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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060507-00000006-san-int
脱北者 韓国見限り米亡命 「南北融和」に不信感---(産経新聞)
【ソウル=久保田るり子】北朝鮮を脱出し韓国籍を取得した脱北者が米国で初めて「政治亡命」を認められ、韓国に困惑と波紋が広がっている。
米国はまた、東南アジアの米大使館に逃げ込んだ脱北者数人を近く米国に受け入れる。
南北和解ムードの韓国を見限って米国で北朝鮮の人権問題を訴える脱北者たち。もはや韓国は安住の地ではないのか。
四月末に米ロサンゼルスの裁判所で亡命が認められたのは朝鮮人民軍将校出身のソ・ジェソクさん(40)。
ソさんは工場爆発で大やけどを負い、家族で脱北。中国などを経て一九九八年に韓国入りしたが、息子が脱北者ゆえの差別を受け、四年前に渡米した。
ソさんが脱北者用の一回限りの旅券で渡米したところ、韓国政府は一週間後に戸籍に相当する「住民登録番号」を抹消。
ソさんは米移民局に亡命申請したが、当初は通らず、米人権団体の支援を受けて移民裁判所に提訴して勝訴した。移民局が控訴を放棄したため、亡命が確定した。
二〇〇四年に成立した米国の北朝鮮人権法は民主化運動や脱北者の支援を趣旨としている。
しかし、米韓関係への配慮やその後の雪崩現象を懸念し、原則的には韓国籍の脱北者は対象外となってきた。
だが、ソさんが脱北の過程で北に強制送還され拷問を受けた経緯がある点が考慮され、個別に同法が適用された。
これに対し、韓国政府は当惑を隠せない。
「韓国が脱北者にとって政治的に危険なところという意味にも解釈できる」(朝鮮日報)からだ。李鍾●・統一相は「亡命はナンセンスだ」「そんな事実(韓国政府による弾圧)はまったくない」と不快感を表明している。
米国には「韓国政府の政治的弾圧を受けた」として亡命申請した韓国籍脱北者が十数人いる。
ソさんによると、ロサンゼルスで二、三十人、ニューヨークで約五十人が申請を準備しており、今後、米側の司法判断が注目される。
一方、米国が近く難民として受け入れを準備しているのは、中国などを経て東南アジアの米大使館に駆け込んだ人たちで、実現すれば、初の同法による難民受け入れのケースになる。
●=夾の人を百に
(産経新聞) - 5月7日3時9分更新
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[私の意見]
アメリカの北朝鮮人権法と言う法はどうも形だけの「インチキ法」ではないかと疑っていましたが、どうやらその思いはますます強くなりそうです。
産経新聞の記事では「韓国は安住の地ではない」と記載しており、その点については異議はありませんが、亡命者のソさん(人民軍将校出身)が米移民局に亡命申請したが、当初は通らず・・・提訴して勝訴というくだりからは「難民」、「移民」を受け入れたくないと言う意思が感じられます。
※普通、将校が亡命者として価値がない訳がないと思いますが・・・・それとも北朝鮮は軍事的には採るに足らない国家なのでしょうか・・・
直後の記事を見て思いついたのは「プロパガンダ」に利用するにぴったりの亡命者を確保したので、訴訟を続けているとまずいと判断したのではと勘ぐってしまいました。
為政者にとっては「亡命者」や「難民」も所詮、道具にすぎないのでしょうか・・・・
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「人権法」で初、脱北6人が米国着 別班は韓国へ
http://www.sankei.co.jp/news/060507/kok038.htm
(05/07 13:30)
【ソウル=久保田るり子】韓国の通信社、聯合ニュースは7日、北朝鮮を脱出、東南アジアの米大使館に保護されていた脱北者6人が5日夜、米国に到着したと伝えた。
ブラウンバック米上院議員(共和党)がAP通信に述べた。
脱北者の難民受け入れを可能にする米国の北朝鮮人権法(2004年成立)以来、初の受け入れとなる。
6人のうち4人は女性で、家族の安全や外交問題への考慮から詳細は明らかにされていないが、同議員によると女性は「性的虐待を受けたり強制結婚させられたりしていた」という。
米国務省は脱北者の米到着について未確認としている。
一方、同ニュースによると、6人と同様に東南アジアの国で米亡命を申請していた別の脱北者たちは、韓国政府、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との接触後、本人らの自由意思により韓国入りすることが確認されたという。
(産経新聞)
(05/07 13:30)