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□アジア各国で米国の印象悪化…読売新聞など世論調査
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060909it11.htm?from=top
アジア各国で米国の印象悪化…読売新聞など世論調査
アジア各国で米国の印象が悪化していることが、読売新聞社と韓国日報社、ギャラップ・グループによる「アジア7か国世論調査」で明らかになった。
2001年の9・11米同時テロ以降の米国の対テロ戦争により、イスラム教徒の多い国を中心に米国への反発が強まっているためと見られる。
米国に「良い印象」を持っているか、「悪い印象」を持っているか、を聞いたところ、各国で「良い」が「悪い」を上回った。しかし、同じ質問をした95年の調査に比べ、ほぼ各国で「良い」が減少し、「悪い」が増加した。
特に、マレーシアでは、「良い」が30ポイント減の計57%、「悪い」は30ポイント増の計41%と、大きく悪化した。もともと「良い」がそれほど高くないインドネシアでは、「良い」は横ばいの計58%だったが、「悪い」は16ポイント増えて計40%となった。
対米感情が悪い韓国では、「良い」が10ポイント減の計51%、「悪い」は14ポイント増の計48%と拮抗(きっこう)した。日本も、「良い」が計70%(5ポイント減)、「悪い」は計25%(7ポイント増)だった。
95年にこの質問をしなかったインドは、「良い」計83%、「悪い」計15%。
「自国にとって軍事的な脅威になると思う国や地域」(複数回答)では、「米国」を挙げた人がインドネシア(68%)、マレーシア(50%)、ベトナム(34%)、タイ(23%)の東南アジア4か国で最多となった。
(2006年9月9日19時35分読売新聞)
▽関連記事
□「対日関係良好」、東南ア・印で9割超…7か国調査 [読売新聞]
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060903it13.htm?from=top
「対日関係良好」、東南ア・印で9割超…7か国調査
読売新聞社は、韓国日報社、ギャラップ・グループと共同で、「アジア7か国世論調査」を実施した。東南アジア諸国では、「日本との関係が良い」と見る人が9割以上に達した。
「日本を信頼できる」人も7〜9割を占め、対日感情の良さが裏付けられた。一方、急速な経済発展を背景に、東南アジアでの中国の好感度も増しており、関係強化の進展が示された。
調査は、インド、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、韓国および日本の7か国で、6月下旬から7月中旬にかけて面接方式により実施した。アジアの複数国で同時に世論調査を行ったのは1995年、96年に続き3回目。
日本との関係が「良い」は、インドネシアとタイでは「非常に」と「どちらかといえば」を合わせてそれぞれ96%に達し、ベトナムで計92%、マレーシアでは計91%に上った。この4か国では、同じ質問をした95年調査でも「良い」が9割超だった。初めてこの質問をしたインドでも「良い」は計89%に上った。
「日本を信頼できる」は「大いに」と「多少は」を合わせてタイが92%で最多。東南アジアで最も低いベトナムでも計75%だった。
「日本は世界に良い影響を与えているか」では、「与えている」がインドネシアで計91%。東南アジア、インドでは8割を超えた。
日本が国際社会で積極的な役割を果たすことへの期待も強かった。
人道復興支援のための自衛隊海外派遣に「賛成」は、インド洋大津波の被災地支援で自衛隊が派遣されたインドネシアで計83%に上った。韓国以外の国で「賛成」が「反対」を上回った。
日本の首相の靖国神社参拝を「構わない」という人は、タイで59%、マレーシアでは52%に上った。ベトナム、インドでも多数。韓国、インドネシアでは「そうは思わない」が各86%、41%で、「構わない」を上回った。
「中国の経済発展が、自国経済に与える影響」では、「プラスの影響が大きい」がインドネシアとマレーシアで66%に上るなど「プラス」が5か国で多数を占めた。「マイナス」が多数だったのは、韓国(42%)と日本(36%)だった。
(2006年9月3日23時55分読売新聞)