EIR」二〇〇六年三月十日号。
七十二頁。論説。
○「彼らの目的は、カオス(混乱、混沌、無秩序化)である」(ラルーシュ)
と。
○つまり、全世界的な秩序の解体状況を作り出すことが、「彼等」の目的で
あると。
○ここで「彼等」とは、とりあえず、米副大統領チェイニーとその一味である。
○ブッシュ米大統領は傀儡に過ぎない。
○二〇〇一年一月以降、米国の大統領官邸を動かして居るのは、
○ブッシュではない。
○チェイニー副大統領と、ラムズフェルド国防長官を頂点とする、ネオコンで
あると。
○これは、ラルーシュと「EIR」誌の、二〇〇一年以降の政治的立場である。
○しかし、この一、二年「EIR」誌と、ラルーシュは、チェイニー、そして
ネオコン一味の背後に、より強力な、本物の勢力が存在する、その代表は、
ジョージ・シュルツである、と主張し始めて居る。
○ジョージ・シュルツは、ジョン・コールマン博士の著作によれば、
三百人委員会の正式会員である。
○また、ある米国の著作家によれば、シュルツは、世界権力の頂点たる
五人会議の一員、とも言う。
○ラルーシュ、EIRは、
ジョージ・シュルツは、国際的「プライヴェート・バンカー」の代理人である、
と言う。
○この一味は、チェイニー、ラムズフェルドを使って、
○米国をイラク武力攻撃の次に、
イラン武力攻撃に突撃させようとして居る。
○彼等の目的は、イラクでもイランでもない。
○彼等の目的は、中東の石油の生産供給を停止させて、
○全世界を無秩序状態に突き落とすことであると言う。
○しかし一体それからどうするつもりなのか。
○ラルーシュとEIR誌は、
彼等の目的は、全世界的な無秩序化によって、現在の形態の文明をエリミ
ネートすることである、と言う。
○「エリミネート」とは、根絶する、根絶やしにする、の意味である。
○そして結局、それからどうするか。
○これは、「グローバル・ゲーム」であると。
○このゲームの実質は既に、バートランド・ラッセルと、H・G・ウエルズ
によって、二十世紀前半のうちに、提出されて居ると。
○ちなみに、バートランド・ラッセルとH・G・ウエルズは、二人とも、
「三百人委員会」の正式会員である。
○ジョン・コールマン博士によれば、
バートランド・ラッセルは、三百人委員会の首席特任全権大使、
H・G・ウエルズは、三百人委員会の首席宣伝員、とされて居る。
○ラルーシュと「EIR」の現下国際情勢についての評価は概ねその通りで
あろう。
○この問題は更に続報する。
(了)
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