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SF小説も顔負け!「中国のパソコンに情報漏れの恐れ?」記事のバカバカしさ。
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出典 http://www.kamiura.com/new.html
日本軍事情報センター 神浦 元彰 (軍事ジャーナリスト)
中国のパソコンに情報漏れの恐れ?米国務省1万6000台 ”排 除”(産経 5月20日 朝刊)
[概要]米国務省が中国から調達した業務用パソコン1万6000台(総額1300万ドル)が、中国への情報漏れを懸念して、同省は機密情報を扱う部門からこのパソコンを排除することを決めた。
問題になったのはIBMのパソコン部門を買収した中国・レノボ(聯想)グループから調達したもの。
国務省はこのうち900台を在外公館とワシントンの本省を結ぶ機密性の極めて高いネットワークで使う計画だった。
情報漏れを懸念する議会側に対し、リチャード・グリフィン国務次官補(保安・在外公館担当)は、「レノボ製パソコンは機密性のないシステムで使用する」と下院・国務小委員会に回答した。今後、中国企業が米政府の情報関連機器の調達に参入するハードルが高くなった。
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[コメント]これが米議会のロビスト政治の実態である。
安くて、それなりの性能を持つ中国製パソコンに脅威を受けた米企業が、ロビスト活動で中国製パソコンを排除したのだ。
中国と聞いただけで、アメリカの先端技術を盗むスパイのイメージを利用している。
納入した中国製パソコンのどこかに暴露ソフトなどが仕掛けられ、やがて眠りから覚めて情報活動するというSF物語である。
もし中国がそんなことを企めば、アメリカの先端技術で簡単に探知(発見)できるし、それが真実なら中国企業は致命的な打撃を受けることが確実である。
しかし数人の米議会や国務省職員の軽薄な愛国心が中国のスパイ活動に反応し、中国製品を排除する政策を決定したのだ。
これが、さらに一般市民(社会)に影響し、中国製パソコンは危ないという話しが広がっていく。
さらには中国人を見たらスパイと思えというような社会風潮にまで成長していくのだ。
日本でもコカコーラを飲むと、骨を解かして病気になるとか、やがてマックのハンバーガーが日本の食文化を滅ぼすといった同種の話しもある。
このような米国務省の対応に、中国政府や企業は毅然と抗議すべきと思う。
そのような対応こそが、米国と中国の健全な関係を育てるからだ。
もし中国が抗議しなければ、今回、中国が国務省に納入したパソコンに仕掛けがあったと認めたことになる。
そんな危ない中国製パソコンは日本でも使えない。
かつて私は統一教会の世界日報のインタビューを受けた事がある。
軍事に関するテーマだったが、記事を読むと私が中国から活動資金をもらっていると書かれていた。
まったくウソの記事で、どうしてそのようになったのか腹が立った。 しかしその記事を読んだ世界日報の軍事問題の顧問が、神浦はそんな男ではないと編集長に電話を入れた。
私が抗議する前に、その編集長から丁寧な謝罪文が届いた。
誤解した理由は、私が開いた軍事情報の勉強会で、元陸将で自衛隊を退職後に日本の商社に再就職し、中国に何度も通い、中国の軍事関連の企業と交流して人物を講師に招いて、私が勉強会で中国の軍事に関する話しを聞いたからだそうだ。
これはもう20年も前の話しだが、中国共産党が憎ければ、その関連の話しを聞く私も憎いというやつである。
私はその世界日報の顧問の方にも、何度も勉強会に講師にお招きして話しを聞いていた。
旧海軍出身の元大佐で世界の軍事情報(資料調査)に明るく、人間的にも非常に信頼していた方だった。
これだけで軍事専門家には誰のことかわかる人である。
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[私のコメント]
ついに中国はアメリカのIT技術でも防ぎきれない高度な技術でファイアウォールを突破し、暗号で機密情報を情報部に自動送信する技術を開発し実装した様です・・・・大爆笑!!!
そんな事ができるのなら、日本やロシアやヨーロッパ各国の国防情報はすでにアメリカ国防省がすべて入手できており、人間のスパイなんかいらない状態になっていますね。この点ではアメリカの方がもっとデンジャラス・・・・・
※IT関連企業でまともにセキュリティ管理をしている人に聞いて見てください・・・・みんな爆笑するよ・・・・・ちなみに俺は今も大爆笑してます・・・・・
天下の「産経新聞」が本当に信じているのならちょっとヤバイですね。
まあ、昔、「朝日パソコン」と言う週刊誌が間違いだらけの解説記事を載せていてネットで大笑いされていたときがありましたが、(最近はまともになりましたが)、産経はその分野に弱いから仕方ないか・・・・、それとも知っててワザと掲載しているか・・・
なお世界中で販売されているパソコンのほとんどが台湾企業の主基盤(9割近い)を使っていて、その生産は中国大陸でかなりの割合(6割以上)でおこなわれています・・・・
そのうち、パソコンに秘密裏に実装された通信機能を使ってネット○○の方々の安全が脅かされるかもしれませんので・・・・くれぐれもご注意をお願いいたします。