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□オンラインのケンカをオフラインで… [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2389510/detail?rd
オンラインのケンカをオフラインで…
今月14日午後9時江南駅前。2人の高校生が乱闘劇を繰り広げた。「お前が“議政府コディン(チャットする高校生の意)”か?」、「お前が“コムパリ(電車の中などでガムを売る一種の物乞い)”か?」。2人はお互いのインターネットIDを確認した後、殴り合いを始めた。
2人が殴り合っている様子を周りに集まった20人余りの野次馬たちがデジタルカメラで撮影、すぐにインターネット上に掲載し、この写真は現在ネット上で大きな話題を集めている。「ヒョンピー」の現場が露見した最初のケースだったからだ。「ヒョンピー」とは現実+Player Killの略語で、オンライン上で争っていた人たちが実際に会ってケンカをすることを意味する。
◆オンラインでの争いが現実に
18日、インターネットサイト「DC INSIDE」によると、「議政府コディン」と「コムパリ」というIDを使っていたこの2人の高校生は13日、ファッションギャラリーの掲示板で口ケンカが始まった。「議政府コディン」がこの掲示板にジャケットを売ろうと出品したところ、「コムパリ」が「なんだこの服は」とけなしたのが事の発端。これに腹を立てた「議政府コディン」が「コムパリ」にヒョンピーを提案し、ほかのネチズンも「掲示板でケンカするのではなく、実際に会って言いたいことを言え」と2人のケンカをあおったのだった。
DC INSIDEのキム・ユシク代表(36)は「オンラインゲームをしていたユーザーたちが、ゲームの中でケンカをしたり殺しあったりしているうち、それが現実の世界にまで持ち越されるようになったのが由来」と話した。
◆ケンカをゲームのように考えるネチズン
ヒョンピーをゲームのように考えるネチズンの態度も物議を醸している。14日、ヒョンピーの写真がオンライン上に掲載されると、ネチズンらはこのケンカのシーンを使ったTシャツの図案を考案し、我先にとネット上に掲載し始めた。「このTシャツを着ればケンカの気分が盛り上がるのでは?」という説明まで添えた。ヒョンピーのポスターもある。2人がケンカを始める直前、あるネチズンがオンラインのビラを作り配布したのだ。「場内は混雑が予想されるため、観衆のみなさんは30分前までに現場に到着するようにしてください」「記者のみなさんのための資料は約10分前には配布されます」といった言葉が書かれていた。キム代表は「オンライン上のたわいのない争いが現実の争いにまで発展するのを見たネチズンが、これを戯画化している」と説明した。
ソン・ヘジン記者
朝鮮日報
2006年08月31日15時10分