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□考えさせられた台湾巡業 [産経新聞]
http://www.sankei.co.jp/databox/tokuhain/0608/060825m_int_64_1.htm
【台湾有情】 考えさせられた台湾巡業(08/25)
「あの写真はウチの奥さんだよ、奥さん!!」。70年ぶりに実現した大相撲の台湾巡業に参加した旭鷲山は、夫人とのツーショットを「力士が連夜の夜遊び」との大見出しで報じた台湾メディアの“勇み足”に憤慨した。
今回の巡業、台湾メディアが相撲特集を組むなど、前評判は高かった。ところが、主要メディアの「相撲担当記者」にしてからが初日になって、「土俵って何?」「北の湖(日本相撲協会理事長)ってどれが姓でどれが名前?」と、当方を初歩的な質問で取材攻めにするぐらいの不勉強ぶりで、全般に興味本位の報道も少なくなかった。北京語による場内解説についても、「公平性を欠き品位も何もない」との批判が上がる始末だった。
もっとも、日本人以上に日本人らしい世代がいるのも台湾だ。70歳以上の日本語世代の男性は観戦後、「決まり手の『上手投げ』を(北京語の発音で)シャン・ショウ・トウといわれても気分が出ない」と嘆いていた。
日本の文化・伝統を理解し、愛する人々が台湾にはいる。これを次世代につなぐには何をなすべきか−。日本人として多くを考えさせられる今回の台湾巡業ではあった。(長谷川周人)