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□欧州目指す移民の悲劇絶えず モーリタニアが中継地に [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1764132/detail
欧州目指す移民の悲劇絶えず モーリタニアが中継地に
【アルジャジーラ特約9日】今週初め、アフリカ大陸北西部の大西洋沖で、欧州大陸を目指す移民たちの乗った小型船が沈没、約40人が死亡する悲劇があったが、その移民の中継地となったのがモーリタニアだったことが分かった。
モーリタニア赤十字で働くサレー氏によると、欧州に新天地を求めようとする世界各地の移民たちにとり、モーリタニアが今、格好の「中継地」になっている。
人口がわずか200万人に対し、国土面積が103万平方キロと広大なモーリタニアは国境警備も緩く、大西洋経由で欧州大陸を目指す者たちにとっては、一時身を隠し、欧州入りを狙うには実に便利な土地になっている。
アルジャジーラネットの取材に答えたサレー氏によると、モーリタニアを中継地にしているのは東南アジア、中南米そしてアフリカ各地からの移民希望者たちで、そうした者たちは海路、陸路でモーリタニアに入り込み、欧州行きの機会をうかがっているという。
しかし、こうした者たちがモーリタニアから欧州行きに使う船はほとんどが老朽化した小型船で、夢を果たせぬまま、途中で沈没事故などを起こし、これまでにも多くの犠牲者が出ている。死亡者のほとんどはモーリタニア人ではなかったという。
サレー氏は「モーリタニアは今、欧州行きを目指す外国人たちの一時集結地となっている。外国人たちは国境警備も緩いこの国を使い、ここから欧州を目指している」と話すとともに、「今回の沈没事故で幸い助かった者たちも、どこの国籍なのかがまだ分かっていないほどだ」とも明らかにした。
同氏はまた、「こうした悲劇をなくすには、モーリタニアの国境警備を厳重に実施する必要があるが、広い国土と人材・資金不足からそれも不可能だ」と指摘、これからもモーリタニアを足掛かりにして、欧州に夢を託す移民希望者は絶えないだろうとの見通しを示した。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年03月10日03時39分
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