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(回答先: 資料】小樽の「外国人お断り」事件 (原告側言い分) 投稿者 Kotetu 日時 2006 年 5 月 22 日 22:43:10)
小樽での聞き取り調査の結果です。
平成14年10月24、25日に小樽市の温泉施設、公衆浴場、商店街で一般の市民の方を対象に、アンケート調査を行いました。
また、4つの施設の経営者の方にインタビューを行い、入浴拒否問題に関する様々な意見を聞かせて頂きました。
これら2つの聞き取り調査の結果は以下のようになりました。
1.アンケート調査の結果
今回、入浴拒否問題発生に深く関わる小樽市民の意識を探ることを目的に、聞き取り調査を行いました。
調査を行った場所と人数は以下の通りです。
3つの入浴施設・・・34人(男性12,女性22)
商店街・・・23人(男性8,女性15)
→ 合計―57人 (男性20人、女性37人)
年代別の内訳は以下のようになっています。
10代:9人(男性2,女性7) 50代:7人(男性3,女性4)
20代:10人(男性3,女性6) 60代:9人(男性1,女性8)
30代:8人(男性6,女性2) 70代:5人(男性0,女性5)
40代:7人(男性5,女性2) 80代:2人(男性0,女性2)
質問は以下の6つの項目で行いました。
@温泉や銭湯で不快な思いをしたことがありますか。
Aもしマナーを守らずに入浴している人を見たら、どうしますか。
B温泉や銭湯で外国人と一緒になったら抵抗はありますか。
C韓国朝鮮人、中国人、ロシア人(小樽市在住の外国人登録者数のうちの上位3カ国)に対して良いイメージを持っていますか、
悪いイメージを持っていますか。
D外国人に関する悪いうわさを聞いたことがありますか。
E入浴拒否問題を知っていますか。
入浴拒否問題をどう思いますか。
●調査を通して、28%の人が外国人との入浴に抵抗があることがわかりました。その中で「マナーや習慣の違い」を理由として
あげる人が多く見られました。
また、韓国朝鮮人に対するイメージを尋ねた回答の中では「特に何も感じない、日本人と一緒」という回答が最も多く、全体の
60%を占めました(良いイメージだという回答は18%、悪いイメージだという回答は20%)。
同様に中国人に対しても、「特に何も感じない、日本人と一緒」と答えた人が最も多く、全体の64%を占めました(良いイメ
ージだという回答は13%、悪いイメージだという回答は21%)。
一方でロシア人に対しては、「悪いイメージだ」と答えた人が最も多く、全体の52%にも及びました(良いイメージだという回答
は4%、特に何も感じないという回答は42%)。「悪いイメージだ」と回答した人の中には、「密輸、盗難、売春のニュースや噂を
聞くから」「自転車や車の部品などを持っていかれるから」という理由をあげる人が多かったです。
入浴拒否問題に対する考えとしては、「拒否はおかしい、しない方がいい」という回答が最も多く、全体の44%を占めました。
次に多かった回答は「入浴拒否は仕方がない」という回答で19%、「外国人の入浴は拒否すべきだ」という回答は15%でした。
具体的なアンケートの集計結果はこちらです。
2.入浴施設の経営者の方へのインタビュー結果
平成14年10月24、25日に小樽市内の4つの入浴施設(A、B、C、D)の経営者の方にインタビューを行いました。
どの入浴施設でも主にロシア人のマナー違反(石鹸をつけたまま湯船に入る、湯船に飛び込んで騒ぐ、酒を飲んで酔っ払う等)があったということです。
@どのような対処法をとったのかという質問に対する回答は以下の通りです。
入浴施設Aでは「市が作成した注意書きを見せ、片言の英語で注意してしのいできた」ということです。
入浴施設Bでは「初め“Japanese Only”の看板を掲げ、その後“Members Only”の看板に変更。
現在の“Members”の条件は『楽しく入浴し、他人に迷惑をかけないこと』のみ」ということでした。
対処法としては「五ヶ国語で注意書きを記したポスターを掲示したり、アンケートの実施やフォーラムの開催を行った」
ということです。
入浴施設Cの経営者の方は「口頭で注意するが、言葉が違うとなかなか伝わらない。今はマナーを知っているかどうかを聞いて入れて
いるので、トラブルは減った」と回答されました。
入浴施設Dでは「行政の対応が遅く、市から要請される前に独自にポスターを作成・掲示し、トラブルは減った」ということでした。
A利用客の反応について尋ねたところ、以下の回答がありました。
どの入浴施設でも嫌がる日本人利用客がいて、苦情が出たということです。
入浴施設B、Dでは、特に年配の方からの苦情が多かったようです。
また、入浴施設Dでは、ロシア人がいないかどうか確認の電話をするお客さんや、ロシア人がいるとわかると出て行くお客さんもいるとのことでした。
B人種差別という視点での見解について意見を伺ったところ、以下のような回答が出ました。
入浴施設Bの方は「入浴拒否は人種差別だと思うが、営業していくためには仕方なかった。
現在は人権と営業権の両立はできている」と回答されました。
入浴施設Cの方は「人種差別の意識はなく、民間企業として利益を出すことが重要なだけ」と答えられ、
「マナーの悪い人は受け入れ、悪い人は断っているだけ」とのことでした。
入浴施設Dの方は、「新聞報道には施設側の言い分がほとんど載せられなくて、人種差別に重点が置かれていた」とおっしゃっていました。
☆ホームページ掲載が予定より遅くなってしまったことをお詫びいたします。調査に協力して下さった入浴施設経営者の方、小樽市に在住の方々、本当にありがとうございました!! 宇都宮大学国際学部 田巻研究室4年一同
http://www.cc.utsunomiya-u.ac.jp/~tamakim/otaruindex.htm
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<コメント>
被告側の主張を確認できないので、市民の意見代わり資料
おそらくDが裁判の当事者だと思いますが、この場合は特定しても意味ないと思います。