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(回答先: 韓国、米国産牛肉輸入を再開へ [AFP=時事] 投稿者 white 日時 2006 年 9 月 09 日 01:15:57)
□韓国の焼肉屋がピンチ [ソウルに通いながら、こう考えた。] 【2005年6月の記事】
http://kageri.air-nifty.com/seoul/2005/06/post_77ff.html
2005.06.16
韓国の焼肉屋がピンチ
BSEによってアメリカからの牛肉の輸入が止まり、韓国の焼肉屋がピンチだ。
とにかく牛焼肉だけが、突出して値上がりしている。
釜山のある店は、去年春の段階でタレ付きカルビ1人前1万5000Wだったのが、昨年11月にチェックしたところ2万Wに、そして今年の春再チェックしたら2万4000Wに値上がりしていた。ソウル市内のなじみの店も、相次ぐ値上げで牛肉類のメニューだけ値段がぐちゃぐちゃだ。店でも混乱しているのか、メニューによって値段が違い、日本人が見たら「日本語のメニューだけ値段を高くしている」と誤解しそう。店主は、「カルビは、もう時価みたいなもんだ」と苦笑いしていた。
店主によれば、仕入れ値が倍近くに跳ね上がっているらしい。しかも、これまで主流だったカリフォルニア牛が輸入できなくなったので、国産牛を使うしかないのだとか。「国産韓牛はたしかに美味しいが、脂身が多いので、しょっちゅうは食べられない。むしろ輸入牛のほうが、飽きの来ない味だったのに」。
南大門市場にある焼肉店は、「うちは市場の中にあって、お客さんはみんな庶民なんですよ。だから、どうしても値上げするわけにはいかなくて…。タレ付きカルビは、しょうがないので少し量を減らしたんです。その代わり、おかずを増やしたりしてるんですけど」。
さらに逆風となっているのが、昨今のウェルビーン(well being)ブームだ。
ウェルビーンとは、まあ一言で言えば健康ブームで、脂肪が多い肉類を嫌う人が増えている。
よりコレステロールの少ない鶏肉が人気を集め、最近は激辛鶏料理の「プルダク」ばかりがもてはやされている。
最後の望みは日本人観光客だったが、
「独島問題のせいで、3月以降全然お客さんが来ないんです」。
町中には、だいぶ日本人の姿が戻ってきたが、以前のように店に入ってくれないのだという。
たぶん、最近のウォン高・円安も影響しているのだろう。
「独島なんて、私たち庶民にとっては全然関係ないことだし、正直関心もないんですよ。でも、政治家の人たちの駆け引きのしわ寄せが、みんな私たち庶民に来ていて…。困ってるんです」
商売をしている人たちは切実だ。
「韓国の焼肉は豚こそ旨い」と言っている自分が、ちょっと申し訳なく思えてきた。
2005.06.16 at 05:27 | Permalink