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□外国人にそっぽ向かれる国立中央博物館館 [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2018202/detail
外国人にそっぽ向かれる国立中央博物館館
4100億ウォンを超える資金を掛けて去年10月開館した国立中央博物館の1日の外国人入場者数が13人にとどまっていることが調査で分かった。景福宮を訪れる1日の外国人観光客約2,800人、国立民俗博物館を訪れる外国人約3,600人に比べ深刻な水準だ。
中央博物館が最近、与党ヨルリン・ウリ党の盧雄来(ノ・ウンネ)議員に提出した資料によると、博物館への入場が有料となった今年1月から3カ月間で中央博物館に入館した外国人は約1,200人と1日平均13人だった。同期間、韓国各地にある11の国立博物館でも事情はほぼ同じ。公州博物館6人、扶餘4人、大邱・清州・金海・済州3人、光州・全州・春川2人、晋州1人だった。慶州博物館だけは102人と3けたを超えた。
◆他の史跡から離れている
竜山移転前の景福宮にあった2004年、中央博物館の1日平均外国人入館者数は237人と、全入館者の4.36%だった。
それなのに、なぜ外国人入館者数は減ったのだろうか。専門家は竜山博物館のロケーションを最大の理由に挙げる。外国人観光客がソウル市内観光コースに中央博物館を入れるには他の観光スポットから離れすぎていて、これといったメリットがないということだ。ソウル市内ツアーバスの観光ガイド、キムさん(女性 /26)は「時折欧米の観光客が1〜2人バスを降りるだけで、日本の観光客はほとんど関心がない」という。民俗博物館や景福宮を見れば、中央博物館まで見なければならない特別な理由を感じないからだ。
去年の外国人観光客は1日平均約1万6500人。首都圏の主な観光コースにのうち外国人観光客が訪問する観光地は民俗博物館3,610人、景福宮2,860人、エバーランド1,095人、秘苑942人、韓国民俗村399人、徳寿宮265人などだった。
◆観光案内には「工事中」
最近でも、ソウル市内の主な観光案内センター5カ所(光化門・東大門・南大門・明洞・梨泰院)のうち1カ所にはまだ「中央博物館工事中」というパンフレットが置かれていた。あるガイドは「パンフレットがなくなって博物館にずっと要請をしているが持って来てくれない」と話す。
◆外国人誘致戦略なし
中央博物館のホームページも管理が急がれる。現在、中央博物館は英語・日本語・中国語でホームページを運営している。外国語ホームページの「展示」をクリックすると、展示物の情報ではなく、展示物の位置の情報が出てくる。外国語ページのどこにも展示物の写真や情報はない。
配慮も足りない。博物館内の書店には博物館全体を紹介する英文マップがない。博物館と出版社の契約が切れたため、販売しなくなって3カ月経つという。外国人観光客のための出版物もほとんどなかった。英語4種類、日本語3種類、ドイツ語2種類の小冊子だけだった。
中央博物館では「実際はもっと多くの外国人が訪れるが、外国人集計システムが整っていないため13人という数字が出た」と弁明している。明知大学博物館学科のキム・ジョンファ教授は「企画展示や広報チャンネルの多角化などで外国人入場者を積極的に引き込むべき」と話している。
朝鮮日報
2006年05月29日12時04分