★阿修羅♪ > アジア5 > 676.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□なぜ韓国相撲は没落したのか [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2442163/detail?rd
なぜ韓国相撲は没落したのか
「土俵の紳士」李俊熙(イ・ジュンヒ)、「土俵の風雲児」姜鎬童(カン・ホドン)、「人間起重機」李鳳杰(イ・ボンゴル)、「裏返しの達人」イ・スンサム、そして「テクノ・ゴリアテ」崔洪万(チェ・ホンマン)・・・。1983年4月にスタートし、プロ野球をしのぐ国民的な人気を集めてきたシルム(韓国相撲)界が生んだスターたちだ。
しかし、プロ化24年目を迎えた今、テコンドーとともに韓国の国技とされているシルムが粗末な扱いを受けている。チームは消滅し、スターは去っていき、ファンたちの関心も薄れていく中、組織内での醜い内紛まで起きている。
シルム初期のトップスターで、体重140キロを超える巨漢力士たちを、白菜畑で大根を引き抜くかのように軽々と持ち上げた「伝説の天下壮士(横綱)」李萬基(イ・マンギ)仁済大教授は、最近韓国シルム連盟から永久除名処分を受けた。李教授が同連盟と金在基(キム・ジェギ)総裁を誹謗・中傷したためとされている。
そうかと思えば今月10日には、シルムの新星として期待され、総合格闘技PRIDEに進出したイ・テヒョンが、デビュー戦でいいところなく負けを喫するなど、醜態をさらけ出してもいる。シルムで最重量級の天下壮士たちを18回も破ったイ・テヒョンの、顔を真っ赤にしたぶざまな姿は、満身創痍のシルム界の現状を物語っていると、多くのシルムファンは指摘する。
今でも40代以上の世代には根強い人気があるシルム界の没落は、チームの相次ぐ解散に端を発する。草創期の民俗シルムには、現代、LGなどの財閥系企業が加わり、8つのチームがあったが、アジア通貨危機以後チームの解散が相次ぎ、今では現代三湖重工業だけが残っている。
チームの解散が相次いだのは、表向きには「コストの削減」という経済的な理由からだったが、企業内部では「莫大な投資をしても、プロ野球やプロサッカーに比べ、宣伝効果がはるかに小さい」と判断されたためだ。
民俗シルムが斜陽の道を転がり落ちるようになったのは、通貨危機のためだけではない。シルムファンの間で指摘されているのは、「草創期の人気があった頃に、シルム専用競技場を立てたり、日本の相撲のような部屋制度を導入するなどして、若い世代が後を継いでいくようにする、また海外への進出も活発に行うといったことをするべきだったのに、人気にあぐらをかいて機会を逃してしまった」という指摘は真っ当なものだといえる。
ムン・ガプシク記者
ミン・ハクス記者
朝鮮日報
2006年09月13日16時59分