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中台、初のチャーター貨物便で合意
【台北＝石井利尚】中国と台湾当局は１４日、中台間を結ぶ直行のチャーター便について、初の貨物便を運航することや、これまで春節（旧正月）だけだった祝祭日前後の旅客便を、清明節、端午節、中秋節の前後７日間（各２４便）に拡大することで合意した。
春節便も来年から増便となり、祝祭日便は計１６８便となる。また、双方は、緊急医療など人道目的の直行便も随時認めることでも合意した。
中台双方は２００３年以降、春節前後に限定した旅客便の運航実績がある。台湾ではビジネスマンや貨物の中台間の往来の増加に伴い、チャーター便拡大の要望が強かった。
中国にとっては台湾との経済一体化を進めることで、独立志向の強い陳水扁政権に圧力をかける狙いがある。
中国政府は同日、中台合意に歓迎を表しつつ、台湾当局に対し、直行便の全面解禁を求める声明を出した。
旅客便の発着点は、中国側が北京、上海、広州、アモイ、台湾側が台北と高雄となる。中国在留の台湾人ビジネスマンとその家族は推定で約１００万人。
（2006年6月14日22時9分 読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060614id21.htm
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