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“Internet Zone::Movable TypeでBlog生活”(http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2006/05/05132840.php)を見ていると、件名にした記事が日経5月2日付国際面に出ていることが分かった。
しかし日経電子版にはこの記事は出ていない。そこで図書館で閲覧コピ−して読んでみた。
インタビュー記事で
―何が根本的な問題か。
こう問われてボーゲル氏は「心配しているのは、韓国や中国で反日の気持ちが強くなっていることと、これに反発する声が日本でも強くなっていることだ」「それぞれの世論が強硬になっていることが、一つ一つの問題の解決を難しくしている」と答えている。
―問題解決には何が必要か。
これに対しては「互いの国の世論のことをもっと考えることだ。そこから始めないと、東シナ海のガス田開発などの戸別の紛争も解決しない。カギを握るのは、やはり靖国神社の参拝問題だ」「(略)参拝をやめることで、日本は隣国の人の気持ちを考えていることが伝えられる」中韓は日本の行動を客観的に国民に説明しなければならないし、日本は過去の行動について謝っていることをもっと言ってよいと述べた。
―小泉首相が「日米関係さえうまくいっていれば中韓ともうまくいく」と述べていることについては
「日米協力のみで、日本と中韓との関係が良くなるとは思わない。日中の首脳が会わないのは極めて危険なことだ。先月の米中首脳会談は、新しいことが決まったわけではないが、丁寧に政策や課題を話し合ったことは意味があった。中国が会談を拒否しているというが、靖国問題での言動を見ると、日本側も本当に会うことを重視しているのか疑問だ」と語った。
*エズラ・ボーゲル氏
1930年生まれ。米国におけるアジア研究の第一人者。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者として知られる。
必ずしも彼の主張の全てに賛成するものではないが、日中韓の問題を解くカギは「靖国」という点には大いに賛同する。