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(回答先: 「東京裁判は違法かつ無効」(マッドアマノ) 西岡昌紀 投稿者 西岡昌紀 日時 2006 年 5 月 04 日 12:47:32)
西岡昌紀氏とkaname 氏が、非常に稚拙「東京裁判違法論」をとなえている。
その程度では、なんらの違法性を証していないことは自覚されているはずだが・・・、というより「法」とはなにか、「違法」とはなにかという疑問さえ持っていないのではないかと疑わざるを得ませんな。
<東京裁判が、両氏のいふ違法なもの>だったとして、<ではどうするの?>ということを論じていないところが、とってもアホ右翼と言えましょう。
西岡さんは、「ホロコースト」はウソだがドイツ(オーストリア)の政策の結果としてユダヤ教徒を含む多数の人が死んだことは認める立場だと理解しているのだが、では<東京裁判が違法だとして>、大日本帝国の政策の結果として多数の民間人の死者が内外で発生した>という事実は認めるのだろうか?
そこんとこを無視して<東京裁判違法論>をとなえるのは、とってもインチキだと思いますよ。(苦笑)
西岡昌紀氏
http://asyura2.com/0601/asia4/msg/329.html
http://asyura2.com/0601/asia4/msg/340.html
kaname 氏
http://asyura2.com/0601/asia4/msg/350.html
http://asyura2.com/0601/asia4/msg/352.html
http://asyura2.com/0601/asia4/msg/353.html
http://asyura2.com/0601/asia4/msg/354.html
・国際法を「法」だと思っている誤謬
毒酒を飲まされた古代ギリシャの哲人の例のとおり、「法」とは上位の暴力を背景とした強制力を持つものであり、上位の暴力のない「法」などありえません。
上位の暴力のない「法」は道徳とかモラルとかで「自然法」というものです。たとえば、「村八分」なんつうのは「自然法」ですな。
で、国家の上にはには上位の暴力がないですから、「国際法」とは「法」ではなく「自然法」なのですな。
いわば、条約集・先例集・解釈集の集合体が「国際法」となるでしょう。
国際司法裁判所なんてのもありますが、これも<当事国方の合意>が前提ですから、国内法とはまったく異なる体系です。竹島問題だって、韓国の同意がないから国際司法裁判所の裁定も始まりません。
国際法を「国内法」と同じ次元で見るから、<東京裁判違法論>などといふ珍説に惑わされるのですな。
注)上記は、学校で教える国際法の屁理屈ではありません。(笑)
でもね、かつて政府の対外交渉の委員などもやった海事国際法の先生にいろいろご相談した後の飲み会で、<結局、(国際法とは)慣習法ですね?>と感想を言ったら、<そのとおり>とうご返事がありましたな。(^^)