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□「米国は北朝鮮の急所を押さえた」 [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1938072/detail
「米国は北朝鮮の急所を押さえた」
今月初め、米ワシントンDCで韓米日国会議員協議会のセミナーが行われた。与野党の国会議員4人がセミナーに出席し、米国務部や国家安保会議(NSC)の幹部、脱北者を支援する民間団体の関係者らと面会した。
セミナー参加者の一人、ハンナラ党の朴振(パク・チン)議員は韓半島(朝鮮半島)情勢に対する米国側の見方について聞いた。朴議員は「一言で言えば、米国の対北政策は完全に変わっているように感じられた」と話した。
朴議員は「米国議会の一部で脱北者の北朝鮮送還を阻止するための強硬的な法案を作成中だ」と語った。その法案の草案には、中国が脱北者を北朝鮮に送還した場合、米中両国の貿易量をまず2003年の水準に、さらにその翌年には2000年の水準、その翌年には1997年の水準へと段階的に削減する方案が含まれているという。
ブッシュ米大統領は、最近人と会う際には必ず脱北者の金韓美(キム・ハンミ)ちゃん一家と会った時の話をしているという。また、米国内の民間団体は、ワシントンDCにある国の大使館を買収して北朝鮮難民の支援事務所として使用することを検討中だという。
朴議員はまた「中国の銀行も北朝鮮との取引で一時破産の危機に陥ったマカオのバンコ・デルタ・アジア銀行(BDA)のようになることを懸念し、北朝鮮との取引を避けているという。このことで北朝鮮の対外金融取引は事実上麻痺状態にある」と話した。
米財務部はBDAと北朝鮮の取引の内訳書を大量に入手してデータベースを構築中だ。この結果、取引の大半は高級商品の購入であったことが判明したという。米当局のある関係者は、これを「権力の維持と世襲のため」と判断しているという。
北朝鮮に対する金融制裁に関して、ある駐韓米国大使経験者は「米国はついに北朝鮮の急所を押さえた」と語った。朴議員は「米国は国連を通さず、単独の制裁で北朝鮮の核開発問題を解決できるとの自信を得たようだ」と話した。
このような雰囲気の中で、米当局の関係者らは北朝鮮が6か国協議に復帰することを希望しながらも「疲れた表情が見て取れた」と朴議員は伝えた。米国は北朝鮮が昨年9月19日の第4次6か国協議での共同声明を全く履行していないと評価しており、ブッシュ政権の幹部は北朝鮮政権を「マフィアのファミリー」呼んでいるという。
米国の関係者らは、韓国政府が北朝鮮の開城(ケソン)工業団地で生産された製品の米国市場への流通を許可するよう要請したことについて、否定的な見解を示している。
米国貿易代表部(USTR)の幹部は「開城工業団地の問題は非常に敏感な事案だ」とし、米国議会関係者は「開城工業団地の製品の流通を許可すれば、北朝鮮が韓米FTA(自由貿易協定)締結で利益を得るのと同じだ」と語ったという。
イ・ハウォン記者
朝鮮日報
2006年05月09日11時42分