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よくわかる 韓国政治・社会情勢
平成18年(2006)6月13日(火曜日) 第117号
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ワールドカップ(W杯)を通して見る政局
韓国チームは盧武鉉大統領を救えるか?
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FIFAワールドカップドイツ大会が開幕した。たかがサッカーだが、韓国ではされどサッカーだ。
「スポーツの国際試合・反日・一人当たり国民総生産」は、国家意識が希薄で、血縁意識がすべてに優先する韓国人を韓国国民として
まとめる「三種の神器」だ。
敵がいて初めて国家意識、民族意識が高揚するのが、血縁連邦共和国韓国だ。
盧武鉉政権の成立からしてスポーツがらみだ。
きっかけは、2002年ソルトレイク冬季オリンピックのショートトラックだ。
韓国の英雄・金東聖がトップでゴールインしたものの、米国のアントン・オーノ選手のハリウッドアクションばりのトリックプレーで失格の憂き目に遭った。
これをきっかけに韓国人の怒りは、なんと審判団ではなく米国という国家に向かって爆発した。
さらに、6月のFIFAワールドカップでは、韓国チームは神懸かり的(?)な快進撃でベスト4まで進出し、民族主義が有史以来の高まりを見せることになる。
韓国全土がワールドカップの興奮の坩堝に包まれていた同じ6月、京畿道揚州で起きた米軍装甲車による二人の女子中学生の轢死事故が、反米ムードをさらに高揚させた。
以来12月の大統領選挙まで、国民のセンチメントは反米民族主義一色に染まり、結局、「米国と北朝鮮が戦争を始めたら韓国が止める」とまで言い切った、非米民族主義者の盧武鉉候補が当選した。
また、最近1年以上20%台で低迷していた政権支持率が、一時的ではあったが40%台にまで急上昇したのは、今年3月、WBCでの韓国チームの快進撃が原因であるとさえ言われている。
保守派は今回のワールドカップでは、16強進出で終わるぐらいの中勝利を期待している、といった話もちらちら聞こえてくる。
今回も韓国チームが神懸かり的な大進撃をすることによって、民族主義が高揚し、「風が吹けば桶屋が儲かる式」に、死に体の盧武鉉政権が息を吹き返すといったことも、決して保守派の杞憂とばかりは言えない。
韓国ではスポーツは単なる娯楽では終わらないのだ。
政局をワールドカップというレンズを通して読み解いていくのも、決して無意味なことではない。
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