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(回答先: Re: 当面ソンティ陸軍大将が首相の機能を担う 投稿者 茶葉茶 日時 2006 年 9 月 20 日 10:30:57)
<タイ>首相の強権・腐敗体質、クーデター招く
【バンコク藤田悟】タクシン首相は従来のタイの政治家には見られなかった強烈なリーダーシップが評価される一方、周囲の意見に耳を傾けない強権体質や身内や取り巻きを優遇する利益誘導体質が批判を浴びてきた。4月の総選挙直後に退任表明しながら、総選挙やり直しが決まると続投に意欲をにじませる発言をするなど、権力をかさにきた「開き直り」がクーデターを招いたと言える。
携帯電話などの通信事業で一代で財閥をなしたタクシン氏は01年の総選挙で勝利し、政権を発足させた。トップダウンで政策を即決する首相は政界に新風を吹き込み、「タイのCEO(最高経営責任者)」と称されるまでになった。一方で、野党やマスコミの批判を「少数意見に過ぎない」とはねつける強権姿勢は不信を広げていった。
批判の高まりのきっかけとなったのが今年1月、親族名義で保有する2100億円という巨額の株をシンガポールの投資家グループに売却し、巧みな工作で課税を免れた株取引だ。一気に反タクシン運動に火がつき、市民団体による首相辞任要求のデモ・集会が繰り返された。
首相は4月2日の総選挙後、「国民和解のため」として新国会発足後に退任する意向を表明。しかし、裁判所が選挙の無効・やり直しを決めたのを受け、「私に首相を続けてほしいという人もいる」などと続投を示唆する発言をし、野党などから批判を招いていた。
地元紙報道では、タクシン首相は事前にクーデター計画の情報を得ていた模様で、首相夫人と長男はクーデターが公になる直前の19日午後9時、首相側近のネウィン首相府相を伴い、シンガポールに向けて出国したという。
(毎日新聞) - 9月20日10時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060920-00000026-mai-int