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北京からの明るいニュース――胡錦濤中国国家主席「訪日希望」の表明を日中和解のきっかけにしよう!(森田実)
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投稿者 gataro 日時 2006 年 6 月 17 日 17:50:04: KbIx4LOvH6Ccw
 

2006.6.15(その1)
森田実の言わねばならぬ[157]

北京からの明るいニュース――胡錦濤中国国家主席「訪日希望」の表明を日中和解のきっかけにしよう! 小泉首相はかたくなな態度を改めて、自ら靖国参拝中止を宣言し、日中友好の行動をとれ!

「平和は平和より来(きた)る」(内村鑑三)

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 最近、戦争の恐ろしさを知らず、戦争を恐れない若い政治家や新聞記者や学者が増えている。なかには「日本は日米同盟の敵の中国と戦う」などと考える戦争好きの政治家、記者、学者がいる。ほとんど狂気である。好戦的な学者の代表は中西輝政京大教授です。
 こういう戦争狂の政治家とジャーナリストと学者が、国を滅ぼすのである。最近は、いくつかのマスコミが、こういう戦争狂の政治家に同調し、日中対立を煽り立てている。
 第二次世界大戦で日本国民は大被害を受けた。1945年8月、米軍は、広島と長崎に原爆を投下し、数十万の市民を殺害した。沖縄戦では約10万人の住民が犠牲になった。同年3月と5月の東京大空襲では10万を超す生命が奪われた。この大戦で310万の同胞が死んだ。
 あれからまだ61年しか経っていない。それなのに、わが国の自民党と公明党の政治家と小泉自公連立政権を支持するジャーナリストや学者は、戦争をしたがっているように見える。
 第二次大戦前から日本軍国主義はアジア諸国を侵略し、アジアの諸国民に多大の被害を与えた。日本は、アジア諸国の人々に大変悪いことをしたのだ。このことを、われわれ日本人は、反省しなければならない。真剣に反省することによって、はじめて、アジア諸国民の信頼を回復し、友好関係を確立することが可能となる。日本の戦争への反省なくしてアジアの平和はない。
 しかるに、わが国の小泉首相は、A級戦犯を祀る靖国神社への参拝を繰り返し、韓国、中国両国政府と両国民の心を傷つけ、神経を逆撫でするような挑発をつづけてきた。それだけではない。小泉内閣と右翼マスコミは、韓国、中国政府の反発を反韓国、反中国世論を高めるために利用してきた。タチが悪い。
 しかし、最近に至って中国政府は、日本との融和路線を強調している。小泉首相の靖国参拝の繰り返しと反中国言動という挑発に乗らないことにしたのだ。小泉首相の靖国参拝の狙いが、日中対立の激化だったとすると、小泉首相の挑発効果は薄れることになる。中国の対応修正により、日中関係改善への一歩が開かれたことになる。
 6月10日の胡錦濤中国国家主席の「訪日希望」の表明は、日中融和の流れを促進するものである。日本国民は、この胡発言を高く評価すべきである。

 東京新聞6月11日付朝刊は、次のように報道した。
 《中国の胡錦濤国家主席は十日、今年四月に着任した宮本雄二・駐中国大使から信任状を受け取った後に会談し、「条件が整い、適当な機会に貴国(日本)を訪問することを願っている」と述べ、日中関係改善に向け強い意欲を示した。(中略)
 胡主席は一九七二年の国交正常化以来、日中関係は順調に発展してきたとの認識を示した後、「当面の中日関係には困難な局面が生じているが、われわれとしては目にしたくないものだ」と発言。「中国共産党と政府は一貫して中日関係を重視している」と述べ、あらためて対日重視の姿勢を打ち出した。
 胡主席は今年三月末、日中友好七団体の会長ら代表団と会談した際も、日中関係改善の必要性を強調。しかし、胡主席の「日本の指導者が靖国神社をこれ以上参拝しなければ、いつでも首脳会談を開く用意がある」との発言が日本国内で繰り返し伝えられたため、中国側は「真意が伝わっていない」と主張していた。
 今回の宮本大使との会談で、胡主席は靖国神社参拝問題には直接触れず、「平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展」の十六文字が中国の対日方針と指摘。「私は一九八〇年代の三千人訪中団を受け入れて以来、二十数年にわたって友好事業に関与してきており、日本に友人も多い」と語り、条件が整った段階で訪日する希望を表明した。
 宮本大使は会談の冒頭、善隣友好を願う天皇陛下と小泉純一郎首相のメッセージを伝言。胡主席は最後に「天皇陛下と小泉首相によろしくお伝えください」と述べた。》

 胡錦濤主席の「日本訪問希望」発言は、平和を希求する日本国民にとって、大変に明るいニュースである。 国家間の対立は、百害あって一利なし、である。われわれは、アジアの平和を守らなければならない。一部の右翼的政治家と学者、評論家の反中国右翼イデオロギーの悪辣な煽動に乗せられてはならない。
 日中友好は、日本にとってとくに大切である。日本には平和の道しかない。戦争をしてはならないのだ。 米国政府の一部に「日中対立」を画策する勢力がいるとの情報がある。しかし、米国政府が一致しているわけではない。米国政府内部には日米中の協調を望む勢力もいる。米政府内の一部の反中国派に踊らされてはならない。日中対立を利用してアジアを分離しようと考える勢力の策動を失敗させ、アジアの平和を守るためにも、日本は日中融和政策をとるべきである。
 それにしてもと思う。中国側の対応は「大人の対応」である。平和のためなら頭も下げる。
 ところが、小泉首相はかたくなな態度を改めようとしない。小泉首相の対応はコドモじみている。小泉政治はコドモ政治であり、外交は幼稚である。9月を待つ必要はない。一にも早く退陣するのが、日本国民のためである。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02708.HTML

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