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やはりと言うか、南北閣僚会議では今後の進展が予想されそうな「目立たない」合意がいくつかなされていました。紹介します。
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出典
http://www.nkfocus.jp/warp/webapp/bbs/view?meta_id=talk&id=f5181cb926b80c944e6e6ed3
第18回南北閣僚級会談の意味と成果 ---(北朝鮮問題研究所)
第18回南北閣僚級会談は目立った成果を収めることはできなかったが、拉致被害者・韓国軍捕虜など一部の問題では多少進展があったと評価できる。
最も注目される部分は、共同報道文に、拉致被害者・韓国軍捕虜問題を「実質的に解決するために協力する」と明示した点である。
これは去る2月の第7回赤十字会談で、拉致被害者・韓国軍捕虜問題を離散家族再会行事と合わせて実施するという合意より進展したと見ることができる。
「離散家族問題に含めて解決する」という荷札を外したことになる。
韓国側は、これまで拉致被害者・韓国軍捕虜問題を離散家族と別に扱おうという立場を示してきた。
李鍾奭(イ・ジョンソク)統一部長官は、「今回は韓国軍捕虜・拉致被害者問題を提起し、その枠を形成する程度を目標とし、達成したとみることができる」と自己評価した。
具体性は欠如しているが、韓国側が提案した民族共同資源開発特区の指定と、漢江河口の共同利用事業が共同報道文に盛り込まれている点も成果としてあげることができる。
これは、南北経済協力が共同繁栄に貢献し、相互利益になるべきだという基調の上で、新しいプロジェクトの最初のボタンをかけたという点で意味が大きい。
今後実現されれば、南北経済協力のレベルを一次元高めることができるものと見られる。
韓国側の会談関係者は、「漢江河口の骨材採取に対し、北側はかなり肯定的」であるとし、「端川(タンチョン)特区にも前向きだったが、特区が法的な問題があり、様々な機関と協議しなければならないため、時間が必要であるという立場だった」と説明した。
問題は、合意事項をどのように具体化させていくかである。
まず、拉致被害者問題は、7月の第19回閣僚級会談に先駆け、6月に予定されている第8会赤十字会談で先に取り上げられるものと見られる。
北側は拉致被害者問題の解決と連携した韓国側の果敢な対朝支援と韓国側に残っている長期囚の北送案を時間を持って検討した後、赤十字会談でより具体的な反応を見せる見通しである。
しかし、北側がこれまで拉致被害者問題に見せてきた抵抗感と日本人拉致被害者問題の解決過程でもたらされた世論の逆風などは、北側の「腹の大きい決断」の支障になるものと予想され、難航するのは不可避と見られる。
一部の成果にもかかわらず、これまで何度か合意しても履行できなかった鉄道道路開通問題が、再び5月に経済協力推進委員会に延期になったことは残念な部分である。
これと共に、北朝鮮が今回の会談で、金大中(キム・デジュン)元大統領の6月訪朝を受け入れたという点も注目される成果である。
6月15日が6·15共同宣言6周年を迎える点を考え合わせると、金元大統領の訪朝は6月10日前後に行われる可能性が大きいと思われる。