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〇ところでタイのクーデターについて。誰も行く末を心配してない、というあの国ならではの政変劇ですね。おそらく流血も騒乱もなく、タクシン首相はこっそり海外に亡命し、最後は国王が出てきて一件落着し、選挙をやり直して新政権が発足するのでしょう。
〇本日、現地の「週刊タイ経済」というニュースレターを入手したのですが、下記のくだりに大笑いしちゃいました。
クーデタ団が「国王を君主とする民主主義制度における統治改革団」を名乗っていることは、軍主導による長期政権維持というよりは早期の政治正常化を示唆しており、選挙管理内閣の下での早い時期での総選挙実施を目指しているもよう。
通常、過去のクーデタでは政権掌握後、憲法の廃止、国会の解散などの措置がとられたが、今回もそうしたそうした措置がとられている。現行憲法では第六五条で「憲法が規定していない方法で国家統治権の奪取につながる行為に対し、人は平和的な手段で抵抗する権利を有する」と規定、クーデタ防止の条項を設けているが、その一方で第七条において「本憲法に適用すべき規定がない場合は国王を元首とする民主主義制度の政治慣習に従う」としており、クーデタ団が「国王を元首とする民主主義制度」を名乗っていることは、この条項を意識したものと考えられる。
〇なんと今回のクーデターは、「憲法の範囲内」であるかもしれない。お見事!
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