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どこやらのアホ右翼評論家が、満州国はニポンの傀儡国家になったから(シナより)経済的に発展したとかいふ『ト』論を展開したようです。
そういうアホな『ト』右翼評論家は、次のような資料をちぇっくしてるのかしらね?(苦笑)
はっきり言って、勉強してから評論すべきだと思います。
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データ作成:2003.9 神戸大学附属図書館
新聞記事文庫 中国(16-049)
満州日日新聞 1936.1.17(昭和11)
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北支投資に対する認識の充足を要望
特殊経済条件を考慮
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【東京特電十六日発】北支経済開発の将来に対しては日満支三国間の提携工作を促進するため中央関係当局及び内地財界方面の関係者等も至大の関心を払っているが、過去三年余に亘る満洲国の経済建設に精進した経験に徴し各種の検討が加えられている、就中高橋蔵相が対満投資に警告を与えた趣旨を延長して北支に対しても設亦建的投資を必要とするのではないかという懸念があるので蔵相が満鉄の対支投資を同じく厳戒している事情と聯関し各方面でも注目している、即ち国際収支を重要とする視点から相当有力に唱えられる所で畢竟北支を満洲と略同一の経済状態と見ることに基□するが、これに対し軍部は勿論その他関係当局等に於ては自ら観点を異にするので概ね左の如き見解を下している
一、北支の経済状態を満洲と同様に見ることは全然誤っている、北支は満洲よりは経済的に相当発達し中にも河北、山東両省は開発顕著なるものあり平津及び青島を中心として商業貿易が盛んであるし人口も多く大凡の事態が満洲とは相違している、唯北支経済工作は満洲と同工異曲のわが投資を先にせざれば開発を促進し難しと見る前提の下に既に満洲に対し八億−十億の投資あり、今又北支に同様の投資を敢てすることはわが財政経済上頗る考慮を要するのみならずその巨額に上る場合、或は不如意の感が強いので余程慎重なる態度を要する、而もわが方が先ず与えざれば今後の開発を期待し難き状態にありとすれば事前に十二分の検討を加えて将来回収の見込が的確なものでなくてはならぬとなす説(本紙連載至誠会座談会高木博士の所説参照)右は察哈爾や緩遠は事情を異にし満洲と相似たものがあるけれども右の如く総合的に見て平津方面を中心とする或程度の経済的既成状態は原始的状態より一歩を進めている観点を加えねばならぬ
二、特に注意すべきは、満洲は事変に依りて綜合政権たる張閥を打破したため財権も経済界も亦一応破壊された形となり、極端にいわば一種の崩壊状態に陥ったもので、奉天その他の商売は支那本部に遁げ出した者もあり、殊に支那本部から満洲に進出した資本関係から支那に引揚げたものも少くないので、北支の経済的既成地盤もその破壊されない組織とはこれと異り自力更生の余地もあるし又開発の基礎ともなる(同上座談会片倉、川本両少佐の所説参照)要するに満洲と北支那とは全然経済事態が相異し前者は崩解後の新建設であり、後者は更生恢復の素地を有する既成組織が現存するから、満洲と同様に見ることは全然誤りであり随って満洲の如き建設的投資を行わずとも開発を促すという見方が正当視されている、尤も支那の新幣制に依る銀国有が北支の現銀を流出して金融の基礎を脅かすことになると経済界の受ける打撃は甚だしく基幹的の動揺を与えることになるからこの点は最も警戒を要し、悪化の場合は資金を用意して金融機関の整備を図る必要が生ずるかも知れず、さらぬだに信用ある銀行の設置が要望されている際万一に備うる工作を緊要とする事情がある、その他においては南京政府が北支を植民地扱いにし搾取の目的物とした悪政を打破し民衆の福利を増進する基調の下に政権が安定すれば延いて経済的恢復を促し同時に日支提携の経済工作がその緒に就くものと認め目下悉く我が投資を前提とするが如き一種の杞憂に対し認識の充足を要求している有様である
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データ作成:2003.10 神戸大学附属図書館
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<コメント>
細かいことは抜きにして一言で言ってしまえば、満州も北支中支もニポンが散々にぶっ壊してから投資してるつうことですな。
今のイラクと鬼畜メリケンみたいなもんでしょう。メリケンの投資でイラクのインフラが再生しても、それをもってメリケンに感謝するイラク人がいるのでしょうかね?