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□またも「ミサイルカード」を切った北朝鮮 [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1983932/detail
またも「ミサイルカード」を切った北朝鮮
北朝鮮の「テポドン2号」ミサイル発射実験を準備する動きは、米国の金融制裁に対抗するための戦略的カードのようだ。しかし政府当局者らと専門家は、北朝鮮が実際にミサイルを発射する可能性は低いものとみている。実験の実行は事実上、米朝・日朝関係の破局につながり、北朝鮮が国際社会から完全に孤立する結果を招くことになるからだ。北朝鮮は小泉首相が訪朝した際、2003年以降のミサイル発射実験の凍結を約束している。
テポドン2号ミサイルの発射を実行するまでには、ミサイルの発射台への装着、液体燃料の注入などいくつかの準備が必要だが、まだそうした動きは観測されていない。ある関係者は「北朝鮮が98年8月にテポドン1号の発射実験を行った際も、北朝鮮の異常兆候が把握されてから実際の発射まで2週間を要した」と話した。北朝鮮は過去にも数回にわたり、実際には発射しない示威行動を行ったことがある。
韓国国防研究院のペク・スンジュ博士は「米国が偽造紙幣、麻薬など核問題以外の問題で北朝鮮に圧力を加えてきたため、これに屈服しないとの意志を示したもの」とし、「最近米国で北朝鮮の核問題についての関心が低下したため、米国の関心を引こうとしている面もあると思う」と語った。
韓米の情報当局者が北朝鮮が発射準備を行っているとみているテポドン2号ミサイルは、全長32メートル、射程距離は6700キロメートルだ。北朝鮮のミサイルとしては初めてアラスカまで射程距離内に収めたものだ。そのため米国は1998年8月に発射されたテポドン1号(射程距離2500キロ)の時よりも敏感な反応を見せてきた。
テポドン2号はこれまで、90年代末以降に咸鏡北道花台郡舞水端里(旧・大浦洞)の試験場で毎年13回エンジン燃焼試験を行っている程度の実態しか把握されておらず、実際のミサイルの全貌は明らかになっていなかった。
朝鮮日報
2006年05月20日17時00分