★阿修羅♪ > アジア4 > 476.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
"台湾 陳外交、米中に波紋
【台北=佐々木理臣】台湾の陳水扁総統が中南米歴訪の途中で、リビアなど外交関係のない四カ国を突然訪問した。中国の強い圧力を受けながら存在感を示す狙いといえるが、米国と中国、台湾の関係に波紋を広げている。
陳総統は四日、専用機で出発。米国から本土乗り入れを拒否されて、「米国はイラン核問題で協力を得たい中国の立場を重んじ、台湾を冷遇した」とみて、急きょ外交関係のないアラブ首長国連邦(UAE)とオランダに給油で立ち寄った。
南米パラグアイ、中米コスタリカを公式訪問した後、ドミニカ経由で十日、中国と“外交戦”の舞台になっているリビアを電撃訪問。最高指導者カダフィ大佐の二男らと会い、代表部相互設置を討議した。十一日はこれも外交関係のないインドネシアのバタム島に一泊。台湾当局によると陳総統の帰着は十二日という。
外交関係のない四カ国訪問について、陳総統は「台湾の国家としての尊厳を守るため」と強調。「米国の措置に満足できないが尊重はする。対米関係に影響はない」と語った。
しかし、野党の国民党は「リビアとの接触は、米台関係を悪化させる」と懸念。与党関係者は「米国が懸念しているのはリビア訪問そのものではない。陳総統が外交関係のない各国を訪問して独立色を強めれば、米国が対中国外交で台湾をカードに使いにくくなる点だ」と指摘する。"
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20060512/mng_____kok_____000.shtml