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□NEC 中国向け携帯電話で大騒動 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2375562/detail?rd
NEC 中国向け携帯電話で大騒動
NECが中国で発売した携帯電話をめぐり、とんでもない騒動が起きている。ナント、携帯にあらかじめ登録された内蔵辞書の中に、中国人への侮蔑用語が混入。「中国をバカにしているのか!」と反日感情の火に油を注いでいるというのだ。
「ある利用者がNECの携帯で文字を入力したところ、ビックリ仰天。変換候補の中に『中国狗』という言葉が出てきたのです。この言葉は日本人に対する『日本鬼子』と同じように、中国人への蔑称です。彼は激怒して携帯を壊そうかと思ったが、地元のマスコミに知らせたそうです」(現地ジャーナリスト)
複数の中国メディアが22、23日に報道。香港紙「成報」は「NECの中国法人が『たしかに、そういう単語が収録されていた』と回答した」と伝えている。ネット上では大騒ぎだ。
先月はシャープ製の携帯で「みられまくっちゃ」と入力すると不正再起動する不具合が見つかったが、こちらは反日暴動にもつながりかねない悪質な欠陥だ。一体、どういうことなのか。
「04〜05年に発売した携帯電話で、中国のソフト会社『金山詞覇』製の翻訳ツールが搭載されている機種が不具合を起こしていました。このソフトを搭載している他社の携帯でも同じ現象が起こります。現在、ソフトは修正されているようですが、NEC端末では数機種が発売され、一部の機種はまだ流通している可能性もあります。金山社はこの件に関して、声明文を出しています」(NEC広報担当)
このソフト会社によると、翻訳ツールの語彙は中国で出版されている辞書「英漢辞典」から収録。作業を進める中で何の編纂も加えなかったために起きたという。NECにとってはトバッチリだったか……。
【2006年8月25日掲載】
2006年08月28日10時00分