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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-16/2006061602_05_0.html
竹島問題請願
交渉による解決遠ざける
参院外交防衛委 緒方議員が採択保留表明
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十五日の参院外交防衛委員会理事会で「竹島の領土権の早期確立に関する請願」の採択に関する協議が行われ、自民、公明、民主、社民各党が賛成を表明し、その後の委員会で四党の賛成多数で採択しました。日本共産党の緒方靖夫議員は採択には保留であると表明しました。
同請願は、島根県の「竹島の日を定める条例」をあげながら「北方領土の日の制定や広報啓発施設である北方館などの設置」にもふれ、国において竹島問題への主体的取り組みを求めています。
緒方氏は、歴史的にも国際法上も、わが国に竹島の領有権があるという主張の根拠は明白だと指摘。他方で、韓国が日本による植民地化の第一歩として竹島領有をとらえている点に留意すべきであり、スターリンの大国主義による国際合意に反しての千島占領との違いを指摘して、友好的な話し合いによる解決を優先する必要があると主張しました。
そのうえで、「竹島の日」条例制定という一県の行動でも日韓間で大きな問題となったことを法律でやるようなことになったら、話し合いによる解決の流れに大きな障害をつくることになると指摘。請願の採択は、話し合いによる解決を遠ざけることになるし、日本側からの一方的な措置を取るような行いは慎むべきだと主張しました。
賛成会派のぜひ採択をという発言に対しても、緒方氏は「現状でも、韓国との信頼関係が損なわれているのだから、今後、大局的な国益にたって、冷静な外交努力でこの問題を打開することが重要だ」とのべました。